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【スポバカ】 フットボール・ハイ 3 ブンデス・リーガ

5月22日

「レーバークーゼン 2―0 シュツットガルト」 レーバークーゼン・ベイ・アリーナ

 ドイツ・ブンデスリーガの2003―04年シーズンの最終節34節。
 フランクフルトからライン川と平行するようにケルン・レーバークーゼン方面に向かうアウトバーン3号線を各クラブのサポーターの車が北へ南へと疾走していく。

 ドイツもすっかり春である。緑の麦畑や満開の菜の花畑、ドイツ特有の黒々とした森。その上空を大陸の綿雲が流れていく。

 Aによれば、チームフラッグやシールを貼りつけたサポーターの車が150キロ前後の猛スピードでアウトバーンを走り抜けていくのは、土曜日のドイツでは見慣れた風景だそうだ。

 2003―04シーズンのブンデスリーガはブレーメンが最終節を待たずに優勝を決めていたが、前節33節終了時点で、2位のバイエルン・ミュンヘンが勝ち点「65」、3位シュツットガルトが「64」、4位レーバークーゼンが「62」で、来季のチャンピオンズリーグ出場権をめぐって最後まで目が離せない展開になっていた。

 ゲルゼンキルヘンで開催されるチャンピオンズリーグ決勝前のブンデス最終節。

「どのカードを観る?」
 Aもぼくも実は迷うことなく、「バイエル・レーバークーゼン―BfVシュツットガルト」戦がベストと、最初からこのカードを観ることに決めていた。

 ブンデスリーガからチャンピオンズリーグに出場できるのは上位3チーム。上位2チームは自動的にチャンピオンズリーグ入り。3位チームは予選リーグから出場ということになる。

 バイエルンだって最終節を引き分け、あるいは落とすようだと、3位に転げ落ちる可能性がある。レーバークーゼンはシュツットガルトに勝てば、3位入り。
 3位に入るのと、4位でUEFA杯に回るのとでは、チーム収益は少なく見積もっても、6億円くらい違ってくる。チャンピオンズリーグに出場するチームは選手層を厚くしなければ、国内のリーグ戦と両方を戦うことができないから、入ってくる増収益を見込んで選手を補強する。チャンピオンズリーグ入りは、収益面でも、戦力的に見ても、より強いチームになる夢を見ることができるかどうか、クラブにとってもサポーターにとっても大きな分かれ目になる。

「レーバークーゼン―シュツットガルト」戦は、長かったシーズンの最後の最後のカード。しかも直接対決で来季の運命が決まるという大事なゲームだった。

 レーバークーゼンのベイ・アリーナは森の中を流れるせせらぎに沿って15分ほど歩いたところにあった。
 ドイツのスタジアムは、ベイ・アリーナもフランクフルトのスタジアム(「森のスタジアム」と名付けられている)も、緑の樹々に囲まれた素晴らしい環境のなかにある。
 レプリカ・ユニフォームを着てリュックを背負った少年たちが「レーバークーゼン! レーバークーゼン!」と応援歌を歌いながら森の中を歩いてアリーナに向かう。

 ベイ・アリーナは収容人員2万7000人程度のこぢんまりしたサッカー専用スタジアムである。今日ももちろん満杯。チケットをなんとか手に入れたいサポーターがスタジアムの周りをとりまいている。こんな大事なゲームをプレス席で観せてもらうのが申し訳ない気分。

 ゲームは、前半開始直後から約10分間、シュツットガルトが押しに押した。
 まず開始直後、シュツットガルトがエンドラインまで攻め込み、左からのクロスにセンターフォワードのクラニーが合わせて強烈なヘディング・シュート。その後も、右サイドバック、ヒンケルの右サイド突破からのクロス、あわや1点もののボルドンの強烈なフリー・キックなど、レーバークーゼンはセカンド・ボールもほとんど拾えないままタジタジとなってしまった。

 雨あられと打たれるシュートをホームチームが体で止めるだけという予想外の展開。今日のゲームは落とすわけにはいかないんだというシュツットガルトの闘争心がレーバークーゼンを圧倒した。

 シュツットガルトの分厚い攻撃を止めるために、レーバークーゼンDFはイエロー覚悟の強烈なタックルで対抗する。シュツットガルトもやり返す。そのたびに双方のサポーターから強烈なブーイングが飛んだが、レフェリーはゲームを止めないで流す典型的なドイツ・スタイルの肉弾戦。高原直泰(ハンブルガーSV)が苦労している理由がわかる。

 何度もあった得点機に決められなかったことがシュツットガルトには痛かった。レーバークーゼンもバステュルクが放ったシュートがバーを叩く不運。前半は「0―0」。
 
 後半。ボール・キープは五分五分に。双方、ファウルを応酬するイライラがつのるゲーム。
 63分、レーバークーゼンが右コーナーキックから先制した。ファー側につめていたナメロウがヘッドで中央に折り返し、それをフランカがもう一度、ヘッドで浮かしたところを、ゴール・ゲッターのベルバトフが体を投げ出すような右ボレーで決めた。

 ぼくがいたプレス席は、まわりの記者のほとんどがシュツットガルト番の記者たちのようだ。レーバークーゼンのリードにお通夜のような沈黙。

 レーバークーゼンの選手たちの足がこの先制点で急に軽くなった。緊迫したゲームで、1本のゴールが選手全員に勇気を与えるという見本みたいな試合。
 83分には、カウンターから左サイドMFのビエロフカがドリブルでペナルティー・エリアに突進。シュツットガルトDFが止めきれずに致命的なPKを与えてしまった。

 なんと、このPKをGKのブットが蹴りに上がった。あとで聞いたら、ブットはレーバークーゼンのPKキッカーなんだそうで、彼がPKを蹴るのは珍しいことでもなんでもないそうだ。
 ブットのシュートをシュツットガルトのGKヒルデブラントがクリア。しかし、右サイドにいたレーバークーゼンのシュナイデルがこれを蹴り込み「2―0」。この追加点でゲームは決まった。

 1点目、2点目とも、ゴールと同時にベートーベンの「第九・歓喜の歌」の大音響がアリーナを揺るがし、サポーターたちの歌声が木魂する。

 ホームチーム・レーバークーゼンの逆転チャンピオンズリーグ進出決定。
 春の西陽を浴びて、勝利の喜びに酔いしれるサポーター。Aマッチ(ナショナル・ゲーム)はそれはそれでハレのゲームとして面白いのだが、サッカー観戦の楽しみは、クラブ対クラブの毎週のリーグ戦に尽きる。

 それはさておき、ゲームそのもの、サッカーの戦術という観点からは、リーグ最上位チームの直接対決としてはいささか物足りない。ブンデスリーガはヨーロッパ各国リーグのなかでも、パワーゲーム、体力で勝負する感が強いリーグである。カウンターとクロスのハイボールだけ。スピード感はあるが、中盤の攻防や展開の妙というか芸がないねえというのが実感。こういうスタイルのサッカーばかりやっていたら、ドイツ大会で栄冠復活などというのは夢物語に終わるだろう。

2004/05/22 石川とら


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