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6月20日「スウェーデン-イングランド」戦

ワールドカップレポート・グループリーグ
Match 35 グループB「スウェーデン-イングランド」戦
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6月20日 21:00 ワールドカップ・スタジアム(ライン・エナギー・スタディオン)/ケルン

グループリーグもいよいよ今日から最終戦に突入。第3戦は、同じグループの2試合が同時刻にキックオフになり、これから4日間は各4試合ずつの開催。

今日の観戦カードは「スウェーデン-イングランド」戦。
2試合を終えたところで、スウェーデンは勝ち点4、イングランドは勝ち点6。スウェーデンが勝てば、スウェーデンにはグループトップ通過の可能性もあるカード。
先に行われたグループAの首位対決の結果、グループAの1位はドイツ、2位はエクアドルに決定。決勝トーナメント1回戦(ベスト16戦)で、ホスト国ドイツと戦いたくなければ、スウェーデンはこの試合に勝たなければならない。
イングランドは引き分けでも首位通過。
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両チームとも、以上の条件を頭に入れた上で試合に臨んできた。
攻撃サッカーが売り物のスウェーデンだが、トリニダードトバゴがパラグアイに勝った場合には、勝ち点が同じになる可能性もあるので、4バックスの前に1人ボランチをアンカーに置いた形の「4-1-3-2」という、第2戦パラグアイ戦の最後に得点を挙げたフォーメーションと同じ。
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一方のイングランドもハーグリーブスを4バックスの前に置いた「4-1-3-2」。
引き分けでも別にかまわないと、エリクソン監督は考えたんでしょう。イングランドとしては普段よりもやや守備的な布陣。
ルーニーがこの試合から先発に復帰し、ジェラードはベンチ・スタート。

キックオフからわずか1分過ぎ、オーウェンがスウェーデンのプレーヤーと接触したわけでもないのに、タッチライン際で右足首をそらせたまま後ろに倒れ込んだ。右ヒザの異常。記者席の真下だったので、望遠鏡で確認したが、苦痛で顔をゆがめたままで、オーウェン、以後の試合に出るのは無理だと思います。

タンカで運び出されたオーウェンに代わって、急きょ、クラウチが交代で入る。
クラウチとルーニーの連携、とてもいい。クラウチがバックヘッド気味に落としたボールをルーニーが拾い、シュートまで行きかけたシーンがこの試合でも何回かあった。今後、イングランドの先発2トップは、クラウチとルーニーに固定されるでしょう。

身長198センチのクラウチが、やや引き気味のポジションで、GKからのロングボールをヘッドで競う戦術をとれば、相手陣内で主導権を握って試合ができるので、クラウチ、攻守両面で大きな武器になります。

前半はイングランドのゲーム。左サイドのJ・コールが、サイド突破、あるいはドリブルカットインからしばしば決定的なチャンスを作りました。
前半34分のイングランドの先制点は、右サイドからのフワッと浮いたロブクロスにクラウチがゴール前で合わせ、落としたボールをスウェーデンのディフェンダーが大きくクリアすることができず、結果的に左サイドにいたJ・コールへのパスの形になってしまって生まれたもの。

スウェーデンの「4-1-3-2」という攻撃重視の頭でっかちのフォーメーションは、「4-4-2」や「4-3-3」のフォーメーションに比べると、どうしても両サイドの守備が甘くなります。そこをJ・コールとA・コールが連動したサイド攻撃で衝かれた。

試合後、スウェーデンのラガーベック監督に、
「J・コールに左サイドからアタックされるのは予想していたと思うのだが、なぜ、あえてサイド攻撃に弱いフォーメーションを選択したのか?」
と、聞いてみた。
「イブラヒモビッチの故障欠場で、4-4-2ではわれわれの攻めの形にならない。アルバックとヨンソンを使うことを考えると、あの形がいちばん機能すると考えた」
PICT0049sm_edit.jpg

イングランドに勝ちたい(グループ1位になってドイツとは当たりたくない)。もし敗れることがあっても、得点を1点でも挙げなければならない(もしトリニダードトバゴが勝って勝ち点が4で並ぶ場合は、僅差の総得失点差の勝負になる可能性がある)。

ラガーベック監督、今日は、最初から1位狙いの攻撃的布陣で来たということです。
その結果、痛い失点を喫してしまった。
ただ、それを取り返してしまうスウェーデンの攻撃のポテンシャルの高さは認めるべきでしょう。
ラガーベック監督、こう言いました。
「たしかに2失点したが、最後にわれわれはいつものように追いつくことができたし、そういう攻撃的なサッカーがわれわれのスタイルなんだ」

エリクソン監督は、
「最後に同点に追いつかれはしたが、いちばん重要なのは、グループ1位になること(ドイツと当たらないこと)で、そうなったことを喜びたい。万全だと思っていた守備に問題が出たので、今後、それを修正したい」
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後半には、休ませるつもりだったジェラードを入れ、「4-1-4-1」という超守備的なフォーメーションを取りながら、ロスタイム寸前に失点を許してしまったイングランド。プレミアリーグの選りすぐりのディフェンダーがそろい、守備力には問題ないと見られていましたが、攻撃力のあるチームと当たると、無失点というわけにはいかない。
また、ルーニーは復帰したものの、まだ90分使いきることができる状態まで回復していない。そこにオーウェンの負傷(たぶん離脱になるでしょう)。イングランド、決勝トーナメントに向けて万全の状態とはいえません。

「スウェーデン 2-2 イングランド」

【得点】
イングランド:J・コール(34分)、ジェラード(85分)
スウェーデン:アルバック(51分)、ラーション(90分)

【スウェーデン先発】 「4-1-3-2」
GK:1 イサクション
DF:3 メルベリ、4 ルチッチ、5 エドマン、7 アレクサンデション
MF:6 リンデロート→19 アンデション(91分)、8 スベンソン、9 リュングベリ、16 カルストローム、18 ヨンソ ン→21 ビルヘルムション(54分)
FW:11 ラーション、20 アルバック→エルマンデル(75分)

【イングランド先発】 「4-1-3-2」
GK:1 ロビンソン
DF:3 A・コール、5 ファージナンド→12 キャンベル(56分)、6 テリー、15 キャラガー
MF:7 ベッカム、8 ランパード、11 J・コール、16 ハーグリーブス
FW:9 ルーニー→4 ジェラード(69分)、10 オーウェン→21 クラウチ(4分)

レフェリー:マッシモ・ブサッカ(スイス)

【ボール・ポゼッション】スウェーデン:45% イングランド:55%

【シュート数】
スウェーデン9本(内ゴール枠内シュート6本)、イングランド14本(同8本)

【マン・オブ・ザ・マッチ】J・コール(イングランド)

【6月20日の他の試合結果】
グループA「エクアドル 0-3 ドイツ」
グループA「コスタリカ 1-2 ポーランド」
グループB「パラグアイ 2-0 トリニダードトバゴ」


【グループA最終成績】
1位 ドイツ 3勝 勝ち点9 得点8 失点2
2位 エクアドル 2勝1敗 勝ち点6 得点5 失点3
3位 ポーランド 1勝2敗 勝ち点3 得点2 失点4
4位 コスタリカ 3敗 勝ち点0 得点3 失点9

【グループB最終成績】
1位 イングランド 2勝1分け 勝ち点7 得点5 失点2
2位 スウェーデン 1勝2分け 勝ち点5 得点3 失点2
3位 パラグアイ 1勝2敗 勝ち点3 得点2 失点2
4位 トリニダードトバゴ 1分け2敗 勝ち点1 得点0 失点4


6月21日マインツより。
携帯imidas 2006W杯レポート 15 石川保昌
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