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恩讐の彼方に紡ぎ出されてくる言葉 『オシムの言葉』

神戸からの帰り道、昨日、「月刊プレイボーイ」のT氏から「読んでみてください」と渡された『オシムの言葉』を読む。

『オシムの言葉――フィールドの向こうに人生が見える』木村元彦(ゆきひこ) 著
集英社インターナショナル刊 発売 集英社ISBN 4-7976-7108-4 1600円+税


著者の木村氏とは、この数年、いろんなところですれ違っているのだが、面識はない。
ユーゴのサッカーを執拗に追いかけてきた方で、これがユーゴ・サッカー・モノの3冊目になる。前の2冊については、ぼくはユーゴ紛争について、木村氏とは立場が違い、全面セルビア擁護論者ではないので、途中で読むのをやめた記憶がある。

今回の『オシムの言葉』は、停戦から10年を経て、オシム監督はもちろん、四離五分した旧ユーゴ各国のそれぞれのサッカー関係者の聞き取りを続けた結果、やっと恩讐を超えた内容に――セルビア人も、クロアチア人も、サラエボの人も、もちろん日本人も、だれもが納得せざるをえない真実や啓示に充ち満ちているという意味で――仕上がっている。

オシムという稀代の名監督がジェフ市原の監督として来日し、木村氏のユーゴ・サッカーへの純度の高い好奇心と敬愛が巡り会って結実した秀逸な一冊。

サッカー本というのは、「恩讐のまっただ中」の状態で書けば、パワーもドライブ感も出てくるもので、一方的にひとつのクラブ、あるいはひとつのナショナル・チームに仮託して、贔屓の引き倒し、勧善懲悪で演出することも可能だ。

ファンやサポーターがそっちを喜ぶ傾向にあるのはどこの国でも同じ。
移籍してしまった選手たちに対するブーイングを見ればよい。
わが友人Jなどは、「来季のJ2最大の遺恨カードはヴェルディ対レイソルになるのがあたりまえでさ」と予想している。

じゃあ、そんな遺恨やメディアが勝手にばらまく出来合いのストーリーだけがサッカーを動かしているのか?
――という愚かな疑問や先入観に対して、オシムは常に警句で切り返す。

遺恨や恩讐を超えざるをえない人生だってあるのだよ。
オシムの含蓄のある言葉に出会える幸せを考えれば、日本のサッカー界は確実に進歩してきているのだろう。

2006/01/21 石川とら


■追記コメント

この記事について、文中に引用したJより、下記メールがあった。

「えー、オシムの記事読みました。
記事のコメント欄に投稿したほうがよかったかも知れませんが…

「遺恨」の意味がユーゴの政治がらみの問題と
ヴェルディー-レイソルの問題とはまるで違うので
読んでいて、ものすごく違和感がありました。

ヴェルディーの「遺恨」はグラウンドレベル、あくまでサッカー上の問題です。
ぼくは、この手のものは大歓迎で、多ければ多いほど、
派手なら派手なほど楽しいと思ってしまうわけで、まあ野次馬ですな。
ヴェルディーサポ(レイソルでも可)じゃないのが悔しいくらいです(冗談です)。

恨んだり、恨まれたりしながら勝ち点3以上の価値をその試合に見出していく。
それがクラブチームを贔屓にする者の流儀だし、特典なのです。
例えば優勝も降格もない、気の抜けたシーズン終盤。
「遺恨試合」にでもめぐり会えたなら、それは僥倖てもんです。
夢も希望もないが、気合だけは戻ってくるワケだ。 
いろんなものを引きずってクラブがあるわけで
もはや日々、そのネタ探しみたいなもんだ。

で、そうやっていくと純粋な「フットボールの楽しみ」からどんどん乖離していくようだけど
勿論そんなことは無い。その試合、その勝利を何かに置き換えたり、利用したりはしないから。
かってに私情や私憤で騒いでるだけだ。
スポーツの楽しみかたの王道ってもんだよね。

と、思いますので「遺恨」と言ったってぜんぜん違うんじゃないかと。」


以上、傾聴に値するコメントなので、追記する次第。
今度から、メールでなくコメントしてくださるとありがたい。

2006/01/23 石川とら


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