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米大統領選 ボランティアたちの敗北

女性ボランティア

全米の開票結果がほぼ判明した翌朝、ボランティアたちの感想を聞くためにケリー派の運動団体「エレクション・プロテクション」の事務所を訪ねた。

選挙期間中、何十人かのスタッフがつめていた事務所にはだれもいない。
サンフランシスコに戻るという六〇歳前後の女性ボランティアがひとり、駐車場で荷物をまとめていた。
「ショックよ。オハイオとフロリダでこんなに差がつくなんて。戦争中だもの。ブッシュが強いのはわかっていたわ。だけど、フロリダは接戦に持ち込めると信じていたから」

前回の選挙までラルフ・ネーダー(消費者運動の指導者、前回大統領選でも二%近くの票を獲得し、ゴア候補の敗因の直接的な原因となった)の信奉者だったという彼女は、戦争の軛(くびき)からアメリカを解き放つにはケリーに勝たせるしかないと思って、ネーダーの応援を止めてフロリダに来たと言った。
「私たちはアメリカを変えられなかった。……いいえ、アメリカは変わろうとしなかった」
と言い直して、彼女は肩を落とした。

もうひとつの激戦大選挙区オハイオ州での得票差が開き過ぎたことと、全米の総得票数でも共和党が過半数を押さえたことから、ケリー候補は、その日の午後には敗北を認めた。

エレクション・プロテクションのマイアミ地区代表ジョージ・ムズーリは、
「なぜフロリダでわれわれが敗れたのか、戦略を誤ったのかも含めて、われわれにも理由がわからない」
と語った。

フロリダ最大の都市部の選挙区マイアミ・デード郡では、彼らが獲得した新規有権者の投票で民主党票が大きく伸びた。これまでの選挙であれば、民主党はこの都市部での上積みでフロリダを制覇したはずだった。しかし、今回の選挙では郡部での共和党票がその伸びを圧倒した。
いくつかの選挙区で起きた共和党への異様な集票結果については、電子投票システムの再チェックを求める訴訟が起こされるかもしれないとだけ、ムズーリは応えた。

(2004年12月14日「愛媛新聞」掲載)

写真:エレクション・プロテクションのボランティアたち。左の3人はカリフォルニア州とワシントン州から。右端の中国系の女性はカナダから飛んで来て3泊4日の活動に従事

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