Google

Entries

「W杯放浪2」第11回 強豪、陥落相次ぐ

11 正念場グループリーグ第3戦──強豪、陥落相次ぐ

■ポルトガルやっと快勝
 6月10日。朝5時に家を出る。成田→仁川→全州(チョンジュ)への移動。
日本勝利で祝杯を重ねたため、「アルゼンチン─イングランド」戦のレポート、出発までに仕上がらず。韓国からメールで送ることにして成田へ向かう。
 30分遅れの便でやはり仁川に来る予定のK君とH君、横浜でそのまま徹夜で飲んでいたらしく、成田に向かっていますが、乗り遅れるかもしれないとの連絡。
 日本と韓国を行ったり来たりで、連日ゲームを追いかけるというのは、病的なサッカー・フリークにとっても大変なのだ。チケット代と運賃を捻出するために宿代をケチる。うれしいゲームもあれば大ショックのゲームもある。行きつくところはオールナイトの飲み屋になる。この朝を手始めに、H君はその後、予約していた飛行機に3回、乗りはぐれてしまうのだが、ルーズというなかれ。W杯放浪はまさに難行苦行の旅である。

 仁川空港からは全州行きの直行リムジンバスに乗る。全州まで約4時間。バス乗り場には、ポルトガル戦を楽しみにやってきた日本のファンが長い行列を作っていた。
 田植えを終えたばかりの田園風景を見ながら、全羅道(チョンラドウ)へと南下する。全羅道は古来、日本と関係の深かった百済があったあたり。全州、光州など全羅道の風景はなだらかな山々が続き、日本なら山陰の益田とか、琵琶湖の湖東彦根のあたり、あるいは奈良盆地の山々の風景と似ている。車窓を流れる風景を見ているだけで、いつか来たことがあるような懐かしい気分になる。
 全羅道は食べ物がうまい土地である。なかでも全州は韓国一の食通の町として知られている。日本の焼き肉屋でお馴染みの「ビビンバ」は全州が故郷。ソウルの飯屋でも全州出身者が経営する店なら裏切られることはないという。2年前に全州を訪ねたときに、「ビビンバ」の名店といわれるレストランをいくつか食べ歩いたが、どの店もメニューは自慢の「元祖ビビンバ」1品勝負。それがうまい。
 韓国料理といえば辛いという先入観があるが、全州のビビンバに添えて出されるキムチ、塩辛、山菜のナムル(和え物)などはだだ辛くない。辛味も緑から深紅まで色とりどりのトウガラシや山椒、柚胡椒など、素材に合わせて使い分けてある。
 韓国に出かける機会がある方は、全州の町を食べ歩いていただきたい。

 全州のスタジアムで久しぶりに会った韓国の記者たちから、「日本、がんばりましたね。おめでとう」と声をかけられた。「いっしょに決勝トーナメントに残ろうよ」と答えるが、みんな元気がない。
 昼間、大邱で行われた同じ「グループD」の「韓国─アメリカ」戦は「1─1」のドローに終わり、韓国は勝ち点「4」にとどまった。韓国としては、なんとかアメリカ戦も連勝して勝ち点「6」の状態で第3戦のポルトガルとの対決を迎えたかったのだが、かなわなかった。日本と同じ勝ち点「4」でも、第3戦の対戦相手を考えると、韓国のファンの気分が重苦しくなるのもしかたがなかった。
 さて、「ポルトガル─ポーランド」戦。
 ポルトガルのオリベイラ監督は、ルイ・コスタを先発から外してきた。
 パウレタとジョアン・ピントの2トップ。セルジオ・コンセイソンとフィーゴを左右に配した「4─4─2」のフォーメーション。
 キックオフ直後から双方、激しいプレスをかける。序盤は、ポーランドがカウンター攻撃でやや優勢の展開。
 しかし、前半12分、ポルトガルが一発のパスで先制。ジョアン・ピントがサイドに流れながら、ゴール前に走り込んだパウレタに絶妙の浮き球のパス。パウレタはトラップでディフェンダーをかわしてゴールマウス左隅に押し込んだ。「1─0」。
 前半半ばから激しい雨になった。土砂降りのなかでのゲームは今回初めて。この雨ではポルトガルもショートパスのやりとりはむずかしくなりそう。ポーランドは1トップのオリサベデまでボールは回るのだが、2列目以下の上がりが遅く、決定的なチャンスを作り出せないでいる。「1─0」のまま前半終了。
 後半14分、ポーランドの左サイドバック、ジュラコフがドリブルでサイド突破。ゴール前へクロスを上げた。ポーランドの2トップとキーパーが競り合ってこぼれたボールをクリジャロウィッツがゴールを決めた。しかし、キーパーチャージでノーゴールに。ポーランドを応援している韓国のファンから一斉にブーイング。
 後半15分、ポルトガルはジョアン・ピントに代えてルイ・コスタを投入。ワントップにパウレタ、2列目にフィーゴ、ルイ・コスタ、コンセイソンが並ぶいつもの布陣に。
 ルイ・コスタがさっそく魅せる。20分、ルイ・コスタがドリブルから右サイドのフィーゴにさばき、フィーゴがスライディングしながら計ったように正確なクロスを上げた。パウレタが合わせて「2─0」。フィーゴは、その直後にも、パウレタからゴール前でパスをもらい、ポスト直撃の惜しいシュートを放った。
 後半32分には、パウレタがドリブルで中央を突破。最後のディフェンダーもかわしてハットトリックとなる3点目。勝負はこれで決まった。後半43分には、ルイ・コスタと右サイドのカプショの間で華麗なワンツーを決めてルイ・コスタが4点目のゴール。初戦の負けで一歩遅れをとったポルトガルには、得失点差になる可能性も考えれば、この1点は大きいだろう。
 ミックスゾーンで会った顔なじみのポルトガル協会のボローニャ副会長も、「もう心配させないから」と、今日は上機嫌。
 しかし、先発を外されたルイ・コスタは、ポルトガルの記者団の質問にもいっさい答えず、さっさとバスに乗り込んでしまった。今日の動きを見れば、ルイ・コスタを外したのは彼の体調が悪かったわけではないだろう。オリベイラ監督の荒療治はチーム内に新たなストレスを抱え込むことになったかもしれない。

■王者フランス、ノーゴール敗退の屈辱

 6月11日。全州からソウルに戻り、仁川の「デンマーク─フランス」戦。
 今日からグループリーグの第3戦が始まる。すでに決勝トーナメント進出を決めているのは、勝ち点「6」を上げた「グループB」のスペインと「グループC」のブラジルだけ。残り14の決勝トーナメント出場権をめぐる争いはすべて大混戦。スペインとブラジルにしても、1位抜けのためには第3戦も「引き分け以上」が条件となったため、過去の大会でしばしばあった、いわゆる「消化ゲーム」や「談合ゲーム」が今回はない。
 大混戦はファンのためにはありがたいが、蒸し暑いこの時期に10日間で3試合を完全燃焼しなければならない選手たちには体力的にも精神的にもきつい第3レグになる。
 有力チームのなかでもっとも苦しい状態で第3戦を迎えることになったのは王者フランス。
 セネガルに「0─1」の負け。ウルグアイと「0─0」のドロー。勝ち点はわずかに「1」。勝ち残るためには、デンマークに2点差以上をつけての勝利が絶対条件になる。しかし、チームの司令塔ジダンが出場できるかどうかが微妙、ウルグアイ戦でアンリがレッドカード退場となり出場停止、プティもイエロー累積で出場停止と、泣きっ面に蜂、崖っぷちで頼りになる命綱もないという最悪の状態である。
 フランスチームの情報をときどき教えてもらっていたレキップ紙のPによれば、ソウルに最大の記者団を送り込んでいたはずのフランスのメディア部隊は戦線縮小を決め、帰りの航空券を手配しちゃったよとのこと。

 仁川スタジアムは、昨夜の全州のゲームとうって変わって、台風一過のように雲ひとつない。気温も25度前後。スタジアムを心地よい風が吹き抜けてゆく。
 フランスはジダンがやっと復帰した。1トップにトレゼゲ、第2列が左デュガリー、中ジダン、右にウィルトール。ボランチはビエラと、プティに代わって起用されたマケレレ。バックスもルブーフが負傷したため、右サイドにカンデラを入れてテュラムが右のセンターに、左センターはデザイー、左サイドはリザラスという布陣。
 スタート・リストを見ながら、これで現在のベストの布陣かと考えると、逆転はちょっとむずかしいかなというのが正直な感想。
 同時刻に始まる「セネガル─ウルグアイ」戦の結果に関係なく、デンマークは「0─1」あるいは「1─2」の負けでも2位は確保できる。現在のフランスとデンマークのチーム力を考えた場合、このハンディはフランスに大きくのしかかってくるだろう。
 キックオフ直後からフランスが仕掛けた。ビエラがドリブルで突進してミドルシュートを放つ。今日のゲームは少しでも早い時間帯に先制しなければならないと、フランスの選手全員がわかっている。しかし、デンマークはグラベセン、ポウルセン、トフティングの「3ボランチ」でジダンを包囲してフランスに攻めの形を作らせない。
 15分前後からジダン、デュガリー、ウィルトール、トレセゲの4人がトリッキーなパスやスルーでチャンスを作り出したが、ゴールを割ることができない。ジダンの調子はやはりまだよくない。ゴール正面でビエラから最高のロングパスをもらったが、足をもつらせて倒れてしまった。ファウルを受けてもなかなか倒れないのが本来のジダンなのだが。
 その直後、前半22分、デンマークの右サイドからのスローインをビエラがクリアミス。ボールを奪い取ったトフティングがゴール前左サイドでフリーになっていたロメンダールにセンタリング。これをロメンダールがボレーで決めた。
 得点が動くときというのは、概してこういうものだ。フランスの時間帯だったのが、ミスから一発のカウンターで決められてしまった。フランスの重荷は3点になった。
 前半38分、ジダンがキーパーの一瞬のスキを見逃さず、ペナルティエリアの左外から、キーパーの頭越えにループシュートを打った。ネットを揺らしたので決まったかに見えたのだが、ボールはわずかにゴールバーを越えていた。以後、フランスは前半終了まで中央のジダンを基点に、両ボランチにリザラス、カンデラまで加わった8人攻撃を繰り広げたが、結局、ゴールを割ることができぬまま、「1─0」で前半終了。
「セネガル─ウルグアイ」戦はセネガルが前半で「3─0」のリード。
 後半6分、ジダンの右コーナーキックがファーサイドのデザイーにピッタリと合う。しかし、ボールは左のポストを叩いて跳ね返った。デザイーが悔しがる。あれが入らないようでは残りの時間で3点はむずかしい。
 デンマークの攻めはグラベセンとトマソン、ロメンダール(あるいはグランケアー)の、前3人だけのカウンター。残りの7人は常に陣形を崩さずに自陣で守りに入っている。
 フランスは休む間もなく攻撃を続けたが、ゴールは遠いまま。そして、後半22分に勝敗は決した。グラベセンから左サイドのグランケアへ。グランケアがゴール前に通したグラウンダーのクロスを走り込んだトマソンが確実にゴールに押し込んだ。「2─0」。フランスの絶命。
 それでも、シセが、トレセゲが、ウィルトールがその後もシュートを打ち続けたが、キーパーに阻まれ、バーに弾かれ、フランスは1点を挙げることさえできなかった。ゴールバーの下っ面を叩いた強烈なボレーシュートがネット側へではなく、自分のほうに跳ね返ってきたときには、トレセゲがもうどうしようもないよと天を仰いで苦笑した。
 フランスの最期にスタジアム全体がひっそりと静まりかえっている。もうなにも起こらない。デンマークのサポーターたちが立ち上がり、肩を組んで歌を歌い始めた。
 チャンピオンはすべてを明け渡した。「EURO2000」でフランスの前に「3─0」で完敗したデンマークが、きっちりと理詰めで守るサッカーをして王者を打ち破った。
 これでデンマークは勝ち点「7」。セネガルも並んで得失点差の勝負かと思われたが、なんと後半にウルグアイが「3─3」の同点に追いついていた──ウルグアイの猛攻がどれほどすさまじかったという話をぼくはあとで友人から聞いた。
「グループA」は1位デンマーク、2位セネガル、3位ウルグアイ、4位フランス。フランスの通算ゴールは「0」。ぼくの順位予想はそっくりそのまま逆に大外れである。
 フランスに2年もつき合ってきたのはなにだったのか。ジダンの2試合欠場で覚悟していたが、さすがにガックリである。これもサッカーという予想のつかないゲームの恐ろしさというものか。

■スペイン3連勝──カマチョが選択した奇策

 6月12日。ソウルから大田(テジョン)へ。「南アフリカ─スペイン」戦。
「グループB」は、スペインが2勝の勝ち点「6」で決勝トーナメント進出を決め、南アフリカが1勝1分けの勝ち点「4」、パラグアイが1分け1敗の勝ち点「1」でまだ可能性を残しているという展開。連敗したスロベニアはグループリーグ敗退が決定。
 前夜、日本で行われた「グループE」の第3戦の結果、ベスト16戦で「グループB」の勝者と当たる「グループE」の1位はドイツ、2位はアイルランドに決まった。
 どちらと戦いたいかと問われたら、どのチームの監督も、3試合で11得点を挙げ、復調ぶりを見せつけているドイツとの戦いは遠慮したいと答えるだろう。
 スペインにとって1位突破のためには、南アフリカと引き分け以上が至上命令。ドローなら、スペインの1位、南アフリカの2位で決まり。スペインが勝った場合は、南アフリカは勝ち点「4」のまま。裏カードでパラグアイがスロベニアを破れば、パラグアイも勝ち点「4」となり、得失点差の勝負になる。ただし、得失点差では、南アフリカが「得点3・失点2」の「+1」に対して、パラグアイは「得点3・失点5」の「-2」。パラグアイは得失点差でも追いつかなければならない。
 大田に向かうセマウル号のなかで、南アフリカとパラグアイの得失点のさまざまなケースをシミュレーションする。パラグアイにチャンスがないわけではないが、スペイン1位、南アフリカ2位で決着するとみるのが妥当だろう。
 引き分け以上でOKなら、カマチョ監督は先取点を挙げたところでラウールを下げて休ませるといった采配をするだろうから、「南アフリカ─スペイン」戦は僅差の勝負になる。もともと守備型のチームであるパラグアイが2点差、3点差をつけてスロベニアを破るとは思えなかった。勝ち点で並んでも、得失点差で南アフリカの有利は動かしがたいように思われた。

 しかし、スペインのカマチョ監督は、先発メンバー11人のうち、得点源のラウール、左センターバックのナダル、キーパーのカシージャスの3人を残して、それ以外の8人のプレーヤーを第2戦のメンバーからそっくり替えてしまうという大胆不敵な作戦を取った。タフな決勝トーナメントに備えて主力を休ませるとしたらこのゲームしかないということだろうか。
 どのポジションにもほぼ同等の力のある控え選手がそろっているタレント軍団、スペインだからできたことだし、同じグループに強豪チームが入らなかったというクジ運がカマチョ監督にそのような余裕を持たせた。
 選手たちの肉体的なコンディションを考えれば、どこかで休息を取らせなければならないという監督の気持ちはわかる。
 1年前のコンフェデ杯のグループリーグ第3戦で、フランスのルメール監督が先発メンバー11人全員を入れ替えるという、相手チームを侮辱したと誤解されても仕方のない采配をして批判を浴びたことがあった。この結果、オーストラリアがフランスを「1─0」で破る番狂わせが起き、オーストラリアが2位に滑り込んだために韓国が決勝トーナメント出場から蹴落され、チャンピオンチームのフランスが韓国のファンから憎まれる遠因となったゲームだが。ルメール監督は、控え選手起用の理由を、選手たちの疲労から来る故障の発生が怖かったのだと説明した。
 そのゲーム後、ぼくはフランス・チームのリザラスに、日程についてどう思うかと、話を聞いた。リザラスはチャンピオンズ・リーグの決勝まで戦い抜いていたため、韓国にやって来るまでたった2日しか完全休養日を取れなかったんだと答えた。そして、
「こんなスケジュールでやっていたら、だれかがケガをすることになる」
 と、不吉な予告をした。
 今回のW杯では、日本と韓国の梅雨時を避けるために、FIFAは従来の大会よりも大会スケジュールを2週間近く早めた。その結果、ヨーロッパの強豪クラブに所属する選手たちのコンディション調整はますますむずかしくなった。ジダンやベッカムを筆頭に、今大会での活躍を期待されていた何人ものスター選手が万全な体調でプレーすることができなかった。ヨーロッパの各リーグの上位チームは、1シーズンに70試合──つまり週2試合を戦わなければならないという超過密スケジュールをこなしている。そして、事前合宿も含めれば、2カ月近いW杯にそのままなだれ込んだのである。選手たちの蓄積疲労、リカバリーの問題を考えるなら、W杯も含めたサッカーカレンダーの見直しやルール改正を考慮するしかない時期に来ているのではないだろうか。
 まあそれはともかく、カマチョ監督の作戦を「奇策」と呼んでは言い過ぎかもしれないが、もし、スペインの進撃のために誰がもっとも休息を必要としていたかということを考えると、それはいちばんのキープレーヤー、ラウールじゃなかったか。

 ゲームは開始早々、スペインがイージーゴールで先制した。南アフリカのキーパーが「ありゃないゼ!」という信じられないキャッチミスをしでかし、ラウールがボールをかっさらって無人のゴールに蹴り込んだ。
 しかし、前半31分、南アフリカも右サイドのカウンターから、ゴール前でノンベテがヘッドで競り勝ちし、そのこぼれ球をマッカーシーが決めて「1─1」の同点。
 南アフリカの選手たちはやはり身体能力が高い。マッカーシー、フォーチュンら有望選手の体の動きは見ていてほれぼれする。スペインでは、左右のMFに入ったメンディエタ、ホアキンがたびたびチャンスを作り出す。
 前半同点のまま終了かというロスタイムに、メンディエタがドリブルで中央突破を仕掛け、ファウルを誘った。このフリーキックをメンディエタがを直接、ゴールに叩き込み、スペインが1点リードで前半終了。
 前半終了時点で「スロベニア─パラグアイ」戦は、スロベニアが「1─0」とリード。しかもパラグアイはレッドカードで1人を欠き、苦戦とのこと。
 後半開始から、南アフリカは両サイドのMFを上げてトップ下の位置に置き、両サイドバックも上げる攻撃的布陣に変えた。そして後半8分、南アフリカは右コーナーキックからヘディングで「2─2」のタイに追いついた。
 しかし、わずかその3分後、ラウールがゴール前に上がったロングクロスをきっちり頭で合わせ、スペインがまたまた「3─2」と一歩リード。追いついたところでまた失点してしまうというのが、南アフリカチームの若さだろうか。
 その後も双方、互いにチャンスを作り出したが、追加点を奪えぬまま、後半35分過ぎから、南アフリカのソノ監督はこれ以上追加点を奪われることを警戒して守りを固めた。
 その時点では、パラグアイがスロベニアを「2─1」とリードしていたが、そのまま終了すれば、南アフリカとパラグアイはともに勝ち点「4」でも、得失点差で南アフリカ「0」、パラグアイ「-1」で、からくも南アフリカが勝ち残ると思われた。
 しかし、済州島では、南アフリカが3枚目の交代カードを切り、フォーチュンを下げた直後に、パラグアイのクエバスが、自身2点目となる3点目のゴールを挙げていた。この結果、両チームは、勝ち点、得失点差でも並び、パラグアイが総得点で「6」、南アフリカが「5」と僅差で上回って、逆転滑り込みで2位通過を果たすのである。
 南アフリカの選手たちがうなだれてピッチを引き揚げていく。スペインと互角のゲームをやり、もう指先までつかんでいた決勝トーナメント進出の栄誉は、最後の最後、わずか5分でスルリと逃げ去った。
 スペインは3連勝、3試合で9得点、勝ち点「9」の完勝でグループリーグを突破した。攻撃は問題ないだろう。しかし、失点も4。ディフェンス陣の連携に不安を残したままリーグ戦を終えた。

■Cグループ2位はトルコに

 6月13日。
「グループC」の第3戦は、水原の「コスタリカ─ブラジル」戦と、ソウルの「トルコ─中国」戦。
 FIFAへの取材申請は、ブラジルの第3戦は消化ゲームになるかもしれないと、「トルコ─中国」戦を選んでいたのだが、どちらのゲームを観に行くべきか当日の朝まで悩んだ。C組の2位がコスタリカになるかトルコになるか、実に微妙だった。
 第2戦でベルギーがチュニジアと引き分けた結果、日本が「グループH」を1位で突破するのはほぼ間違いだろう。トルコもコスタリカも1試合ずつ観てはいたが、日本と戦うことになるチームをもう一度観ておきたかった。
 C組は2戦を終えたところで──、1位ブラジルが勝ち点「6」。2位コスタリカが勝ち点「4」。3位トルコが勝ち点「1」。4位中国は勝ち点「0」で敗退決定──という状況である。
 ブラジルは対コスタリカ戦を最悪ドローでも1位抜けになる。
「最悪ドローでも」と書いたが、これはサポーターにとっての気休めの言葉だ。監督の内心はともかく、実際に戦う選手たちがそんな気分でピッチに出てくれば、どこかで墓穴を掘る。98年のフランス大会であれば、ブラジルやナイジェリアがそういうゲームをやり、チームのテンションを落としてしまった。
 どんなに強いチームであっても、ナショナルチームはクラブチームのようにいつも一緒にゲームをやっているわけではない。完成されたチームではないのである。大陸予選やグループリーグ、決勝トーナメントと、ゲームを次々とこなしていく過程でチームはより完成度を高めていく。長いリーグ戦形式の予選の段階であれば、たとえ1敗しても修正する時間的余裕があるが、本大会に入ってからのつまずきはグループリーグ戦であっても致命傷になりかねない場合もある。どんな勝ち方であっても、「勝利」の2文字はそのチームに自信を与える。苦戦であろうが接戦であろうが、自分たちは負けなかったという自信がチーム内の信頼と結束力をますます高め、選手たちに献身的なプレーをさせるのである。

 トルコは中国には勝つだろう。勝ち点「4」になる。「コスタリカ─ブラジル」はどうだろうか。コスタリカが分ければ、コスタリカの勝ち点は「5」になり、その時点でブラジル、コスタリカの1位、2位が決まる。ブラジルが実力通り押し勝った場合は、コスタリカとトルコは得失点差勝負になる。2戦を終えたところで、得失点差はコスタリカが「得点3・失点1」の「+2」、トルコが「得点2・失点3」の「-1」。3点差というのは差があるようで実に際どい。もしトルコが「2─0」で勝ち、コスタリカが「0─1」で敗れれば、並んでしまう点差だ。
「ウ~ン」。同宿のK君も悩んでいる。彼は今日はダフ屋からチケットを調達する予定でいる。ブラジル戦の「カテ3」は値が張るので、キャパの多いソウル・スタジアムのトルコ戦ならチケットは定価割れで手に入るだろうと、トルコ戦に出かけるつもりだが、やはり、日本と対戦することになるチームを観ておきたいという気持ちは同じ。
「トルコ─中国」が「1─0」、「2─0」、「3─0」、「3─1」の場合、「コスタリカ─ブラジル」が「0─1」、「0─2」、「1─2」、「1─3」、「2─3」の場合、また、得失点差だけでなく総得点がどうなるか、K君はひとつひとつ書き出して計算している。
 計算通りに運ぶことなどめったにないことは痛いほどわかっているのだが、K君、こういうことはさすがにマメ。トルコが「2─0」の勝ち、コスタリカが「1─3」の負けというあたりが妥当かなということで意見が一致した。得失点差はトルコが「+1」、コスタリカが「0」という勘定になる。
「やっぱりトルコでしょうね」「そうだね」と、いうことになった。

 スタジアムに向かう地下鉄で、「必勝」と書いた旭日旗の鉢巻きを巻いたサポーターと乗り合わせた。「日本の方ですか?」とたずねると、東京で仕事をしている上海出身の銀行マンだそうだ。「必勝」の鉢巻きを巻いた中国人サポに会ったのはさすがに初めて。
 ブーム、ファッション、表層のカルチャー世界では、歴史意識などというものはとっくに消え去りつつあるということだろうか。彼はその「必勝」鉢巻きが昔、日本でどのような意味を持っていたかなど知る世代ではない。ぼくも面倒だからそんな説明はしないが、彼はその意味を知ったところで外しはしないだろう。色鮮やかな旭日模様に「必勝」の文字。中国チームの応援にもピッタリのファッションだと思っている。
 ぼくが知っていた中国の友人たちの世代とはまったく別の次の世代の中国の若者たちが、いまは日本と中国を行ったり来たりしている時代なのだ。
 上海で生まれ、東京で暮らし、そしてソウルにサッカーの応援に来る中国の銀行マン。
 K君は東京で暮らしているが、長春とバンコクに住む友人経由でチケットを手に入れ、韓国と日本を行ったり来たりしている。
 現実のアジア世界は、歴史認識論争や民族意識といった七面倒くさい論理や知識から離れたカルチャー世代の若者たちの野放図な好奇心とたくましさによって、実はとっくにボーダーレス化しつつあるのではないだろうか。
 W杯観戦という行為は、もちろんサッカーのゲームを観る、自分のチームを応援するという行為だが、同時に2002年という時代と世界に触れる行為でもある。日韓で合計400万人近い観客を集めるイベントはそれ自体が世界に触れるメディア(媒介)なのである。そこにはサッカー以外にも、さまざまな世界にアクセスするチャンスも人も集まってくる。
 スタジアム駅の噴水広場で、光州で会った赤毛の「広東ヤッピーズ」の球迷たちとバッタリ再会した。
「中国はまだ勝っていませんけど、応援に来てよかったです」
 と、6人とも底抜けに明るい。
 今日のソウル・スタジアムは中国のサポーターが多い。中国本土からだけでなく、香港、台湾、アメリカ、日本、世界各地からやって来た中国系のサポーターが混在している。
 サポーターだけじゃない。スタジアム前の公園では「法輪講」のメンバーが団扇やパンフレットを配り歩いているし、韓国内の新興宗教各派が神も仏も入り乱れて、ミニスカート姿のスマイルギャル部隊やら、日本でもおなじみの背中に拡声器と十字架を背負って「悔い改めよ」と懺悔を迫る説教部隊やら、布教団を送り込んできている。このゴッタ煮感覚のお祭りこそがアジア初のW杯という気がするのだ。

 今日のゲームはブラジル戦に回った記者が多かったため、ぼくの席もテレビモニター付きになった。通信社、新聞、テレビのプレス席にはテレビが付いているが、フリーの記者に与えられる席にはテレビなど付いてないし、一般席と同じ椅子席に回されることのほうが多い。
 生のゲームを観ながら、裏のカードを同時に観るという第3戦ならではの贅沢。しかし、サッカーを2試合、同時に観るというのはどう考えても無理、邪道でした。誰から誰に渡ったパスなのか見落としてしまい、戦評メモは最悪になった。
 トルコの先発は、ディフェンダー以外は初戦のブラジル戦とほぼ同じメンバー。今日はコスタリカとの得失点差をはね返すために徹底して攻めのゲームをするはず。
 2試合で失点「6」の中国はディフェンスが課題。トルコの攻撃に耐えて、一発カウンターを狙うのがミルチノビッチ監督の基本戦略だろうが、トルコの攻撃をどこまで防げるかがポイント。
 しかし、開始6分、トルコは、ハッサン・シャシュが敵陣でボールを奪い取り、そのままドリブルで持ち込み力業でゴール左隅にねじ込んだ。アレアレっという間の先制点。その3分後には、ショートコーナーからヘッドで2点目。1トップのハカン・シュクルに、長身ぞろいのバックスも飛び込んでいくトルコのセットプレーは破壊力十分。要注意。
 コスタリカとのハンデはゲーム開始からわずか10分で「0」になった。
「コスタリカ─ブラジル」戦は、ブラジルが前半10分にオウンゴールで先制。直後に、コーナーキックからロナウドが決めて「0─2」でブラジルがリード。
 コスタリカ戦の戦況は、もちろんトルコ・ベンチにも、刻々報告されていた。
 コスタリカを逆転した状態になっても、トルコは攻め続けた。左右のMF、エムレ、ウミト・ダバラがどんどん攻め上がる。しかし、追加点は奪えない。
 中国はトルコの両サイドが上がった裏のスペースを衝いてカウンター。トップのハオ海東(ハオ・ハイドン)にいとも簡単にロングパスが通る。中国にも2度、3度と決定的なチャンス。しかし、キーパーの正面だったり、ポスト直撃になったり、中国の初ゴールも遠い。
「2─0」のまま、前半終了。コスタリカ戦は「1─3」でブラジルがリード。
 ハーフタイム中、トルコの記者たちの間では、「中国に1点でも返されたら、いったいギュネシはどうするつもりだ」と監督批判の大論争になった。ヨーロッパ予選当時から記者団とギュネシ監督の仲は決裂状態だったのだそうだが、ブラジル戦、コスタリカ戦と、先制点を挙げても守りきれなかったゲームが続いたために、監督への不信感はますます募っていた。
 後半が始まっても、ギュネシ監督はコーチング・エリアから、「攻め上がれ、攻め上がれ」と腕を振り回して指示を出し続けた。しかし、シュートまで行っても、なかなか追加点は入らない。
 後半11分、コスタリカが追加点。「2─3」に。両国の監督とも計算が大変になった。
 後半13分、中国の邵佳一(シャオ・ジアイ)がレッドカードで退場。
 後半17分、19分と、ブラジルが立て続けに得点し、「2─5」になる。これでトルコの2位はほぼ確定っしたはずなのだが、ギュネシ・トルコは1人少ない中国を一方的に攻め続けた。後半40分には、左サイドのハッサン・シャシュからのアーリークロスをユミト・ダバラが豪快なボレーで蹴り込み、「3─0」で終了。トルコの得失点差は「+2」、コスタリカは「-1」となり、トルコがC組2位に決定した。
 試合後、ギュネシ監督は
「昨日の南アフリカのようなことが起きるのがサッカーなんだ。なにが起きるかわからない。だから私は攻め続けた」
 と語った。そして、トルコの対戦相手は日本になるだろうと断言した。

■日本、「グループH」を1位で突破

 6月14日。ソウルから大阪へ移動。「チュニジア─日本」戦。
 午後3時半からの日本の第3戦に合わせて、仁川から関空に飛ぶ。
 同じ便で「グループC」1位を決めたばかりのブラジルチームも神戸に移動する。チェックイン・カウンターの前に、バッグや機材を満載したコンテナが次々にやって来る。いったい何トン分あるのか。チームスタッフが汗を拭き拭き、最終点検に追われている。海を渡ってのチーム移動はなるほど大仕事。
 チーム担当のブラジルのプレスもいっしょに移動する。ブラジルの選手たちは最後の最後にファーストクラスに乗り込んだようで、様子はわからない。協会関係者の席が足りなくなったらしく、でっぷりと肥えた協会幹部がエコノミー席のところどころに空いた席にやれやれと腰を下ろす。
 離陸前からブラジルのプレスの面々はサンバを歌い出した。「口三味線」ならぬ「口ギター」や「口パーカッション」も入って、にぎやかなこと。大阪到着まで機内はずっとサンバ大会状態が続いた。
 ブラジルの次のゲームは神戸。しばらくは神戸がベースキャンプになる。神戸のあと静岡、それから埼玉に横浜と移動になるので、新幹線について教えてくれと記者連中から頼まれる。さすがサッカー王国のプレスは違う。彼らの予定では、最初から自分たちがファイナルに勝ち上がることになっている。「勝てないかもしれない」などという弱気な言葉は彼らの頭のなかにはない。一度でいいから、そういう王様気分でW杯を眺める経験をしてみたいものだが、こればっかりはどうしようもない。

 大阪はすでに真夏の蒸し暑さで。気温は33度を超えた。
 長居競技場に集まった「ニッポン・サポ」もゲーム開始前からヒートしっ放し。「ニッポン! ニッポン!」のコールでスタジアムが揺れる。
 日本の先発はロシア戦とまったく同じメンバー。チュニジアもイエロー累積のガブシに代えてクレイトンを入れてきた以外は第2戦とほぼ同じ布陣。
 チュニジアもベルギー戦を引き分け、勝ち点「1」をゲットしたので、2点差以上の勝ちなら逆転2位浮上の可能性もわずかながらある。当然、最初から攻撃を仕掛けてくると予想していたのだが、チュニジアは「4─4─2」で守りをかため、カウンターをねらう定石通りのアウェー戦。
 前半10分過ぎから日本のペースになった。中盤の細かいパス回しから、明神が積極的に攻め上がり、サイド攻撃を仕掛ける。しかし決定的なチャンスには至らない。何度となくあったセットプレーのチャンスもチュニジア・バックスの懸命のクリアでものにできない。
 前半32分、業を煮やしたのか、松田が右サイドを駆け上がって攻撃参加したが、ヒデから松田へのスルーはカットされた。34分には、ゴール前で戸田の縦パスをもらった柳沢がフリーでシュートを放ったが、キーパーがキャッチ。
 終盤はチュニジアの時間帯になった。39分、メルキ、ベン・アシュールのワンツーから中央を突破され、ジャジリが強烈なシュート。ゴール右にそれて助かる。ジャジリをバックスラインの裏側に入れてしまうと危険。43分、44分と、チュニジアのコーナーキックを際どく逃れた。ロスタイムに入り、右サイドのトラベルシが中田浩と戸田の間隙を衝いてペナルティエリアにカットイン。戸田ともつれ合って倒れたが、PKを取られずにすむ。ホームチームのアドバンテージで救われた気分。
 重苦しい展開のゲームだが、この一戦の重要性と暑さを考えれば、やむをえないだろう。ただいかんせん。シュートの数が少なすぎる。前半でゴールマウスに飛んだシュートは3本か4本しかない。シュートを打たなきゃゴールは入らない病に逆戻りした状態。
 後半開始から日本は柳沢に代えて森島を、稲本に代えて市川を投入。市川は右サイドに入り、明神が右ボランチに。
 トルシエ監督のこの采配が見事に当たった。
 後半3分、森島のファーストタッチが日本の先制ゴールになった。ヒデがペナルティーエリアの右脇に出したスルーパスをチュニジアのディフェンダーがクリアミス。ゴール前にこぼれ出たボールを森島が冷静にゴール左隅に蹴り込んだ。このチャンスを呼び込んだのは、届きそうに見えなかった球足の長いスルーを最後まであきらめずに追いかけた鈴木の献身的なプレー。鈴木の突進がチュニジア・バックスを慌てさせた。
「ニッポン! ニッポン!」のコールが鳴りやまないなか、後半8分には、右サイドでボールをキープした鈴木を市川がオーバーラップ。そのままサイドライン沿いをドリブルで上がり、センタリング。快心のサイド攻撃だったが、残念、森島のダイビングヘッドは左ポストを叩き、2点目はおあずけ。
 先制点とサポーターの声援に押されて日本の攻撃に弾みがついた。市川が何度も何度もサイドライン沿いを駆け上がってはチャンスを作り出す。
 後半20分には、右サイドから蹴ったヒデのフリーキックから小野が上半身をたたきつけるようなヘッディングシュート。このシュートも、キーパーに右手一本でクリアされてしまった。
 後半30分、右サイドの市川が今度はドリブルでカットイン。ダミーで2度、相手ディフェンダーを振って、チュニジアの最終ラインの裏側に絶妙のタイミングでアーリークロスを放り込んだ。このボールをヒデがダイビングヘッドで見事に決めて2点目。この2点目で日本のH組1位がほぼ決まった。
 後半39分には、ヒデに代えて小笠原が入った。グループリーグの第3戦、しかもその終盤にヒデに代えて小笠原を使うという、こんな余裕のある展開をだれが予想していただろうか。
 ロシア戦の緊迫した終盤とは異なり、4万5千のサポーターがなんの心配もなく「ニッポン! ニッポン!」「ニッポン! ニッポン!」と歓喜の雄叫びを挙げながら、試合終了のホイッスルが鳴るのを待ち受けた。
 2勝1分の勝ち点「7」。得点「5」、失点「2」。「トルシエ・ジャパン」は見事にグループリーグを1位で突破したのである。

 取材を終えて、千日前の飲み屋で開かれたRさん、K先生たちの祝勝会に合流。日本の勝利を心から喜ぶ。勝利のあとのビールはやっぱり最高。
 そのまま「ポルトガル─韓国」戦をテレビ観戦。韓国にも、大好きなポルトガルにも決勝トーナメントに残ってほしかったのだが、そんなにうまくいくわけがなかった。
 生き残りをかけた大一番で、朴智星(パク・チソン)が決めたあまりにも美しい先制ゴールに魅了され、その直後のジョアン・ピントのレッドカード退場に震え上がり、後半のポルトガル2人目の退場となった、ベトに与えられた2枚目のイエローでぼくの酔いはさめた。
 タイトなマークで韓国はポルトガルの攻撃を完全に封じ込めた。結局、ポルトガルは、第1戦アメリカ戦の出だしのつまずきから立ち直ることができぬまま、またフィーゴもルイ・コスタもパウレタも消えていった。
 韓国は「2勝1分」勝ち点「7」。両開催国がそろって決勝トーナメントを決めるという見事なW杯である。

■W杯放浪 2 次の記事へ--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-115.html


スポンサーサイト
-->
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://tra3.blog43.fc2.com/tb.php/114-dd5cc3e1

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

「どうも。石川とらでーす」

Author:「どうも。石川とらでーす」
筆者プロフィール==>
http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-2.html

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

href="https://blog.fc2.com/">blog) カワイイ☆ブログランキング