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FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2006 マッチ2「全北現代-クラブ・アメリカ」戦

ごぶさたです。
注目している読者の方も多いでしょう。「TOYOTA杯」から復活です。
でも、まだ本調子じゃないです。
さすがに豊田スタジアムのオープニング・ゲームまで出かける元気はなかったので。第2戦から。
この試合の勝者が準決勝でバルサと戦いますから、そのゲームの参考になるかもしれない。

「FIFA クラブワールドカップ ジャパン」長ったらしいネーミングだよね。
「FIFA CWC」と書いたりもするのですが、長年、なじんできた名前なので、「TOYOTA杯」のほうがやはりピンときますね。

「全北現代モータース 0-1 クラブ・アメリカ」

【得点】79分 リカルド・ロハス(クラブ・アメリカ)

【先発】
全北現代モータース(韓国)「4-4-2」
【GK】21グォン・スンテ
【DF】2 チェ・チョンスル→(85分20 キム・インホ)、4 チェ・ジンチョル、5 キム・ヨンスン、12 チョン・グァンファン
【MF】6 キム・ヒョンス(C)、8 チョン・ジョングァン、16 イム・ユファン→(83分14 イ・ヒョンソン)、22 キム・ヒョンボム
【FW】11ワン・ジョンヒョン→(29分10 ボティ)、15 ゼカルロ

クラブ・アメリカ(メキシコ)「4-3-3」
【GK】1 ギジェルモ・オチョア
【DF】3 ホセ・アントニオ・カストロ、4 オスカル・ロハス、5 ドゥイリオ・ダビーノ、16 リカルド・ロハス
【MF】11 ファビアーノ・ベレイラ→(71分13 ファン・モスケーダ)、18 ヘルマン・ビジャ、20 アレハンドロ・アルゲージョ
【FW】7 クラウティオ・ロペス→(86分 8 マティアス・ブオソ)、9 サルバドール・カバニャス、10 クアウテモク・フランコ(C)

【主審】ジェーローム・デーモン(南アフリカ)


20061212034306.png


【ボール・キープ率】全北現代:37% クラブ・アメリカ:63%
【シュート数】全北現代:7(内枠内シュート2)、クラブ・アメリカ:18(枠内6)

【観客】34,197人。

クラブ・アメリカ、先発のうち、クラウディオ・ロペスがアルゼンチン、カバニャスがパラグアイ、ファビアーノ・ペレイラがブラジル、リカルド・ロハスがチリと、国際色豊かなクラブです。
キャプテンのブランコはメキシコの英雄的なプレーヤーとして有名ですが、右サイドバックのカストロが現役メキシコ代表。カバニャスもパラグアイ代表。クラウディオ・ロペスはもちろん元アルゼンチン代表(それにしても、クラウディオ・ロペスとか、ヘルマン・ビジャとかメキシコでプレーしてたんだね。懐かしい)。
プレーヤーの質という点でいえば、クラブ・アメリカ断然有利と予想して当然のゲームでした。ボール・キープ率、シュート数、決定的チャンスの数から言ったら、そのとおりのゲームだったわけですが、結果は「1-0」。

なかなか点が入らないというときは、こういう試合になってしまうもので。
前半、クラブ・アメリカの決定的なチャンスが4回くらいあった。カバニャスやフランコの柔らかいボールタッチからのトリッキーなパスやスルー、見応えありました。
ゴール前に詰めるクラウディオ・ロペスもカバニャスも、大きな選手ではないのだけど、フランコがボールを持った瞬間、ゴール前ニア側のスペースに入り込む。シュートは打てなくても、ペナルティ・エリアの中で、足下でボール・キープができる。
クロスというと、速いハイボールを考えがちなんだけど、相手GKが飛び出せない位置にバウンドして入れてくるブランコの職人芸的なラスト・パス、ああいうパスの出し方、スペースへの入り方、日本のプレーヤーにも参考になるなあと思いながら見ていました。

後半になって、韓国がブランコやカバニャスがバイタル・エリアに入ったら、ボールを持たせないように早いプレスをかけたのと、クラブ・アメリカに最終ラインとボランチの間のスペースを使われていたのを、センターバックが上がってスペースをつぶすようにしてから、クラブ・アメリカも攻めあぐねてしまった。
全北現代の守備の集中力がどこまで持つかなと見ていたら、第1波攻撃は持ちこたえていたのですが、ゴール・シーンは、コーナーキックを一度、クリアして、第2波攻撃でサイドにふられて決められることになった。

全北現代も、後半、2度、カウンター攻撃が決まって、あわやというチャンスがあったから、GKの2つのファイン・セーブがなかったら、どちらに転んでもおかしくない試合になったかもしれない。
全北は何度もクロスを上げてトップのゼカルロに合わせたかった。でも、クロスの精度があれだけ悪くてはねえ。あれじゃあ、ワンゴールが遠くなる。

試合後、クラブ・アメリカのルイス・フェルナンド監督に、ラスト10分になっても、ディフェンシブなフォーメーションにしなかった理由を聞いてみた。
「うちのチームはハイボールの攻撃に弱い。相手にそういう攻撃をさせないためには、ボールを自分たちでキープすることと、ラインを退かないことを優先させないといけなかったんだ」
クラブ・アメリカの弱点はフェルナンド監督の言うとおりでしょう。

クラブ・アメリカはバルサと似たタイプのチームです。バルサと競うためには、バルサのプレスは全北よりももっと速くて強いので、パス回しを速くすることが必要になるでしょう。ただ、1試合、日本で戦ってからバルサと対戦するというのは、チームのコンディショニングという点では有利になるでしょう。
フェルナンド監督の試合後の話の印象では、フォーメーションも大いじりはしないんじゃないかな。後半、交代で入ったモスケーダを先発で使いたいというのが違いかな。

次のゲームも、気温が冷え込まないことを祈りましょう。今日はこのへんで。またね。

12月12日 石川とら


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