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W杯アジア予選 テヘランの悲しみ

テヘラン・スタディアム

サッカーW杯予選「イラン―日本」戦の取材でテヘランに来ている。

残念。日本、後半に福西崇史選手(新居浜出身)の同点ゴールで「1―1」に追いついたが、イランに追加点を許し、「2―1」の惜敗。

テレビの前で応援をした読者も多いことだろう。
「1―1」の同点の後、アウェー・チームの日本としては、「引き分けでよし」と守りの再確認をすれば、終盤のゲーム展開は変わっていたのではないかと疑問の残るゲームだった。
アジア屈指の攻撃力を持つイランを相手に、しかも敵地テヘランでのゲームとあっては、敗戦も、もともと予想範囲内。残された4試合を1試合1試合、大事に戦えば、盛り返すことはむずかしいことではない。まずは30日に埼玉で行われるバーレーンとの対決で勝ち点「3」を取ること。

10万人の観衆で超満員というゲームを観るのは初めて。日本のファウルにはすさまじいブーイングで耳が痛くなる。ゲーム後、サポーター席に椅子が投げ込まれて日本人サポーターに怪我人まで出る始末。

イランに来たのは30数年ぶりである。イラン各地を貧乏旅行したのはホメイニ革命の前なので、高層ビルが建ち並んで変貌したテヘランに驚く。
イランの人たちは人懐こく、街を歩いていると、
「日本から来たんだろう。サッカーの試合はどうなると思う?」
と、いろんなところで声を掛けられた。

ただし、楽しい話だけではない。テヘランの中心街で、近寄ってきた車から、
「警察だ。荷物を開けて見せろ」
と、突然、声をかけられ、ポケット、バッグはもちろん、財布の中身まですべて調べられた。麻薬捜査だと言うのだが、黒服姿の男が窓から手を突き出して、令状を見せるわけでもなく、外国人旅行者のバッグをかき回すという傍若無人な強制捜査だった。
秘密警察とのこと。

青春時代に旅をした国は懐かしくもあり、愛しい国である。しかし、どこかで監視されている社会で、心の裡を隠して暮らさねばならぬ人びとのことを思うと、悲しくなるのだ。3月25日テヘランより。

(2005年3月29日「愛媛新聞」掲載)

写真1:2005年3月24日 ホメイニとハメネイの両イマームの肖像が掲げられたアザディ・スタジアム
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