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「W杯放浪2」第17回 JAWOCのチケット「お手盛り」疑惑

17 ネット報道の敗退──JAWOCのチケット「お手盛り」疑惑

 時間が相前後するが、ファイナル前後、ゲームとは別なところでいろいろなことが起きた。ふりかえって追記しておく。

 6月27日。終日、原稿書き。
 ファイナル前日の大邱での3位決定戦「韓国─トルコ」戦は出かけず。体力、資金ともに尽き果てた。
 懸案だったJAWOCのチケット問題について、27日深夜、以下の記事を「スポナビ」に送った。この問題については、当初、週刊誌で書くつもりだったが、大会中の発売号ではページが取れず、困っていたところを、「スポナビ」の編集部からやりたいとの話で書いた。
 インターネット・メディアという新しい報道手段の登場で、これまでの新聞、放送、出版といった既成の組織メディア以外にも、報道や表現の可能性は広がりつつある。しかし、ネット・メディアは、資本的にも、携わるスタッフの経験においても、まだまだ発展途上であり、編集権や著作権という報道メディアが本来持っていなければならない自覚がまだ育っていない。
 この記事は、スポンサーから圧力によって、記事を勝手に削除されてしまうということになってしまう。
 W杯報道というせまい領域の問題としてではなく、特定の企業、団体、個人の圧力によって記事が曲げられたり、あるいは削除されたりということが起きるようでは、ネット・メディアが社会で信用できうるメディアとして成長できるかどうかというメディアの問題として論議されるべきだろう。

「JAWOCのチケット「お手盛り疑惑」について、文部科学省ならびにJAWOCに調査を要求する」
(6月28日「スポナビ」掲載、6月30日削除される)   

 6月19日の宮城スタジアムでの「日本─トルコ」戦でも、バックスタンドほぼ中央部に多数の空席が残ったまま、日本代表にとって結果的にラストゲームとなった日本戦が行われた。
 大阪でのチュニジア戦や横浜でのロシア戦に比べれば、「チケット譲ってください」の札を持ったサポーターの姿こそ少なかったが、チケットを求める熱心なファンがいるのに、チケットを売り渡せないというジレンマは解消できなかった。
 韓国、日本を行ったり来たりの筆者の元には、JAWOC、KOWOCをはじめ多くの大会関係者から、さまざまな問い合わせや連絡が入ってくる。 
 チケット問題にからんで、JAWOC関係者からショッキングな情報が入ってきた。
 日本に帰ってきている間に、複数の関係者に個別に取材した結果、信憑性が非常に高いと判断せざるをえないため、以下、報告する次第。 
  1 JAWOCのチケッティング部門の責任者である幹部が、バイロム社のチケット販売の失敗でチケッティング業務に大トラブルが発生している最中に、外部の縁故者に「君のチケットを出しておいたから、取りにきなさい」という電話をかけ続けていたという疑惑。
  2 もうひとつは、スタジアムの空席(チケット販売失敗問題)を少しでも埋めるためか、JAWOCがJAWOC職員と職員家族に、売れ残りチケットの優先配布──配布か販売かも問題であるが──を企画していたというもの。
 JAWOCの幹部は、この問題がマスコミに漏れることを心配して、各メディアのJAWOC担当記者にもチケットを1枚ずつ提供しようという申し出をしていたことまで判明している。チケット問題でマスコミがJAWOCに対して批判姿勢をとるまえに、懐柔しておこうという意図があった可能性が強い。
 筆者の世代にとって、今回のW杯は、開催国サイドの人間として関わるのは今回が最初で最後のW杯になる。少しでも楽しいW杯になってほしい、ひとりでも多くのサッカーファンが楽しい思い出を持つことができるW杯であってほしいと願いながら、報道に関わってきた。
 JAWOCや開催地組織委の職員の多くが会場現場に散って、大会成功のために懸命に努力しており、彼らのケアやホスピタリティーの力を借りて大会取材を進めている立場からすれば、JAWOCの一部トップ官僚が行っていたと推定される浅はかな行為には泣きたい思いである。
 疑惑がささやかれているJAWOC幹部(局長)は、チケッティングなど、JAWOCの最重要業務の責任者。FIFAやバイロム社とのチケッティング、アコモデーションなどの業務の交渉責任者でもあった。
 同局長は、旧自治省(総務省)からの出向組。大学時代までサッカー部に所属していたこともあり、サッカー部人脈や旧自治省関係者からチケットの入手を頼まれるが、立場上、それはできないからと断っていると常々話していた。
 筆者自身、2月に、もし、特殊なコネを使ってチケットを特定の人物に回すというようなことをした場合、あるいはそれが発覚した場合は、そのことを記事にすると、同局長本人にはっきりと言ってあった。
今回、この記事を書くにあたっては、当然ながら、6月20日に、最終的に本人にも電話でインタビュー確認を行った(日本と韓国の開催地を行ったり来たりだったため、直接、面会することはできなかった)。以下が電話でのやりとりの詳細である。

 ──あなたが「君のチケットを出してあるから、取りにくるように」と、複数の縁故者に電話をかけているという内部告発がありますが。
「いったいそんな話をだれが……。(しばらく無言)そういう(見せてあげたい)という気持ちがあったことは事実ですが。ちょっと見させたいという気持ちは……」
 ──そういう電話をかけたことはないんですか?
「……。(しばらく無言)。あとでかけなおしますので」

 電話がかかってこないので、こちらから15分後に再度、電話。
 ──特定の縁故者にチケットを準備しておいたからという電話をかけたことはありませんか。
「……。」
 ──していないのなら、していないと返事すればいいじゃないですか? 否定できないような問題があるんですか。
「……。していませんよ。そんなことは」
 ──していないんですね。そうすると、複数の告発があった話とは違ってきますが。あとで特定の縁故者にチケットを出していたということが発覚するようなことがあっても、問題ないんですね。していないということで。
「……。どこでどう動いているのかな。そういう話は。いったいだれがそんなことを言っているのか」
 ──それは言えません。ただ、非常に詳細な話で、信憑性が高いので。記事にする以上は、当事者に最終確認してからじゃないと。
「……。そんなことはしていないです」
 ──JAWOC内部で、職員とその家族にチケットを進呈しようという話があったそうですが。
「その話も知らないですよ」
 ──チケットを職員に優先的に配布したとしたら、「お手盛り」という批判を浴びることになりますね。こういう案を実行したかどうかはともかく、チケットを配布するということになると、チケッティングの責任者がOKを出していないと、実現できない話ですね。
そういう話があったことも知らなかったというんですか。
「やるかやらないかという議論だってしてないし。みんな苦労してるから見せてやりたいからという気持ちはありましたけど」
 ──JAWOCがJAWOC担当のメディアの記者に、チケットを1枚ずつ進呈しようとした動きがあるんですが。
「誰がそんなことをやったんですか」
 ─―JAWOC幹部から具体的な働きかけがあったのは事実です。裏は取れていますので。当然、そういうチケットを配ろうとすると、幹部のどなたかが言い出したことのはずなのですが。関与はしていませんか。チケッティング部が知らないというのもおかしな話ですね。
「知りません」
 ──特定のメディアとかに一般販売に回されるはずのチケットが流れているケースもありますが。
「それはスポンサー枠の」
 ──そうではないものが、優先的に販売されていますね。買ったところも判明している。当然、そういうものは、チケッティング部が関与しているはずですが。100枚だとしても300万円ですからね。伝票にチケッティング部がOKしないと(ハンコをついていないと)、出せませんでしょ。
「そういうことはしていません」
 ──じゃあ、JAWOCには、チケッティング部が関与していない一般販売枠のチケットがプールされているわけですか。
「そういうものはありません」
 ──じゃあ、そういうルートにはいっさい販売していないんですね。
「それは私は承知していませんから、そういうケースがあるのかどうか調べてみます」
 ──特定の関係者にチケットを出す。たとえば、VIP枠の招待者に紛れ込ませてチケットを出すということをしていませんか。
「どうしてそういう話になるのかな。優先的に渡すようなことはしていない」
 ──「君のチケットを出しといたから」というのは、VIP枠処理で出したのでは?
「それは答えようがないです」

 筆者の「君のチケットを出しておいたから」という電話をかけていませんかという質問に対して、しばらく明確な否定の答えがなかったのは、とても残念である。していないのであれば、即座に否定すればいいことなのだが。
 なお、同局長には、本記事に対して、事実でないというのであれば、どしどし反論していただきたいとはっきり伝えてある。JAWOC並びに同局長の反論をお待ちしよう。

 JAWOCの一部幹部が、数百万通に上るファンのすべての購入申し込みに対して公明正大に抽選処理されたことになっていた一般販売チケットを、役得を利用して特定の関係者や機関に優先的に配布していた──料金を誰が支払ったのかも大きな問題──とすると、W杯の公的な運営機関であるJAWOCの信頼性は大きく損なわれよう。
 内部告発により、そのような疑惑が指摘されている以上、JAWOC並びにその監督官庁である文部科学省はその真偽を確認し、早急に公表する必要があるだろう。
 関係者などから取材した情報によれば、そのような疑惑工作を行った可能性が高いのは「VIP枠招待者チケット」と見られる。
 VIPリストに名前を滑り込ませてあれば、実際にVIPであろうとなかろうと、招待券を発券させることができるわけである。どの人物は「VIP」であり、「VIP」ではないかという線引きは、JAWOC内部には明文化された規定があったはずである。まず、JAWOCはどのような規定で招待者の選別をしたのか(招待者リストを作成した時点の)規定と、その規定に従ったリストであったかどうかの洗い直しをして、「お手盛り疑惑」について、自ら詳細を公表すべきである。
 また、国内一般販売で、各ゲームごとに何枚が販売されたのか、正確な枚数が公表されていないのも不思議である。JAWOC扱いの国内販売チケットの100パーセントが一般販売に回されたのかどうか。JAWOCの関係者向け内部留保分としてプールされた一般販売チケットがあったのではないかという疑念も晴れない。
 JAWOCは、バイロム社の海外販売の失敗で、収支が赤字になるのは必至になっている。大会後、運営赤字の処理をだれがどのように負担するかという将来的な問題を考えた場合、「お手盛り」や「つけ回し」が行われていた可能性の強い「御招待チケット」問題は見過ごすわけにはいかないだろう。
 VIPなどの招待券として使用された「カテゴリー1」のチケットは、決勝トーナメント分も含めると、1枚平均価格3万円以上になる金券である。10開催自治体からの出資金や公的機関からの補助金で運営されているJAWOCに「お手盛り」や「つけ回し」は許されないし、「長野五輪」後に長野市が招致運動時の金銭出納資料を焼却したとして、詳細を発表しなかったような馬鹿げた事態は許されないことを肝に銘じていただきたい。

 この記事に対して、6月28日の午後、スポナビの事実上の親会社であった広告代理店D社を通じて記事を撤去するようさっそく圧力がかかった由、担当のM君から電話。D社のW杯関連部局のスタッフからも、JAWOCがあの記事を撤去するように何回も泣きついてきていますとの連絡がある。
 JAWOCの運営姿勢について、ぼくは2年近く批判的な記事を書いてきた。ぼくが書いたほとんどの記事を幹部がコピーして回覧していたことを、現場の職員たちからは聞いていたが、幹部たち自身はどんなスッパ抜きや皮肉な記事に対しても黙殺するフリをしてきた。記事を書いた本人に直接、反論はしない。ただし、ある月刊誌の編集部に対して、人を介して記事に手心を加えてくれるよう依頼してきたというようなケースはそれまでもあった。今回の記事でもJAWOCは、著者本人には連絡してこないが、そのかわり、スポンサーとして代理店経由で圧力をかけた。
 不祥事があったのかどうかという事実解明よりも、記事自体をモミ消してしまえば不祥事の存在を世間に知られずにすむというやり方である。
 記事に変な圧力をかけるようなことはやめるよう、JAWOCの広報部に電話を入れる。担当者はまだ記事自体を読んでいないので、記事を送ってくれとのこと。上層部のだれかがJAWOCの名前を使って圧力をかけたものと思われるが、困ったことで申し訳ないとの答え。
「スポナビ」のM君より、D社から記事削除を求める圧力がますます強くなった。記事がどういう裏付けによるものか、また問題の局長との電話での会話が録音されているのかなど、上司から詳細なチェックが入ったとのメール。
 局長がチケットを関係者に斡旋していた電話を入れていた日時、場所も、その現場にいた第三者から証言を取り特定できていること、幹部も含めてJAWOC関係者から事情を確認していること、電話インタビューを録音したかどうかは現時点では明らかにできないこと、記事自体に名誉毀損の疑いがあるというのならJAWOCが訴えればいいし、ぼくの側は反証できる資料をそろえてあるから受けて立ちましょうと返信。
 M君、スポンサーサイドに立つ「スポナビ」経営陣から、相当、厳しくシボられているらしい。この記事で彼を辞めさせるわけにはいかず、がんばれるところまでがんばってみてダメなら落ちるのも仕方ないかと弱気になる。
 翌日、D社の広報部にも、署名原稿である報道記事に対してもみ消しの圧力をかけるというような前時代的なことはやらないようにとクレーム。「本当にウチがそんなことをやったのでしょうか」との返事に、D社から圧力がかかったと口頭ではなくメールで報告が来ていることを伝える。
 しかし、バナー広告収入が入らず、資金的に行き詰まっていた「スポナビ」は、スポンサーの圧力には抗しきれなかった。
 後日、D社の広報部から、当社の圧力ではなく、「スポナビ」の独自の判断として記事を撤去したそうですという連絡があった。
 M君からは自分の判断ミスで申し訳ありませんとの連絡をもらったが、記事を撤去するにあたって著者の最終的な同意確認はなし。またその後の責任問題をどうするのか、原稿料をどうするのかというあたりまえの連絡もない。
 ネット・メディアなどというものは、所詮、スポンサーから頬を引っぱたかれると転んでしまうということか。
 ネット・メディアのおもしろいところ、あるいは困ったところは、「スポナビ」が記事を削除した途端、勝手にぼくの記事をそのままコピーしたダミー・サイトが誕生したことである。オリジナルを削除したところで、記事を回し読みしたい人々はコピーして自分のホームページに掲載してしまう。
 ネットの世界には著作権という意識がない。著作権というのは権利であると同時に、発表する論述に対して責任と義務を負うのであるが、ネットの世界にはそれがない。ハンドルネームと匿名があたりまえの世界がネット・メディアであり、そういう世界に「報道の自由と責任」という旧世界の基本ルールで接しようとすること自体が無理な相談なのかもしれない。
 なお、「チケットお手盛り疑惑」について、JAWOCの遠藤安彦事務総長は大会後の記者会見で、一部幹部職員にチケットを配っていたこと、JAWOC内部に一般販売分とは別に内部留保していたチケットがあったことを認めた。件の局長はFIFA、バイロム社からの集金というもっとも重要な仕事が残っていたはずなのだが担当業務を外され、処分なしのまま総務省に戻された。また、経営が悪化していた「スポナビ」はW杯後、ネット大手の「ヤフー・ジャパン」に組織、ブランドごと身売りすることになった。

 6月28日。
 東京スタジアムで行われた「W杯記念コンサート」を取材に出かける。
 鼓童、B'z(ビーズ)、エアロスミスのジョイント・コンサート。
 雨のなか、B'zのファンクラブでスタンド席、アリーナ席ともほぼ満員。FIFA主催で、W杯に合わせて有料コンサートを行うのは初めて。ゲームと合わせて世界に同時中継されるとのこと。FIFAの冠コンサートは、FIFAやオフィシャル・パートナーにとっては新しい収益源にもなるということだろうか。
 B'zのボーカル稲葉浩志もエアロスミスのスティーブン・タイラーも、W杯記念コンサートだということで、サッカーノリのトークやアドリブで盛り上げるのだが、B'zのファンはB'zを見たいから来ている。サッカーやW杯の話などどうでもいい。B'zの出番が終われば、エアロスミスの演奏も聞かずに引き揚げる観客多数。エアロスミス、70年80年風のノリのドライブでなかなかよかったのだが。
 B'zだけで東京スタジアムを満杯にすることができる日本の音楽マーケットというのはたいしたものだ。サッカーファンは確かに増えたが、FC東京もヴェルディも、B'zというたった1つのバンドのファンクラブの動員力にも太刀打ちできない。
 ロックのライブもサッカーのゲームもエンターテインメント・ソフトであり、興行ビジネスである。B'zのファンたちが1曲目から立ちっ放しノリノリで歌っているのと、ゴール裏のサポ席のノリはほとんど同じ。「稲葉さーん!」とステージ前に殺到するファンと、「俊輔ーェッ!」と叫ぶサポーターと違いはない。日本のロック・ビジネスがファンをどのようにして掘り起こしてきたのか、W杯後、Jリーグが本当に生き残りたいなら検討してみる価値があるだろう。
 せっかくの日本開催のW杯であるのに、日本の会場では、Jリーグのプレーヤーや各開催地のサテライト・チームが前面に出てこなかった。FIFAとJAWOCとの取り決めで、オフィシャル・パートナーやオフィシャル・スポンサー以外はW杯を使った営業活動が行えないことになっていたのはわかるが、W杯はサッカー文化振興のためのイベントである。各チームのスタッフは地元組織委員会の運営スタッフとして参加し、開催地のサポーターたちもボランティアとして招致当時から積極的に協力してきた。W杯という最大のイベントをJリーグのプロモートのために有効活用できなかったのは残念。

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