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「勝利のためなら、そこまでやるかい? 韓国野球」メンバー表書き換え事件

マウンドには別人が…星野監督を激怒させた「後出しジャンケン戦術」

「星野ジャパン」北京五輪出場決定。フィリピン、韓国、台湾に3連勝して、北京への切符を確保した。
 おめでとう。
 韓国戦、台湾戦は緊迫した好ゲームだったが、韓国チームの「ラインナップ書き換え」事件が、素晴らしい大会に水を差すことになった。
 WBCで日本に2連勝した韓国野球に対して、筆者は敬意を表してきたが、スポーツマン・シップにもとる今回の行為には苦言を呈せざるをえない。事件の経緯を報告しておく――。

 今回の大会では、試合の1時間前に両チームがスターティング・ラインナップ(先発表)を提出することが決められていた。
 試合の30分前には、そのコピーがプレスに配られる。それを元にテレビ局は打順や守備位置のテロップを作成したり、記者はスコアブックを書く。
 ところが、「日本-韓国」戦では、ゲーム開始20分前を過ぎても先発表が配布されず、大会広報部にクレームをつけると、「韓国チームが先発表を2度も書き換えたために遅れている」という説明が行われた。
 やっと配布された先発表は、次のとおりだった。→表A
 しかし、試合開始直前、マウンドに上がった韓国の先発投手を見ると、右の柳済國のはずが、左の田炳浩に変わっている。

 これを見て、星野監督は球審に抗議。しかし、IBAF(国際野球連盟)ルールには「先発表は試合開始の5分前まで変更可能」との条項があるとの 理由で、抗議は却下された。
 変更されていたのは、先発投手だけではなかった。打順も、4番、5番、8番が変っていなかっただけで、大幅な変更がなされていた。→表B

韓国メンバー表書き換え事件


 2つの表の違いを見れば、日本の先発が事前に予想されていたダルビッシュではなく、左腕の成瀬だったため、慌てて打順を代えたのは明白だ。台湾戦で決勝ホームランを打った李鍾旭でさえ、1番から7番に下げている。また、日本が左バッターを4人入れた打線だったから、先発も右の柳済國から左の田炳浩に変更したのである。

 二回裏になって、プレス席に配りなおされた先発表のコピーには、韓国側の走り書きのメモのような2度の書き換えの跡がそのまま残されていた。
 
韓国の先発変更はものの見事、当たった。2番に抜擢された高永民が一回裏に成瀬から右中間へ先制本塁打。日本打線がそのすぐ次の回に逆転し、ゲームの主導権を渡さなかったから大事に至らずにすんだが、膠着した試合展開になっていれば、ゲームはどう転んでいたかわからない。

 星野監督は、大野投手コーチからの注意を受けて、だれを先発起用するかは「秘中の秘」扱いにしてきた。
 成瀬の起用は「意外や意外」のはずだったのだが、「先発左腕成瀬」を見て、打順を大幅に変えた韓国のやり口は、言ってみれば「後出しジャンケン」のようなものである。

「プレーボールと同時にビックリしました。スターティング・メンバー表とまったく違う。1時間前に交換しようと言っていた、監督会議で決めた紳士協定を踏みにじられた気分だ」
 試合後の会見は、星野監督の大激怒ではじまった。

 大会開始の前日、4か国の監督が集まって、ルール確認の会議が行われたのだが、先発メンバー表については、試合開始の1時間前に提出するという合意がなされていたのである。

 ゲーム後、この試合のゲーム・コミッショナーを務めたIBAFの技術委員、スウェーデンのピーター・ストロームに、IBAFの判断を聞いた。
「IBAFの明文化されたルールとしては、韓国チームの言うとおり、試合開始5分前まで先発メンバーを変えることは可能です。日本チームもその条項は承知しておくべきです。ただし、実際問題として、メンバー変更は、直前の練習でケガをしたというような場合に行われるもので、今回の韓国チームのような変な意図のある変更を見たのははじめてです。まさかそんなトリックをするチームが出てくると、ルールは想定していませんから。そういうチームが出てくると、ルールを変える必要があるかもしれませんね」

 大会最終日、韓国の金卿文監督に釘を刺す質問をしてみた。
 ――韓国チームはいずれ北京に来ることになると思うが、五輪でも、勝利のためであれば、昨日のような姑息なトリックをやるのか?
「誤解を招いたとしたら残念だ。私もプロの試合ではあんなことはしない。アマチュア・ルールのこの大会では、ラインナップ変更は許されることだと考えた。韓国の勝利のためであれば、できる限りのことをやる。それが私のつとめだ」

 勝利のためならそこまでやるのか、韓国野球!?

石川保昌(12月6日執筆「FLASH」2007年12月25日号)

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