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6月15日「スウェーデン-パラグアイ」戦(スカパーブログ)

ラガーベックの攻撃サッカー スウェーデンも決勝トーナメント進出か?

2002年の日韓大会の取材で大好きになったチームがスウェーデン。
スウェーデンがセネガルに敗れた大分での試合で、ミックスゾーンで、ぼろぼろ大粒の涙を流して泣いているラーションを見かけたのがきっかけでした。

ラーションが代表入りしているあいだはできるだけ見に行こうと、EURO2004のときもスウェーデンのゲームを全部、追いかけたら、ラルス・ラガーベック監督のサッカー、おもしろいんだなあ。

ここで1点取らなけりゃ、脱落するというときに、彼は、いつも前5人、あるいは6人でスクランブル攻撃をしかけます。

「もう少し、守備的になれば、要らない失点はしないですむんじゃないかい?」
と言うと、
「確かにそうかもしれないが、そんなサッカーはつまらないだろう。いまのチームのサッカーはアグレッシブなサッカーだからね。点を取られたら、取り返す。あと1ゴール決めて、勝てばいい」
と答えるのがラガーベック。

試合のたびに記者会見やミックスゾーンで、何度もインタビューしてきたので、その試合での選手交代や戦術について質問すれば、ゲームの分析をしながら、なぜあそこでその選手を投入したのか、フォーメーションを変えたのはなぜかなど、的確に話してくれます。
ラルスの解説はものすごくわかりやすい。論理的です。
この監督、すごいなあという監督、オシムにしても、モウリーニョ(チェルシー)やベニテス(リバプール)などもそうですが、戦術解説がわかりやすい。ちゃんとした説明をできることって、とても大事なことです。

どうすれば、相手のディフェンス陣にパニック状態を作り出すことができるか、局面で数的優位を作り出すためにどういう攻撃を仕掛けるか、第1波の攻撃のあと、カウンターを仕掛けられないようにセカンドボールをどう処理して、第2波の攻撃をしかけるか――といったことを、スウェーデンの選手たちも、普段の練習のときから、わかりやすく指導されているはずです。

第1戦、トリニダードトバゴ戦が「ノーゴール・ドロー」だったというのは、ぼくには意外だったのだけど(イングランド戦の取材に出かけたので、あの試合は録画でも見ていない。そんな時間がない)、この第2戦でも、なかなか得点できなかった。

いちばんの原因は、ズラタン(イブラヒモビッチ)の不調にあります。
今日もシュートチャンスが3回あったのに、1回はシュートを打たず、2回はミスキック。
あまりに調子が悪いので、前半だけでラガーベック監督、ズラタンを下げました。

記者会見で聞いたら、
「ズラタンの足の状態(右足太ももの負傷)が悪いままで、90分使うと、以後の試合に起用できない可能性もあると、トレーナーから報告を受けたので代えた」
とのこと。
――君のチームのような攻撃的チームが2試合で1ゴールしか挙げられないのはなぜだい?
「ゴールを挙げられないというときには、2つあって。どんなにいいサッカーをしても、相手の守りがミスをしないという場合と、こちらが自分たちのサッカーをできていないときのどちらかだ。今日のゲームも前のゲームも、われわれは攻撃の組み立ては間違ってないし、決定的なチャンスを何度も作り出しているから、問題はない。それだけパラグアイのディフェンダーがよく守ったということで。ただ、今日は勝って勝ち点3を取らないといけない試合だったから、最後は仕掛けた」

後半85分過ぎ、ラガーベック監督にしてはやや遅いスクランブルでしたが、3人目の交代でエルマンデルを投入。
それまでの「4-4-2」から「4-1-3-2」にフォーメーションを変えます。
ワンボランチをアンカーに置いて、パラグアイのカウンターに備えたうえで、攻撃は前の5人で仕掛ける。

こういうスクランブル攻撃への切り替えは、EURO2004でも、対イタリア戦、土壇場で「2-2」に追いついたデンマーク戦などでも、攻撃陣を5枚、あるいは6枚使って、無理矢理、ゴールをこじ開けるということをやっています。

そういう攻撃的なフォーメーションを取ると、守備のバランスは悪くなるので、今日は、もしもの場合のパラグアイのカウンター攻撃に備えて、4バックスの前にワンボランチをアンカー役で置きました。

最後、ヘディングで決めたのはリュングベリ。それまで左にいたはずのリュングベリがどうしてあの位置にいたのか、不思議に思ったファンもいるかもしれませんが、フォーメーションを変えたときに、リュングベリは2列目の真ん中にポジションを変わっていました。

1点をどうしても取りにいかないといけないときに、そういうオプションの攻撃戦術をズバッと使えるチーム。そこがスウェーデンの魅力でもあります。

さて、第3戦の「スウェーデン-イングランド」戦。スウェーデンはドローでも、イングランドとともに決勝トーナメント進出できるわけですが、ラガーベック監督、どういう選択をするでしょうか。

ドイツの記者は、ドイツは、できれば、決勝トーナメントの1回戦は、イングランドよりもスウェーデンと当たりたいと言います。
スウェーデンのサポーターは、そりゃあ、イングランドよりエクアドルと当たってほしいと、答えます。

開催国で、モチベーションの高いドイツと戦うよりは、エクアドルと戦いたいと、どの監督も考えるところでしょう。
そのためには、スウェーデンはイングランドを破って、勝ち点「7」を狙いにいくしかないのですが、ラガーベック監督、ドローでもいいという試合(守備バランスを重視した試合)をするのかどうか、いまから注目です。

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