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【スポバカ】EURO2004「スウェーデン 5-0 ブルガリア」リスボン

「フランス―イングランド」戦のレポートを日本に送ったあと、オールド・リスボンの下町から聞こえてくるイングランドのサポーターたちの遠吠え(♪「イングラン、イングラン、イングラ~ンド」という泣いている歌声が風にのって本当に遠吠えのように聞こえてくるんだ)を聞きながら、喜びと悲しみについて考える。

 サッカーのゲームを追いかける旅というのは、実はわりとストイックな旅である。それも、ゲームのあと、飲みにでかけたりということができない旅だと(飲んでしまうと、もうそこで寝てしまって原稿を書いたりできるわけがないから)、つい考え事ばかりしてしまう。
 イングランド・サポーターの悲しみはフランス・サポーターにとっては大きな喜びである。
 ゲームとはそのように残酷なものである。

 昨日、ゲームの前に会った、ブリストルからやって来たというイングランド・サポーターの親子はあのゲームをどんな思いで見ただろうか。
「息子もこんなに大きくなったからさ。ほら、親父より背が高くなったんだよな。16だ。だから、初めて2人でこんなでかいトーナメントの応援に来たんだ。ああ、初めてだよ。楽しい、楽しい。ぜったい勝つさ、イングランドが」と、フランス戦を楽しみにしていた親子。
 ぼくはいってみればオブザーバーの立場だから、どちらが勝っても、感情がゆがむことはないけれど、さすがに昨日のゲームでは、イングランドのサポーターに同情せざるをえなかった。

 今日も、アルバラード・スタジアムから帰る地下鉄のなかで、英語でしゃべり合っているスウェーデン・サポーター姿の不思議な親子と乗り合わせた。話を聞いてみると、カナダからやってきたイングランド・サポーターなんだそうだ。
「いや、昨日のゲームがあまりにつらくてね。息子が一度は勝ち馬に乗りたいっていうもんだから。スウェーデン・サポーターになったふりをしてみたんだ、今日は」
 10歳という息子さんのほうは、
「お父さん、昨日は泣いてたよ。ぼくは泣かなかったけどね。でも、今日も出かけてよかった。ラーションのこんなすごいダイビング・ヘッドを目の前で見たんだもの」
「スーパーマン・ダイブかい?」
「ウン。スーパーマン。すごかった。ヘンリク・ラーション、大好きになったよ」

 ブリストルから来ていた親子は1試合しか見ることができないといっていたから、気をとり直すこともできなかっただろう。親父は酔いつぶれるしかなかったはずだ。たぶん2人して落ち込んだまま、今日ブリストルに戻ったはず。
 あの息子は「2度と親父となんか出かけるかい」と、いずれ言うようになる。

 たぶん、彼は喜びの絶頂から悲しみの奈落の底まで一気に(そう、わずか2分で)突き落とされるという人生で初めての体験をナマで味わった。あんなジェット・コースターかワイヤが切れたエレベーターに乗ってるみたいな心臓に悪いゲームはない。一度、ああいうのを味わってしまうと、はまっちゃうんだろうなあ。

 さて、「スウェーデン―ブルガリア」戦。
 ぼくがグループCで注目しているチームはスウェーデンです。グループCのゲームはスウェーデン戦を3試合とも追いかける。

 試合は、前半と後半でまったく違ったゲームになってしまったね。
 前半、ボール・キープ率、シュート数、決定的チャンス、すべてで押しまくったのがブルガリア。スウェーデンは、どちらかというと、いいところなしのゲーム。
 押し続けた前半25分前後に、ゴールを挙げることができなかったのがブルガリアには痛かった。

 前半31分、攻め続けていたブルガリアが虚をつかれる。スウェーデン得意の一発カウンターで、イブラヒモビッチが右サイドライン沿いを抜け出し、ゴール前に入ったユングベリが楽々決めて「1-0」に。
 前半はこのまま終わったけど、しばしば左右からフリーの状態で正確なクロスを入れられ、シュートを打たれるスウェーデン・ディフェンスは、見ていても危うかった。

 当然、後半はブルガリアが攻めに攻めると思っていました。事実、ブルガリアは、後半開始と同時にますます攻撃的になります。
 ところが、スウェーデンは後半56分、このゲームで初めて果敢にカウンターをしかけた左サイドバックのエドマンがドリブル突破。ゴール前につめたラーションがエドマンのクロスにダイビング・ヘッドで合わせて「2点目」。
 その1分後には、ゴール右からのクロスをファー側にいたラーションが、角度のないところからスライディングしながらの見事な彼自身2点目のゴールで「3-0」に。
 その後、イブラモビッチのPKで「4-0」。最後にはイブラモビッチに代わって入ったアルベックまで決めて「5-0」という、得点だけみると、スウェーデンの大勝ということになりました。

スウェーデン 5-0 ブルガリア

[先発メンバー]
[スウェーデン] 「4―4―2」
GK:イサクション
DF:エドマン、ヤコブション、メルベリ、ルチッチ(41分ビルヘルムション)
MF:ユングベリ、リンデロート、スベンション(76分カルストローム)、ニルション
FW:ラーション、イブラヒモビッチ(81分アルベック)

[ブルガリア] 「4―2―3―1」
GK:ズドラフコフ
DF:I・ペトコフ、パジン、キリロフ、イワノフ
MF:ペエフ、フリストフ、ヤンコビッチ(62分ディミトロフ)、M・ペトロフ(84分ラザロフ)、S・ペトロフ
FW:ベルバトフ(76分マンチェフ)

 ゲーム後のラルス・ラーゲルベック監督のコメント。
「前半の接戦を考えれば、こんな結果のゲームになるとは考えてもいなかった。この結果に浮かれずに、次のイタリア戦に備えたい」

 マン・オブ・ザ・マッチに選出されたラーションのコメント。
「ぼくのゴールだけでなく、チームのゴール・ゲッター全員がすべてゴールできたというのが収穫だと思う。次のゲームのほうが難敵なわけだから、今日の大勝のことは忘れて、再度、気を引き締めたい」

 ミックス・ゾーンで、控えのGKのキールステッドとミカエル・ニルションに、2002年W杯時のチームとの違いを聞いてみると、
「あのときよりも、若い選手も2、3人入ってきて、ベテランと若手がうまくミックスされてパワー・アップしていると思う。大分で痛い思いをしたから、今度こそという気持ちでチーム全体で決勝トーナメントに進出するつもりだ」
という答え。
 スウェーデンは、1戦目の大勝で気分が緩まなければ、イタリア、デンマークより1歩有利な位置になっただけに、Cグループを1位で突破する可能性も十分。

 期待していたラーションの2ゴールと、バイタル・エリアに入るときの彼の間の取り方、滑るような動き出しを確認できてぼくは大満足。
 明日はまたポルトに戻って、因縁の多い「ドイツ―オランダ」戦です。

 ほとんど眠る時間がなくなってしまったけど、おやすみなさい。じゃあ。

 2006/06/14 4:00 リスボンのホテルで 石川とら


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