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アジア予選北朝鮮戦バンコク開催か?

アジア2次予選北朝鮮戦についての5/9夜23時段階の状況。

1) 北朝鮮戦(6/8)の代替開催地がタイ・バンコクに決定。
5/9深夜、FIFAより、日本協会に、北朝鮮戦の代替開催地をタイ・バンコクにするとの最終決定のファクスが届いた。

FIFA側は、4/29の規律委員会の決定に対して、北朝鮮協会から期限内にアピール委員会に反論上訴がなかったとして、規律委の「中立の第三国で無観客での開催」との決定が最終結論となったもの。
この通知は、日本協会、北朝鮮協会、AFC(アジアサッカー連盟)に同時に通知された。

*参考=FIFAメディアから送られてきたこの件に関する発表。
Korea DPR – Japan FIFA World Cup™ qualifier to be played in Bangkok

Following the incidents that occurred during the last two games of the 2006 FIFA World Cup Germany™ preliminary competition hosted by the Korea DPR Football Association (vs. Bahrain on 26 March and vs. Iran on 30 March), the FIFA Disciplinary Committee decided on 29 April 2005 that Korea DPR’s next “home” preliminary competition match (vs. Japan on 8 June 2005) would be played behind closed doors at a neutral venue.

As no appeal was submitted by the Korea DPR Football Association within the time allotted by the FIFA Disciplinary Code, the Disciplinary Committee’s decision is now final.

In application of this decision, the Organising Committee for the FIFA World Cup™ (Sub-Committee for Urgent Matters) has today announced that the Korea DPR–Japan preliminary competition match will be played on 8 June at a neutral venue in Bangkok, Thailand.

今回の代替開催地の通知は、両協会がそれぞれ別な代替開催地にするよう、拒否できる「打診」あるいは「勧告」ではなく、両協会とも拒否できないFIFAの最終的な決定である。

W杯予選のレギュレーションで、試合開催地は1か月前までに決定することと明記されている。このため、大陸予選も含めて、試合開催地を決定する権限を持つW杯組織委員会は(実質的にはFIFA事務局が代替地の選定を行っている)、代替開催地について、候補地をタイ案に絞って検討を進めていた。

小倉純二日本協会副会長は、9日夜の記者会見で、FIFAサイドが候補地に考えているのは「バンコクでという可能性が高いのではないか」としたうえで、「日本協会としては、タイでの開催であれば、まったく依存はない」と説明していた。

2)北朝鮮のFIFA規律委員会決定に対する反論上訴について。
北朝鮮のアピール委員会への反論提訴は認められない。規律委員会が出した北朝鮮への罰則決定が成立した。

北朝鮮がいつまで反論上訴できるのか、FIFA内部でも情報が錯綜した。
まず、FIFAの規律委員会の決定通知が、北朝鮮協会に正式に届いたのが5月9日(月)だったことが判明。
FIFAが規律委の決定書を国際宅急便でチューリッヒから送り出したのは5月2日(月)だったが、「北京→平壌」間の航空便が週2便(火・土)しかないため、土曜の便で平壌に送付された模様。9日(月)になって、FIFAが北朝鮮協会に電話して、初めて北朝鮮側が今日、文書を受け取ったことを確認した。
この結果、北朝鮮がFIFAアピール委員会に反論提訴できる猶予期間は5月10日から5月12日(木)までの3日間という判断が一時、出されていた。

しかし、試合日まで1か月を切り、これ以上のレギュレーションからの逸脱を避けるため、FIFAW杯組織委員会(ヨハンソン委員長)は緊急小委員会を開き、組織委の機関決定として、この問題について、北朝鮮側に反論上訴の機会を与えず、バンコクでの代替開催を最終決定としたもの。

今後、北朝鮮側からはFIFAのこの決定に対して、不服の論評が出る可能性があるが、FIFA側は、4/29にチューリッヒで北朝鮮側に規律委の決定を伝達してあるので、反論猶予期間は過ぎたという解釈に立ったもの。

3)今後の問題点
北朝鮮が今回のFIFAの決定に従えば、試合は問題なく行われる。
北朝鮮が今後、この決定に従うかどうかは、見守るしかない。

北朝鮮側は、バンコク開催で余計な出費を強いられることになる。
「第三国での無観客試合」となったことから、あてにしていた入場料収入や日本のサポーターからの観光収入を得ることができなくなった。

「第三国での開催」であっても、北朝鮮協会主催のホームゲームであるため、開催経費は北朝鮮協会が支出しなければならない。ただし、W杯2次予選のホームゲーム開催の支度金として、AFC(アジアサッカー連盟)は各国協会に、1試合25万ドル(3試合で計75万ドル)を支払っており、北朝鮮協会はその予算から、対戦相手国チームの旅費、滞在費、スタジアム使用料などを支払わなければならない。

外貨収入がない北朝鮮協会にとって、予選リーグの支度金は大きな財源であったのは事実であり、ホームゲーム第3戦目となる日本戦を第三国で開催できるほど、プールされているのかどうか。
そのうえ、日本人サポーターの大挙訪朝で稼ごうと考えていた追加収入が消えてしまったのでは、協会予算に大きな穴が開くのは必至と見られる。

日本協会の川淵会長は、すでに「日本代表の旅費は日本側が負担してもいい」と明言しているが、北朝鮮協会が第三国での開催費用を捻出できるのかどうかが今後の推移を占う鍵になるだろう。

北朝鮮があくまでも今回のFIFAの決定に従わない場合(予選棄権というような場合)には、新たな罰則を受けることになる。
今後、FIFA、AFC、日本協会が連携して、北朝鮮協会を「予選ボイコット」などという判断に追い込まないような現実的な説得と支援が必要となろう。

日本協会のあるトップと、昨日、北朝鮮側のボイコットの可能性について情報交換をしたところ、「日本協会は、そういう具合になることは、現在、まったく想定していない。

また、政治的にもパイプのない両国間に唯一、友好の可能性が開けたサッカーという分野で、せっかくできた接点を失ってしまうような形にはしたくない。

北朝鮮協会も、過去にあったように、世界の舞台から自ら引きこもってしまうようなまずい選択をするとは考えられない。FIFAという組織は、規律委員会のように厳しい裁定を出しはするが、代替地開催や代替開催地の選択については、試合ができることを最優先に北朝鮮協会とねばり強くネゴシエートもする現実的な組織なので、FIFAの今後のハンドリングを見守るしかないだろう。

それと、韓国などで憶測されているような、日本協会が平壌での試合開催を嫌って、FIFAを動かしたのではないかという説は、そういう事実はない。
今回の規律委員会への上程は、あくまでブラッター会長の判断である。
日本協会がFIFA側に希望をそれとなく伝えてあるのは、昨年のアジア杯や反日デモなどもあるので、中国での代替開催は避けてほしいという件だけ。FIFAサイドも、アジア杯の中国戦での度を超した日本ブーイングについては事情を認識しているので、中国を代替地に選ぶことはないでしょう。

代替開催地の決定については、ドイツ大会組織委員会が決定権を持つことになるので、委員長のヨハンソンUEFA会長が最終的決断をすることになるだろう」
とのこと。

なお、日本協会国際部は、北朝鮮がボイコットする可能性についてはいっさい検討していない状況。もし北朝鮮がボイコットしたときに北朝鮮戦のこれまでの戦績がどのようにカウントされるのか、レギュレーションの検討にも入っていない状態。

2005/05/09 石川とら
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