
25日早朝の便でウィーンからケルンに移動。
明日(現地時間夕方)、ジーコ・ジャパンのドイツ入りに備えて、隣町ボンに出かける。
ケルンもボンも、朝から一日、こぬか雨。
今年の春は雨が多くてと、宿の親父がこぼしていたが、気温も低い。朝は14、15度。
予報では、今週末まで涼しさが続くとのこと。ドイツ大会に入ったら、気温も夏になるかもなどと言っているが、こればっかりはわからない。
前のドイツ大会(74年の西ドイツ大会)は7月開催だったが、ヨーロッパ全体、長雨冷夏の年で、大雨のなかでの大会だった。
気象バイオリズムについては、太陽黒点活動周期説(11年周期説)というのを説得性があると思っているので、ぼく自身は、今年は冷夏ではないかなと予想しているのだけど、読者のなかで気象の専門家がいたら、予想を寄せてください。
ニュルンベルクの第2戦「クロアチア戦」は気温が高いほうが日本有利とぼくは考えているのだけどね。
ボンが涼し過ぎると、ニュルンベルクが暑いところだけに、後半、足が止まるなんてことが起きることもあるので。
ドイツに来る予定の人は、直前の週間天気予報を見たうえで、衣類をあと1枚、持ってくるかどうか考えてください。
朝夕は半袖だけだと、肌寒い。夜9時開始のゲームを見る予定の人や、夜行列車で長距離移動を考えている人は、長袖のトレーナーを入れてきたほうがいいかな。
ケルン駅からボン駅は電車で30分弱です。
ボンにはホテルの数が限られているので、代表キャンプに寄りたいという人は、ホテルの多いデュッセルドルフ、ケルン、フランクフルトなどか、その近郊の都市に泊まるのがいいでしょう。
さて、日本代表のキャンプ地ボンに設営されたジーコ・ジャパン応援の日本サポのケアなどのための現地基地「SAMURAI BLUE 2006 G-JAMPS」について。

ボン駅(ボン・ハウプト・ボンホフ)に着いたら、案内ステッカーシールがはってありました。ボン市、日本代表大歓迎という感じですね。
駅から歩いて5分。道路にも案内ステッカーがあるので、それをたどれば迷わずに来ることができます。
サポーター諸君が寄せ書きしたブルーフラッグが飾られ、カフェや記念グッズなども置いてある。

代表宿舎は、ライン川沿いのボンの一等ホテル。
ホテル名はこういう場合、通常、載せないことになっているので、書きません。
タクシーの運ちゃんはみんな知っています。
来るなと言ったって、どこの国のサポーターもキャンプ地まで来たらホテルまで寄りたくなってしまうのでしょうが。
来てしまったサポーター諸君の良識ある行動を期待するしかないのかな。
そのホテルに寄ってみました。
ロビーのバーで、ドレッド・ヘアがとっても似合うウェイトレスのコがいたので、話を聞いてみました。

ディラリ・アドジャノ(21歳)さん。ディラリというのは、「神様がいつもそばにいらっしゃるように」という意味だそうです。
なんと、彼女のお父さんはトーゴ人。お母さんはドイツ人のハーフです。ボン生まれ。お父さんはトーゴの元外交官かな。
ドイツ大会らしい話になったでしょ。
そんなわけでディラリはトーゴとドイツを応援しています。
「ここに日本チームも滞在することになったから、3番目に日本を応援しますよ」とのこと。
ディラリはたまにバイエル・レバークーゼンの試合には出かけるそうです。ただ、トーゴの応援に行きたいのに、チケットが当たらなかったので、試合を観にいくことができないのが残念とのこと。もし、トーゴの試合のチケット、当たったけど、行かないなんていう人がいたら、ディラリにまわしてあげてください。喜びます。
「2010年はアフリカ大会です。日本のファンの方で、トーゴの試合をご覧になる方がいらっしゃったら、トーゴ! トーゴ!って、応援してくださいね。私もジャパン! ジャパン!と応援しますから」
以上、ホテル側に正式に許可を得たうえで、撮影、取材しましたが、明日、日本チームが到着したら、われわれプレスも、宿舎取材はオフリミットになります。

ホテルの裏はライン川。観光船の船着き場があって、川沿いは散歩コースだ。今年のラインは水量が多い。
明日、日本代表が到着したのを見届けたら、ぼくはまたザグレブに戻り、オシェクに向かいます。
以上。5月25日 ドイツ・ボンより。石川とら
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