fc2ブログ
Google

Entries

ちょっと奇跡的生還だったのだ。

遅ればせながら、新年おめでとうございます。
本年もよろしく。

さて、昨年後半、あまりよくなかった体調のこと――。
師走も押しつまって、ますますこじれてしまったというか、壊れました。
12月26日に某大学病院に入院。クモ膜下出血が確認され、緊急手術となり、年末から新年にかけて3週間入院という散々な正月でした。
16日に無事、退院し、自宅でリハビリを開始しましたが、現在のところ、運動・感覚機能、言語記憶などにも後遺障害は見受けられません。
クモ膜下出血としては非常に軽い、奇跡的ともいうべき生還になったみたいです。

「クモ膜下出血かも?」という自覚症状もあって、自分で救急車を呼んで病院に行きました。
「クモマク」というと、生還率の低い病気だという先入観があるからね。
口には出さないけど「だめかもしらんなあ」と、内心、半分諦めた状態での入院でした。
手術から1日半経って麻酔から醒めたら、指が動くしね、先生や看護婦さんの話も分かるし、しゃべることもできたから、「生きてるやん!?」と自分でもビックリ。

出血部位がラッキーやった。
「1ミリ上だったら、言語中枢をやられていた可能性が高いですね。あと1ミリ下だったら、即死していてもおかしくなかった」(先生の話)という幸運。
そのほか、血管の破れ方が小さかった。早めの治療ができた。再出血を防ぐことができた。開頭手術ではなく、足の付け根から脊髄動脈を経由して患部までマイクロカテーテルを入れて、出血部をコイルで塞ぐ「コイル塞栓術」という手術がうまくいった。――というような幸運が重なって、後遺症もなく、短期間で退院することができたようです。

歳をとれば、体のどこかに壊れるところも出てくるもので、それが「老いる」ということでもあるのでね。
ぼく自身は、病気のこと自体はそれほどショックではない。
でも、「クモマクで入院してまして」と電話なんかで言うと、「えーッ?」って感じで引かれるみたい。
「あのう。石川様ご本人様ですよね?」というような口ぶりになるしね。
「大丈夫です。後遺症なしで復帰しましたから」と本人が元気に言うてるんやから信じてくれるといいのですが。
「まあ、それは大変なことで」「とにかく養生してくださいませ」という話になって、いったいなんの電話だったのかわからなくなる。

予定は狂いますね。
今年は、2月はフロリダへ、4月からはボストンに移住するつもりだったので、ちょっとガックリというか。
しばらく血圧の変化などに気を使わないといけないので、飛行機は半年くらいドクター・ストップ。今年の前半は、海外遠征はお休みです。

幸運にも拾っていただいたような命という身分になりますと、少しは大事にしてやらないといけないかなと思ったりもするのです。
そんなわけで、しばらくナマのスポーツの話はそんなに書けないかなあ。
以上、ご了解ください。

2007年1月24日 石川とら

スポンサーサイト



-->
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://tra3.blog43.fc2.com/tb.php/352-80d5d3e7

2件のトラックバック

[T23] クモ膜下出血について-病気の恐ろしさを見るHP

クモ膜下出血クモ膜下出血(-まくかしゅっけつ、subarachnoid hemorrhage; SAH)は、クモ膜下腔に出血が生じ、脳脊髄液中に血液が混入した状態をいう。クモ膜下出血は全脳卒中の8%を占め突然死の6.6%がこれに該当するといわれている。.wikilis{font-size:10px;

[T34] クモ膜下出血(クモまくかしゅっけつ)

「クモ膜下出血(クモまくかしゅっけつ)」に関するブログから気になるものを見つけました。ぜひ読んでみて...

2件のコメント

[C258] 管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

[C259] おめでとう

とらさんの運の強さにおめでとう。病気はしないほうがいいけれど、どんな経験もプラスにする人に違いない。
まだまだ先は長い、ゆっくり頑張れ。

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

「どうも。石川とらでーす」

Author:「どうも。石川とらでーす」
筆者プロフィール==>
http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-2.html

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

href="http://blog.fc2.com/">blog) カワイイ☆ブログランキング