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7月4日「ドイツ-イタリア」戦(スカパーブログ)

イタリア、延長も慌てず。大人のサッカーで余裕の決勝進出。

イタリア、開催国ドイツの悲願を打ち砕く延長戦後半14分と16分の2得点。イタリアの決勝進出は94年アメリカ大会以来3大会ぶり。

90分戦って「0-0」。延長に入った直後から大攻勢をかけたイタリアだったが、延長前半開始早々のジラルディーノのシュートはゴールポストに、その直後のザンブロッタのシュートもゴールバーを叩き、ノーゴールのまま延長後半戦に突入。

イタリア、つき目がないように見えたのだけどねえ。
ほぼ120分にわたってイタリアがゲームを支配。レーマンのファインセーブもあって、イタリアがなかなかゴールを挙げることができない展開だったのだけど。

リッピ監督、試合後の会見で「PK戦にならないことだけを祈っていた」と語っていますが、ドイツの選手たちも最後の最後はPK戦になることを願っている感じだった。
延長線の後半は、カウンターをかけても、前の3人にまかせっぱなしになってしまった。セカンドボールも拾えなくなって、イタリアに攻め込まれてしまった。

ドイツは2試合連続延長戦だったから、バラックなんかもう走る力が残っていなかった。ピルロを自由にしてしまったらダメですね。ピルロに再三、決定的なチャンスを作られた。

あと2分でPK戦決着の可能性もあったんだけど、延長後半14分、イタリアの右コーナーキックのこぼれ球を拾ったピルロが、ドリブルでドイツの守備陣を翻弄。最後はゴール右前に詰めていたディフェンダーのグロッソがノーマークでゴールマウスの左上に豪快なミドルシュートを決めた。ディフェンダーであのシュートが打てるというのがすごい。

試合終了直前には、最後の攻撃に攻め上がったドイツの最終ラインの裏をジラルディーノがカウンターで衝いて、最後はデル・ピエロが技ありの2点目。

ボール・ポゼッション、シュート数、決定的チャンスの数でも、イタリアが圧倒的に上回っていたから、順当な結果といっていいでしょう。

後半、イタリアが無駄な攻撃を仕掛けなかったのが勝因というか、イタリアが大人のサッカーをしました。
余力を残して延長戦に突入。しかも、後半74分に入ったジラルディーノに加えて、勝負所の延長戦になって投入したイアキンタ、デル・ピエロが威力を発揮した。リアリスト、リッピの采配、見事でした。

ドイツ・サポも、どちらのサッカーが素晴らしかったか、目の前で見せつけられたから、完敗には納得するしかなくて。ベスト4まで勝ち上がったドイツチームを称える拍手を送りましたが。

ドルトムント駅で列車に乗り込むサポーター、声ひとつありません。
開催国ドイツの敗退で、7月9日のベルリンの決勝戦は「♪ベルリンへ行こう」の歌も聞こえない、寂しい決勝戦になるのかなあ。
まあ、代わりにドイツにあまり来てなかったイタリアサポが、突然、ベルリンに大量にやって来るんでしょうね。EURO2000のときもそうだった。イタリアの記者に聞いたら、たぶん3万か4万人がベルリンに現れるんじゃないかと言っています。

ファイナルの相手がどちらになるかわからないけど、リッピ、問題山積のイタリア・サッカー(自分自身もふくめて)の浮沈を賭けて、ファイナルは勝負してくるでしょう。
ザンブロッタもガッツーゾも、今日は冷静なプレーで無駄なイエローをもらわなかったし、カンナバーロ、完璧なプレーで守った。ネスタはプレーできないとしても、イタリア、ほぼ万全な状態でファイナルに臨めます。

リッピ監督の試合後コメント。
「延長戦も含めて、完全に試合をコントロールしていたし、決定的なチャンスを何度も作り出していたので、心配はしていなかった。延長になって2本のシュートがゴール嫌われたときは、PK戦にしないことだけを(ドイツにはレーマンという素晴らしいGKがいるので)考えた。延長になって入れたイアキンタ、デル・ピエロが期待どおりの仕事をしてくれた。決勝戦をポルトガルとフランスのどちらと戦いたいというような話はしない。そんなことを話せば、相手にモチベーションを与えるだけだからね」

クリンスマン監督。
「敗れてしまったことに失望しているが、選手たちには、君たちはよく戦った、胸を張れと言った。若いチームがここまで勝ち上がってきたことを評価してほしい。最後の最後に、連続延長戦の疲れの影響が出て、力が及ばなかったが、チームはベストを尽くした。あと1試合(3位決定戦)、あきらめずに戦いたい」
sfgermanyitalia.png


「ドイツ 0-2 イタリア」(前半・後半 0-0/延長前半 0-0/延長後半 0-2)

【得点】
イタリア:グロッソ(119分)、デル・ピエロ(121分)

【ドイツ先発】 「4-4-2」
GK:1 レーマン
DF:3 フリードリッヒ、16 ラーム、17 メルテザッカー、21 メッツェルダー
MF:5 ケール、13 バラック、18 ボロウスキー→7 シュバインシュタイガー(73分)、19 シュナイダー→22 オドンコル(83分)
FW:11 クローゼ→ノイヴィル(111分)、20 ポドルスキー

【イタリア先発】 「4-3-1-2」
GK:1 ビュフォン
DF:3 グロッソ、5 カンナバーロ、19 ザンブロッタ、23 マテラッツィ
MF:8 ガッツーゾ、10 トッティ、16 カモラネージ→15 イアキンタ(91分)、20 ペロッタ→7 デル・ピエロ(104分)、21 ピルロ
FW:9 トニ→11 ジラルディーノ(74分)

レフェリー:ベニト・アルチュンダ(メキシコ)



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