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イラク国民議会選挙

イラクの暫定国民議会選挙の投票が終わった。
報道されているように60%を超える高い投票率だったとすれば、戦争の混乱を速やかに終息させたいというイラク国民の願望が、選挙妨害のテロの恐怖に打ち勝った選挙だったといってよいだろう。

選挙結果が確定するのはまだ先になるが、人口構成比からいって、シーア派が議会の体制を担うことになるのは当然であろうし、フセイン政権時代のバース党(日本の戦前の大政翼賛会とよく似た構造の全体主義政党)一党独裁体制から権力構造は大きく変化することになる。
イラクの政治的な変化は、将来的にはシーア派住民が国内に多数存在する他の湾岸アラブ諸国の政治情勢にも影響を与えることになるだろう。

イラクの問題や政治状況は日本人にとっては理解しがたい遠い国の出来事でしかないかもしれない。
イラン・イラク戦争前後のバース党やサダフ・フセインの権力肥大化から湾岸戦争、イラク戦争の二度の敗戦、外国軍による占領から民主化に至る過程は、日本が半世紀ほど前の戦中戦後に経験した事態と軌を一にしているということを、日本人は再認識しておいたほうがいい。
訳のわからないアラブの独裁国だから無政府状態を招いたのではない。国家やナショナリズムというものは、ときに病気にかかってしまうことがあるし、歴史は同じような過ちを時と場所をかえてくりかえす。

20代のはじめ、北アフリカのリビアという国で二年ばかり暮らしていたことがあるので、アラブ圏の出来事も気になってしまう。
リビアもイラクと同じような産油国で、務めていた建設会社にはアラブ圏各国から出稼ぎにやって来た連中が何十人と仕事をしていた。彼らと毎日、英語、アラビア語チャンポンで仕事をしているうちに、アラブの思考やつきあい方を覚えたし、懐かしいサディーク(兄弟・友人)はいまも各国にいる。
ぼくはムスレム(回教徒)ではないが、
彼らから「サディーク、助けてくれ」と請われたら、手を差し伸べる。イラクのサッカーチームとの関係も自然とそうなった。

(2005年2月8日「愛媛新聞」掲載)

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