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ライプチヒ・レポート

ライプチヒから石川とらです。

ライプチヒからなのに、今日はまず野球のW杯「WBC」の話。
もう書いてもいいというか、解禁になったと思うので、今日(9日)、日本ではWBCの「王ジャパン」のメンバー発表、スポンサーの発表が行われます。
ファイナル・ドローと同じ日にぶつかってしまったけど、新聞では〆切時間の関係で、「WBC」のほうが明日のトップ記事になるのかな。ドローは夕刊と明後日の朝刊ということになるのでしょう。
そのうえ世界クラブ・チャンピオンシップと、大イベントのニュースがぶつかります。
このニュースメールは、どちらかというと、サッカーファンの読者が多いのですが、しばらく耳を貸していただければ。

野球のW杯については、MLBのビジネスで企画されたものだとか、MLBでも賛成しない球団があるじゃないかとか、参加しないスーパースターも多いじゃないかといった疑問をちゃんと検証しないで記事にした新聞、多かったですね。
ぼくは基本的に野球のW杯について、もしそういうトーナメントを見ることができるのなら、どんなに楽しいだろうという立場です。それで、そういうトーナメントを実行するとすれば、最高水準のプレーヤーをそろえているのがMLBである以上、現実問題としてMLB主導で企画されるしかないわけで、ほかの野球国が開催に賛成しているなかで、日本だけが「うちは参加するかどうかわからない」などと、最初から言える状況ではなかった。
それなのに、プロ野球機構のトップ(コミなんとかさんだなあ、問題は)の現実認識の甘さのせいで、選手会にちゃんとしたブリーフィングをしなかったから、選手会がケチをつけるという状況が生じてしまい、新聞各紙もネガティブな記事を載せてきた。

MLB側も(セリグ老)のイラチな性格もあって、ほかの国への根回しよりも先に、実現を急ぎすぎたというのは事実でしょう。セリグ老自身の健康面での不安が、自分がコミッショナーであるうちに実現するという焦りにつながったと、ぼくは見ています。MLBの幹部には、世界イベントにするのなら、日本にはコー・リスペクト(根回し)という古いエチケットがあってね、それをわかっておいたほうがいいよという話をしたのだけど。

松井選手がどこから参加することになるのか。キャンプの中盤から終盤といういちばんデリケートな時期に、アメリカから日本に戻ってアジア・リーグにも参加するのかどうか。松井選手は第2ラウンドのフロリダから参加するんじゃないかなという可能性をぼくは60%くらい考えています。
はたして、それで日本ラウンドを放送するテレビや新聞社、冠スポンサーがOKするのかどうかはわかりませんが。

ただ、はじめて行われたアジアクラブ選手権(ロッテが優勝したトーナメント)が好評だったことを考えれば、WBCも、それなりに盛り上がる国際トーナメントになるはずです。
初めてのW杯は産みの苦しみがあってあたりまえと考えるべきでしょう。

さて、ライプチヒ。
続々と各国チームの代表団がライプチヒ入りしてきました。
ジーコ監督も夕方、ライプチヒ入り。ただし、ライプチヒ空港で日本のテレビカメラの砲列に迎えられたんだそうで、大大大不機嫌。チームホテルで待機していた日本記者団にはひと言もコメントなし。アリャリャの空振りになりました。
空港でのコメントはたぶん日本のテレビで流れたと思いますが、バルセロナから飛んできた守本和宏君が空港で拾ってくれたので、それを紹介しておきます。
「いまはもう平常心です。出場権を獲得する仕事は果たしたので、あとはどこの国が来ようと、焦っても仕方ないし、普通の気持ちでいきますよ。とにかくピッチ上で結果を出すしかないので、サポーターのみなさんに本大会で応援してもらいたい」
だそう(鈴木通訳の語調、そのままだなあ)。

今朝(8日の朝)、ホテルで朝飯のソーセージを取りに行ったら、中山雅史選手とバッタリ。
「来るんだかどうだか、心配してたんだよ」
「肋骨、ポッキリやっちゃいました」
とゴン節。それでも晴れの舞台に来てくれてご苦労様です。その体で、今日もホテルのトレーニング・ルームで自転車こぎをずっとやってるんだから、さすがだねえゴンちゃん。また惚れ直しました。

注目の的はやはりオーストラリア監督のフース・ヒディング。またまた男を上げて、彼が行くところ、世界中のプレスが集まってきます。
オーストラリアは日本と同じ組になる可能性もあるので、明日のドローが終わってから、ぜひ、話を拾いたい監督のひとりです。
「おめでとう。心の底から尊敬しているよ」と挨拶だけしたら、去年の「PSV-ミラン」戦のあとで少し話を聞いていたので、憶えてくれていたのか、「な、やっただろう」と片目をつぶってウィンクで握手。
ぼくが好きなスウェーデンのラウス・ラガーベック監督とは、EURO2004で毎試合、話を聞いていたので、おお来たのかと歓迎されました。「来年は君のチームをフォローするよ」と、もうその気になっていることを話したら、「ウェルカム」だそうです。

どの監督も、ドロー前の日本チームについてのコメントは、おせじが80%くらい入っているので、書いても意味がないし、これはまだしばらく業務秘密。ごめんなさい。

でもねえ。明日はミックスゾーンに入れるのかなあ? 日本からは本当に大部隊が来ていますので(昨日までの感じでは日本の取材陣がいちばん多い)、いまのところフリーはミックスゾーン・チケットは除外扱い。それをどうするかで、昼間ほとんど時間をつぶしてしまい、いろいろ手を打ったので、ひょっとしたら入れるかもという状態。実際、ミックスゾーン・チケットをもらえない新聞社もあるんです。競争が激しい。
あとは、情報のないアフリカ勢のデリゲートと初対面の挨拶を続けています。どこかとは当たることになりそうだから。その下工作。

最後に真面目なうれしい話。
以前、ニュースメールにも書いたことがありますが、イラク・サッカー協会への支援について、FIFAが検討を開始したとのうれしいニュースを、FIFA理事の小倉日本協会副会長より教えていただきました。

ぼくが当初、提案していたサマワとバクダッドの2カ所に人工芝ピッチをという案は、日本政府外務省のODA助成を勝ち取ることができず、また、中越地震やその後のインド洋津波など、大きな自然災害が重なったこともあって、民間からの募金でまかなうのはむずかしい情勢にありました。FIFAに対しては、昨年初めから、FIFAの「Gall Program(開発途上国協会への支援プロジェクト)」をイラクに適用してくれるよう、要請を続けてきました。日本協会やAFC(アジアサッカー連盟)も、FIFAに対して、同じような働きかけをしてくれ、バクダッドに1面、人工芝ピッチを建設することを基本案として、FIFAとイラク・サッカー協会との間で協議が始まりました。

どこの予算であれ、1面だけでもイラク国内にピッチを作ることができるとしたら、大きな前進になります。イラクでは国内リーグも再開されることになり、試合ができるピッチを1面でも欲しい状態です。北部クルディスタンに、戦災に遭わずにすんだ天然芝のサッカー場が1面だけあり、代表チームのトレーニングも最近はそこでやっているようですが、バクダッドに練習場さえないため、対外試合に出かけるときは(イラク国内では国際試合をできる状態にありませんので)相変わらず、ヨルダン・アンマンのフットサル場で練習している状態です。
まずバクダッドに1面、それに関わる付帯施設などの改善に、日本政府のODA助成などをお願いする運動を続けます。また、各国のジャーナリスト仲間とも、この件、連絡を取り合って世界的な支援運動として取り上げてもらいつつあります。

2005/12/08 ライプチヒより石川とら



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