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ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)フロリダ・レポート 1

フロリダ、なるほどなあ。暖かいですね。昼間の気温は24度くらい。
Tシャツ、タンクトップにショートパンツの国です。

グループD(イタリア、オーストラリア、ドミニカ共和国、ベネズエラ)の試合が行われるオーランドはディズニー・ワールドやユニバーサル・スタジオのある大観光地。
デトロイトからの飛行機も、太陽を求めてバケーションにやってくる観光客で満杯でした。

オーランドや近くのタンパなど、フロリダ州各地にメジャーのキャンプ地(ほとんどが3A、2Aの本拠地球場になっている)があるので、野球ファンは早めの春のバカンスを取ってオープン戦を追いかける。今年はオープン戦に、WBCに出場する国とメジャー・チームのエキビション・ゲームを楽しんでいます。

グループDの試合が行われるBall Park at Walt Disney’s Wide World of Sports も、アトランタ・ブレーブスがキャンプ地として使っている球場。元はサザン・リーグのオーランド・レイズが使っていた球場だったかな。

マイナーリーグ用の球場なので、サイズは大きくないけど、球場の雰囲気はディズニーの施設だけにアトラクティブと表現するのがいちばん合っているかな。
クラブハウス、ファン・バー、レストラン、ファン・グッズ・ショップ、メジャーのスタジアムと変わらない。

グッズ・ショップには各国チームのレプリカ・ユニフォームやTシャツも並べられ、明日からのゲームを楽しみにやって来たファンがさっそく買い出しにやってきている。

ミゲール・テハーダに去年のオールスターのときに頼まれて撮った写真(MVPの表彰のあと家族17人と一緒に撮った記念写真)を届けに、チーム宿舎に寄ってみたら、まあ、いるわいるわ、ドミニカチームだけでなく、グループDの4チームが同じホテルに泊まっていた。

リッツ・カールトンだから、オーランドでもいちばんの最高級ホテル。
ロビーのいたるところで、選手、選手の家族や応援団、各国プレスなどが歓談中。
ドミニカ、ベネズエラからやって来た応援団が多いから、ロビーが超にぎやかなカリビアンの空気に染まっっちゃってて。
「アミーゴ、アミーゴ」の集団が抱き合ったり、肩を叩き合ったり。

ドミニカ取材でお世話になったジュニオール・ノボア(80年代の元ブルージェイズのセカンド、現在はドミニカでベースボール・アカデミーをやっている)と3年ぶりにバッタリ。
「おう、アミーゴ、やって来たか?」と大歓迎のハグ。

しばらくロビーで話し込んでいたら、デビッド・オルティズ、アルフォンソ・ソリアーノ、ミゲール・テハーダ、アルベルト・カスティーヨら、ドミニカやオールスター戦でインタビューをしてきたドミニカ組や、カルロス・ザンブラーノ、ミゲール・カブレラらベネズエラ組もロビーに合流。
なんと、イタリアから出場するマイク・ピアザまで…。

オールスターのクラブハウスにいるみたいな気分。みんな変わった日本のオヤジ(ホテルに来ている日本人はぼくだけだし、ドミニカの球場やクラブハウスで見かけたことがあるから、みんな挨拶していってくれる。

オルティズやソリアーノ、ピアザは、日本が韓国に負けたこと、知ってた。
「残念だったなあ。まあ、セカンド・ラウンドでリカバリーするチャンスがあるじゃないか」
と、オルティズになぐさめられちゃった。

「セカンド・ラウンドはアナハイムに行かないといけないので、サンディエゴでまたフォローするからな」
と話すと、喜んでくれること。
オルティズの熊さんみたいなでっかい胸(背の高さが違うからお腹)に抱きしめられると、いやあ、飛んできてよかったなあという気になる。

ピアザ、すごく楽しそうにしていたので、取材は本当はだめな日だったのだけど、気になっていたこと、聞く機会がなくなるといけないので、聞いてみた。

――楽しそうだねえ? マイク、WBCにアメリカからじゃなくて、イタリアから出場したこと、本当はどう思っているんだい?

「アメリカからでなくても、こういうはじめての大会に出場できるのはとても楽しいよ。ぼくの祖父はイタリア出身だからね。フットボールのW杯では、そういうやり方が認められているだろう。今回、フットボールのW杯方式を取り入れたのは正解だと思うよ。野球の国際的な人気を盛り上げることに、貢献できるということがとてもうれしいんだ。野球の楽しさを知らないイタリアの子供たちに、そら、野球ってこんなに面白いゲームだろうと、見せる機会になるからね。ぼくはどの国からじゃないと出ないという考え方ではもともとない。若いとき(3A時代)には、ドミニカでプレーしてメジャーに上がってきたしね。日本や韓国やアジアの国もふくめて、いろんな国の代表が戦い合うことで、また新しい野球ファンを確実に増やすことができるわけだから、こんないい大会に出られることを本当にありがたいことだと思っている」

マイク・ピアザ、日本人のぼくの語学力をわかっているからかな。
野茂と長い付き合いで日本人との会話に慣れているのだろうけど、ゆっくりゆっくりわかりやすい言葉を選んで話してくれた。

MLBの宣伝戦略でイタリアから出場することになったと、ピアザの出場について批判的に書いた記事をいくつか読んだけど、ピアザから直接、話を聞いてみると、彼自身が野球の普及、国際化について考えたうえで選んだ選択だったというのはウソはないね。

言葉といえば、ドミニカのキャッチャーに選ばれたカスティーヨ、英語のぼくの質問に、
「ソウネ、ハイ、イイエ、マタアシタネ」
と、日本語をはさみながら返事する。

「どこで覚えたの?」
「野茂さん、吉井さん、大家、日本人のピッチャーの球、ウケテルカラネ」
これも面白い。カスティーヨ、メッツ時代はまだ若いキャッチャーだった。いまはナショナルズで、ソリアーノと一緒。
「吉井、まだがんばってるよ」といったら、「ウン、知ってる」と日本語でうれしそうに返事をした。

オルティズもソリアーノも、明日、ゲームのあとにゆっくり話そうと言われているのだが、勝ちゲームになってくれないと、話、聞きにくいからね。
どうなりますことやら。

ピッチング・スタッフでは、ベネズエラがやや上かな。
でも、ドミニカの打撃陣は、ゲレロがファースト・ラウンドは欠場するけど、それでも図抜けている。
65球制限を考えると、サンタナが好投しても5回までなので、ドミニカ有利と踏んでいるのだが。

2005/03/06 フロリダ・オーランドから 石川とら

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2件のコメント

[C106]

無事に着かれてなによりです。
朴vsイチローもそりゃいいですが、サンタナvsオルティス、プホールスなんて、スケールが・・・
アテネのオーストラリア戦の後、悔しがってた日本の女の子が言ってました「イチローや松井がいれば、こんなもんじゃないのに」。
指摘したら元も子もないのでやめましたが、日本ではWBCはどんな風にとらえられているんでしょうかね。
世界のレベルにショックを受けて、茫然自失しなけりぃいのですが。
いや、やっぱり馬耳東風?
  • 2006-03-07
  • 真のスポバカ
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  • 編集

[C107] いいなぁ、華やかだなぁ

はじめまして。やんけと申します。
パピにフォローしてもらうとは……。JAPAN、がんばれよ。
でも日本では「馬耳東風」でしょう。2戦楽勝した油断で韓国に負けた、ボールなど諸々の違い、愛国心が足りない、なんといっても松井がいないのが悪い、イチローの……が主な敗因とされてますね。
上には上がいる。目指す広い世界があることは、すばらしいことじゃないか。力負けならば仕方ない。現実逃避して、すばらしい世界を見ようとしないのが、なにより残念です。
  • 2006-03-07
  • やんけ
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