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WBCについて考える。第2回「招集権とドーピング・チェック」

今回の野球W杯WBC「ワールド・ベースボール・クラシック」について、最初に整理をしておかないといけない問題点のひとつが、出場選手の招集権がだれにあるのかという問題です。

WBCの主催者は、MLB(米大リーグ野球機構)とMLBPA(米大リーグ選手会)です。
では、MLBとMLBPAに、MLB所属の選手たちに参加せよという招集権があるのかというと、そうではない。主催者のひとりでもあるMLBPAは、いろんな選手に参加してもらいたいが、各国代表チームに参加するかどうかの判断は、選手個人の自主的な判断に任せるということになっています。

MLBPAがそういうあいまいな立場を取らなければならなかったのは、今回のWBCがIOC基準のドーピング・チェックを導入した初のプロによる国際大会になるという事情がありました。

2004年のアテネ五輪で長嶋ジャパンのゲームを取材していたころ、球場でよくIBAF(国際野球連盟)の幹部と野球W杯の進行状況について情報交換をしました。
セリグMLBコミッショナーが開催を熱望していた野球W杯をIBAFが認めるかどうかは、IOC基準のドーピング・チェックの採用をMLBが認めるかどうかにかかっていました。MLBとしては、IOC基準のような厳しいドーピング・チェックを採用したくなかったのです。

選手会のスト騒動などで人気が低迷していたMLBに賑わいをもたらしたのは、「マグワイア vsソーサ」のホームラン王争いをはじめとする超人的スーパースターたちのプレーでした。

ドーピングの是非については、ここでは述べません。一昨年シーズンまで、MLBには明確なドーピング禁止条項がありませんでしたから、パワーヒッターになりたければ、特殊なピルや補填食品を選手たちは自由に摂取してもよかった。マッチョになれば、あと10メートル、ボールが飛んで、スタンドに放り込めるのなら、マッチョになることを選んだ選手がいてもおかしくない。

W杯でIOC基準のドーピング・チェックを実施するということになると、花形選手たちの何パーセントかを締め出すことになるというジレンマがありました。

1年近い協議の結果、2004年の8月末に、MLBはIOC基準のドーピング・チェックの採用に同意します。
これが実施されると、各国ナショナルチームに参加するはずだとファンが期待しているスーパースターの何人かがはねられてしまうことになる。そのスーパースターたちはMLB人気を支えた最大の功労者たちであり、現在もプレーしている選手もいました。
そこで、身に覚えのある「自分は危ないなあ?」というグレイ・ゾーンの選手には、自主的に「自分はWBCに参加しない」という権利を保有させることで、MLBとMLBPAは決着を図りました。

これまでのWBC報道を見ると、記者諸君がいろんな選手のWBCについてのコメントを取ってきていますが、「そりゃあ、この選手に話を聞いても、最初から彼は出ませんよ。出たら、ドーピングで×マークをつけられるもの」という選手からわざわざ話を聞いて、WBCについての否定的ニュアンスの記事を書いた例が何本もありますね。

「ドーピング」という米球界の新しい社会問題が議論されていたなかで、WBCは企画されましたから、「ドーピング禁止」という新基準を導入すれば、そういう過渡期の方便というか、あいまいさを残さざるをえなかったのです。
MLBサイドの事情を書けば、MLBにもMLBPAにも、選手を強制的に招集する権利を入れようがなかったんだということになりますね。

日本の選手に対しての招集権については、次回に続きを書きましょう。

2006/01/15 石川とら

WBCについて考える 第3回へ--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-179.html


WBCについて考える 前回の記事--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-161.html

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