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6月24日「ドイツ-スウェーデン」戦

ワールドカップレポート・決勝トーナメント1回戦(ベスト16戦)
Match 49 「ドイツ-スウェーデン」戦
ドイツスウェドイツPICT0015
6月24日 17:00 ワールドカップ・スタジアム(アリアンツ・アレナ)/ミュンヘン

ホスト国ドイツ、スウェーデンを滅多打ちで「ベスト8」進出一番乗り。

残念。
ドイツのあまりにも早い2ゴールと、スウェーデンの軽率なファウルによる退場で、壊れた試合になってしまった。
スウェーデン、せっかくの決勝トーナメント進出もなにもできずに敗退。
ドイツスウェPICT0005

両チームに、ここまで戦力差があるわけではない。しかし、サッカーのゲームというのは勢い、選手のモチベーション(勝利への執念といってもいい)が大きく左右してしまうので、スウェーデンがドイツの勢いにのみ込まれてしまったというしかないゲーム。

キックオフからわずか4分弱。まだゲームが落ち着くもなにもない時間帯に、ドイツの縦の連続ショートパス攻勢で、スウェーデンの最終ラインが突破され、このゲーム最初の得点チャンスに、ポドルスキーが見事、ゴールを決めた。

ビデオを確認して書いているわけではないので、間違いがあるかもしれませんが――。
前半4分。バラックからトップのクローゼへ。クローゼ、すぐ脇にいるポドルスキーにはたき、ポドルスキー、もう一度、バラックに戻す。バラック、クローゼに再度、クサビを入れる。クローゼ、スウェーデンのメルベリとルシッチの両センターバックの間をボールをかき込んですり抜けるように突破。そして、ワンタッチでポドルスキーにショートパス。ポドルスキーがこれを豪快に蹴り込み、ドイツ、またたく間の先制ゴール。

スタジアム(6万6000人)のほぼ8割がドイツ・サポーター。ドイツの先制点に、サポーター全員が絶叫。サポーターの声援に後押しされて、ドイツ、雨あられとシュートをスウェーデン・ゴールに浴びせかける。

前半12分、先制ゴールと似たパターンで、2点目。これもバラックからクローゼへのクサビ。クローゼがポドルスキーにショートパスを渡して、ポドルスキーが決めたもの。
germanysweden.png

ドイツの攻撃のペースが止まらなくなった理由は、スウェーデンのフォーメーションにあった。
スウェーデン、4バックの前にワンボランチのリンデロートを置いた「4-1-3-2」という布陣。2トップはイブラヒモビッチとラーション。2列目は左にリュングベリ、右にヨンソン、真ん中にカルストローム。この5人で攻撃を仕掛けようというのがラガーバック監督の考え方。

しかし、このフォーメーション、実は、縦の突破に弱い。
ドイツの中盤の要、攻撃の起点はフリングスとバラックの両MF。こちらもバラックが前、フリングスがやや後ろでワンボランチ。
バラックやフリングスから、ときには左サイドのシュバインシュタイガーからクローゼにスパッと切り裂くようなクサビのパスが通ってしまう。

ワンボランチのリンデロートの両脇にスペースができてしまうので、クローゼやポドルスキーが、ときにはバラックがそこに入ってクサビをもらい、反転してラストパスを出したり、シュートを打ったり、ポストプレーでボールを戻して、バラックやフリングスがミドルシュートを狙ったりという多彩な攻撃ができてしまう。

また、左右の両サイドのウィングのリュングベリとヨンソンは守備的なプレーヤーではないので、その裏のスペースを衝かれると、守備がバタバタになる。前半35分で2枚目のイエローをもらって、レッドカード退場になってしまったルシッチのファウルも、その弱点を衝かれて、ファウルで無理矢理止めてしまったために起きたもの。

あまりに早い2失点を前半で1ゴールでも挽回しようと、攻め上がったところを、カウンターを取られ、ルシッチが相手の腕を引っかけて止めて、それで2枚目のイエローで退場。

ラガーベック監督、ドイツの攻勢に耐えるために、控えのセンターバックを入れてカルストロームを下げざるをえなくなった。これでまずます中盤の駒数が足りなくなり、ドイツが中盤を完全に支配することになった。

ボール支配率が前後半通じてドイツ63%、スウェーデン37%、ドイツが放ったシュート数が26本では、スウェーデンの選手たち、元気の出しようがなかった。

ラガーベック監督に、試合後、聞いた。
――最初からドイツとまともに打ち合うゲームプランを考えていたのか? アウトボクシング(離れていなす)作戦を取るつもりはなかったのか?
「そういうつもりはまったくなかった。攻撃的なサッカーがわれわれのサッカーなので、打ち合うつもりで立ち向かったのだが、あまりに早い2本のゴールと、前半でのレッドカード退場で、11人で戦っても今日のドイツとでは互角に持ち込むのが大変なのに、10人では戦いきれなかった」

一方のクリンスマン監督。
「今日の試合は、ゲーム・マネージメント、戦術、いずれをとってもパーフェクトなゲームをしたと思う。とくに前半30分までに相手を圧倒してしまった選手たちを自慢に思う。最近のドイツ・チームがここまで完璧な勝ちゲームをしたのは記憶にない。われわれは、すでに準々決勝を視野に置いて、そのゲームが最後の試合となったりしないように備えるつもりだ。今日の試合でも故障者がだれひとり出ることなく、完璧な状態で次の試合に臨むことができる」

「ドイツ 2-0 スウェーデン」

【得点】ドイツ:ポドルスキー(4分、12分)

【ドイツ先発】 「4-4-2」
GK:1 レーマン
DF:3 フリードリッヒ、16 ラーム、17 メルテザッカー、21 メッツェルダー
MF:7 シュバインシュタイガー→18 ボロウスキー(73分)、8 フリングス→5 ケール(85分)、13 バラック、19 シュナイダー
FW:11 クローゼ、20 ポドルスキー→10 ノイヴィル(75分)

【スウェーデン先発】 「4-4-2」
GK:1 イサクション
DF:3 メルベリ、4 ルチッチ→退場(35分)、5 エドマン、7 アレクサンデション
MF:6 リンデロート、9 リュングベリ、16 カルストローム→13 ハンソン(39分)、18 ヨンソン→21 ウィルヘルムション(52分)
FW:10 イブラヒモビッチ→20 アルバック(73分)、11 ラーション

レフェリー:カルロス・シモン(ブラジル)

【退場】
ルシッチ(35分、2枚目のイエローカードで退場)

【ボール・ポゼッション】ドイツ:63% スウェーデン:37%

【シュート数】
ドイツ:26本(内ゴール枠内シュート11) スウェーデン5本(同2)

【マン・オブ・ザ・マッチ】クローゼ(ドイツ)

【24日の他の試合結果】
アルゼンチン 2-1 メキシコ


6月24日 ミュンヘンより。 
携帯imidas 2006W杯レポート 20 石川保昌
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