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7月9日決勝「イタリア-フランス」戦

ワールドカップレポート・決勝トーナメント 決勝
Match 64 「イタリア-フランス」戦
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7月9日 21:00 オリンピア・スタディオン/ベルリン
ベルリン夕景PICT0064


イタリア、延長PK戦でフランスを下し、4回目の優勝。

ワールドカップ・ドイツ大会は、7月9日、ベルリン・オリンピア・スタディオンで「イタリア-フランス」の決勝が行われた。
前半、双方、1点ずつを挙げたが、以後、どちらも追加点を許さず、「1-1」同点のまま、延長戦に突入。延長戦でも決着がつかず、勝負はPK戦に持ち込まれた。
PK戦は先攻のイタリアが5人ともゴールを決めたのに対し、フランス2人目のトレセゲのPKがゴールバーを叩いて失敗。「5-3」でイタリアがPK戦を制して、4回目の優勝を飾った。
なお、前日、シュツットガルトで行われた3位決定戦で、ポルトガルを「3-1」で下したドイツが3位に。
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イタリア、フランスのヨーロッパ2強対決、あるいはEURO2000ファイナルの再戦で、サッカー・ファン注目の一戦となったファイナル。しかし、後味の悪さを残した試合となった。
堅実な守備を持ち味にしている両チームの戦いだけに、「1-1」のまま延長戦に持ち込まれたのは、想定の範囲内。

延長後半110分に、フランスのキャプテンであり、また、この試合を最後に現役引退を表明しているジダンが、ゲームと関係ないところで、イタリアのディフェンダー、マテラッツィに暴力をふるい、一発レッドカード退場となった。
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ピッチ外に向かって歩くジダン。

記者席からは、遠すぎてどのようなトラブルが起きたのかわからなかった。ゲーム後の記者会見などでも、2人の間にどのようなやりとりがあったのか発表されていない。

ジダンの暴力行為は退場処分になって当然であるものの、ジダンがみずからのファイナル・ゲームを台無しにするほど、感情的になって暴力行為をふるったのには、マテラッツィからなんらかの悪質な挑発行為があったはずだというのが各国記者の推論。

この件については、ジダンもマテラッツィもなにもコメントを出していないので、これ以上、書きようがない。
ドイツ大会では、主催者のFIFA自身が、サッカー界の「人種差別」撲滅や、悪質なファウルへの厳罰主義を唱えていただけに、決勝戦で、今大会の最大の主役だったジダンが暴力行為を犯してしまったのは、まったくいただけない。

フランスの前半の得点はジダンのPK。イタリアの同点ゴールはコーナーキックからの得点。フランスはテュラム、ギャラスのセンターバックとボランチのマケレレ、ヴィエラ(ディアラ)の強力な守備陣で、イタリアも前半にペナルティ・ファウルを犯したものの、キャプテンのカンナバーロがリードするディフェンス陣が奮闘して、僅差のゲームに。

華のファイナル戦としては、美しいゴールを見たかったのだが、美しさよりも勝負に負けぬことが優先されるサッカーにならざるをえない。
負けぬサッカーという点では、イタリアのリッピ監督のほうがフランスのドメネク監督よりもシビアだった。

監督批判をとがめられて起用されていなかったトレセゲを延長最後になって起用したドメネク。トレセゲがPKを失敗したのは偶然ではない。
レッドカードで4試合出場停止だったデ・ロッシを早めに交代に送り出したリッピ。場内全体から強烈なブーイングを浴びるのが予想されていたマテラッツィをあえて臆することなくPK戦に送り出したのもリッピである。

腐敗問題で大荒れのイタリア・サッカー界にとって、「アズーリ」の4度目のワールドカップ制覇は唯一の明るい話題であり、リッピ自身にとっても、今後、イタリアのサッカー界で生き残るための勲章となる重要な試合だった。
決して華やかな勝ち方ではない。

「リアリスト」リッピが負けなかったワールドカップ2006。ただし、決勝戦を見る限り、新たなスターも、美しいゴールもない、世界のサッカーの低迷を暗示する試合だった。

イタリア 1-1 フランス(前半 1-1/後半 1-1/延長 1-1)
PK戦: ○イタリア 5-3 フランス×

【得点】
フランス:ジダン(7分・PK)
イタリア:マテラッツィ(19分)

【イタリア先発】 「4-2-3-1」
GK:1 ビュフォン
DF:3 グロッソ、5 カンナバーロ、19 ザンブロッタ、23 マテラッツィ
MF:8 ガッツーゾ、10 トッティ→4 デ・ロッシ(61分)、16 カモラネージ→7 デル・ピエロ(86分)、20 ペロッタ→15 イアキンタ(61分)、21 ピルロ
FW:9 トニ

【フランス先発】 「4-2-3-1」
GK:16 バルテズ
DF:3 アビダル、5 ギャラス、15 テュラム、19 サニョル
MF:4 ヴィエラ→18ディアラ(56分)、6 マケレレ、7 マルダ、10ジダン→退場(Rカード・110分)、22 リベリー→20 トレセゲ(100分)
FW:12 アンリ→11 ウィルトール(69分)

レフェリー:ホレーシオ・エリゾンド

【退場】ジダン(延長後半110分)

【PK戦】 (イタリア 5-3 フランス)
イタリア:ピルロ ○、マテラッツィ ○、デ・ロッシ ○、デル・ピエロ ○、グロッソ ○
フランス:ウィルトール ○、トレセゲ ×、アビダル ○、サニョル○

【ボール・ポゼッション】
イタリア:55% フランス:45%

【シュート数】
イタリア:5(内ゴール枠内シュート3) フランス:13(同5)

【マン・オブ・ザ・マッチ】
アンドレア・ピルロ(イタリア)
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ボランティアのみんな、ありがとう。”アウフビーダーゼン”
ベルリン市内に戻る電車のなかで。メキシコからのファンと。

7月10日 ベルリン空港より。
携帯imidas 2006W杯レポート 27 石川保昌
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