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サッカーとテポドン騒動

2002W杯ファイナル

2月15日(2005年)、ミサイル防衛システムの運用などを定めた自衛隊法改正案が国会に上程された。

2002年6月30日のことである。その夜、横浜国際競技場で2002年日韓W杯の決勝戦「ブラジル―ドイツ」戦が行われた。

ゲーム開始の約二時間前、競技場五階の特別貴賓室にいた小泉純一郎首相に、「奄美群島付近に向けてミサイルが発射された模様」との緊急連絡が入った。
貴賓室には天皇皇后両陛下、金大中韓国大統領をはじめ、各国の元首らが勢揃いし、セレモニーの始まりを待つばかりだった。

W杯の決勝戦は世界に同時中継され、二〇億人近いサッカーファンが注視する巨大イベントである。そのゲームの直前にとんでもない連絡が入ったものだ。
電話とファックスしかない貴賓室で、また各国からの国賓との応談中に「ミサイルが飛来する模様」と報告を受けた首相の胸中はいかばかりだったか。小泉首相が北朝鮮との国交正常化を政権の最重要課題とせざるをえなくなったのはこの夜からではなかったかとぼくは推測している。

「官邸に戻るか迷ったが、詳細が判明するのを待っていたら、誤報であることがわかり、ホッとした」
と小泉首相はその夜、官邸番の記者に語り、翌日の朝刊に数行の首相動静記事が出た。
翌日、防衛庁はアメリカの偵察衛星の誤情報が伝えられたと釈明したが、日本の安全保障システムの未整備状況をさらけ出す危機的な事件であったにもかかわらず、耳目を集めることにはならなかった。

「ミサイル」と聞けば、当時、だれもがテポドンを連想したし、その前日には、京畿湾の軍事境界線上で韓国と北朝鮮の警備艇が銃撃戦を行い、韓国側に死者が出るという南北緊張下の誤報騒動だったのである。
誤報でなかったらどうなっていたのか? 誤報でありながら、なぜ精査されることなく、首相まで伝えられたのか? そういう事態がもし現実に発生したときに日本の防衛システムは機能するのか?――といった当然の疑問をメディアは追わない。
北朝鮮とのサッカーのゲームに大騒ぎするのも結構だが、冷静に見つめて伝えないといけないことはいくらでもある。
    
(2005年2月22日「愛媛新聞」掲載)

写真:2002年6月30日 決勝戦「ブラジル-ドイツ」戦(横浜国際スタディアム)。この2時間から1時間前にテポドン騒動が起きた。

■この項目、次の記事に続く--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-31.html

■関連詳細記事--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-121.html


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