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WBCについて考える 第3回 「キューバ参加問題、解決」

キューバの参加決定。歓迎です。
キューバ代表チームの参加を米政府が認めるかどうか、疑問視、不安視、あいも変わらず、MLB批判を繰り返していた日本メディアが多かった。

キューバ・チームが参加できるかどうかは、米・キューバ間の外交問題でもあるので、MLBはキューバ野球チームの受け入れについて米政府と交渉をすると、これは昨年7月段階で明言していました。MLBも米政府を説得することができるだろうと踏んでいる感触はありましたが、バックグラウンドを考えれば、米政府が特例で認めるだろうことは推理がついていた問題です。

WBCをIOC憲章(五輪憲章)にのっとった国際大会であるとすることで、米政府の政治的差別を挟み込めないようにしたMLBとIBAF(国際野球連盟)の戦略は適切だったといえます。
最初に、米政府がキューバ・チームのWBC参加に難色を表明したとき、ピーター・ユベロス米五輪委会長が、政府に対して撤回を求めました。ユベロス会長は、ロス五輪を民営化開催し、五輪開催事業を黒字化させ、その後の五輪運営やスポーツ・イベントのライセンシー、テレビ放映権などを変えてしまった人物のひとりでもありますが。

アメリカの放送界や旅行産業にとって、今回のキューバ参加問題は将来の五輪招致計画に影響する大きな問題でした。

2012年のNYへの五輪招致計画は頓挫しましたが(ロンドン開催に決定)、アメリカ人は概して、オリンピックが大好きです。また五輪をアメリカで開催してもらいたいと思っている人がとても多いから、ユベロスの意見表明には多くの人が関心を寄せました。

米放送メディアにとっても、五輪招致と五輪放送はビッグ・プロジェクトですので、キューバ・チームの入国を米政府が拒否することになれば、野球の話題でとどまることなく、政治外交問題として大きく批判的に取り上げることになったでしょう。

イラク戦争処理の問題などで支持率が低下しているブッシュ政権が、テレビ・メディアから総スカンを食う決断をするわけがなかった。

米財務省が頑として拒否姿勢を貫けば、当然、訴訟になっていたでしょうし、ホワイトハウスはそのまえに政治的判断を指示したはずです。

アメリカから記事を送ってくる日本の記者諸君には、その程度の背景は理解しておいてほしいのですが。
どうも、WBCについての報道は、MLBが世界市場戦略のために企画したものだという観点から記事を書こうとしているのかなあ。
「疑問視」「不安視」の連発ですね。困ったものだ。

2006/01/26 石川とら

WBCについて考える。第4回--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-180.html

WBCについて考える。前回のレポート--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-167.html


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