Google

Entries

7月5日「ポルトガル-フランス」戦(スカパーブログ)

ジダンのラストゲーム!? いやまあ、いいんですけどね。

今回のワールドカップ、外しに外してる。
日本というか、ジーコはあんなもんだと予想してたから、別にショックではなかったけど。
スウェーデンでしょ。オランダでしょ。ブラジルに、ドイツでしょ。
ベスト16戦以後、ずっと裏目にばっかり張って見てきたわけです。
これだけ外してくると、落ち込んできます。

今日ですか? 負けると分かっていても、ポルトガルに張っています。
だから、ポルトガル・カラーのネクタイを締めてアリアンツ・アレナにやって来たわけだけど。
いいの。この際、もう負け続けで見境なくなっているから。
ポルトガル・チームにはEURO2004のときにいっぱいお世話になったし、モウリーニョの教え子たち、大好きだしね。

試合前にチーム広報のアフォンソ・メロと久しぶりに会ったら、「ビッグ・タイトルを取る最後のチャンスだから」と言ってたけど、フィーゴもパウレタも、ほかの選手だってみんな、それ分かってるからね。

今日のカードの「ポルトガル-フランス」のセミ・ファイナルって、EURO2000のときのセミ・ファイナル以来久しぶりでしょう。
いくらなんでも、あれから6年たって、同じカードのセミ・ファイナルになるなんて思ってなかったから、あの試合のデータなんて、パソコンにも入れてこなかった。

EURO2000のときのフランスチームは、フランス大会の優勝のときよりも強かったと思う。

フィーゴたちポルトガルの「黄金世代」もいいチームだったけど、点の取りようがなくて。
延長サドンデスで(ゴールデン・ゴールなどという呼び方していたかな?)ポルトガルがハンドを取られて、ジダンのPKでフランスが勝って、ファイナルでイタリアと対戦することになった。

ブリュッセルでの試合だったと思うのだけど、フィーゴがちょうどぼくが見ていた目の前でユニフォームを脱ぎ捨てて、ジダンがPKを蹴るのも見もしないでピッチを去っていったのをいまでも覚えています。

あれから6年たって、またジダンとフィーゴの対決がセミ・ファイナルの最大の呼び物だとしたら、このワールドカップってなんだったんだろう。

ジダンが一時代を画したスーパー・プレイヤーだったことに反論するつもりはないよ。
ただ、ジダンの引退試合を見たいというのが、フランスのサポーター以外のファンにとってさえ、セミ・ファイナルやファイナルを見たいという、いちばん大きな動機になるというのがねえ…。そんなワールドカップでよかったのかい?
つまり、それはこの6年、あるいは8年、世界のサッカーが停滞していたということでしょう。

ポルトガルが分が悪いことはわかっています。たぶん、「6対4」でフランス有利。
テュラムとギャラス、そのまえのマケレレとヴィエラのディフェンス力を考えると、フィーゴたちがどうやって最終ラインの裏に入り込めるのか、イメージが湧いてこない。跳ね返されるばっかりでしょう。
それでも、今日はぼくはポルトガル。

ドルトムントと同じように、気温が上がることを祈ってたんですけどね。
今日のアリアンツ・アレナ、気温25度前後。微風。
今大会でこれまで21試合、見たゲームのなかでも、もっとも涼しく、湿度もない絶好のコンディションになっちゃった。
ジダンやテュラム、マケレレら、30台のプレーヤーにとってはありがたいコンディションでしょう。
もちろんそれは、イングランドと120分戦ったポルトガルにもありがたかったかもしれない。

ただ、暑さでゆだって根気が続かないような試合になればなるほど、全員が走りに走って犠牲的貢献をする(サクリフィス)スタイルのポルトガル・サッカーに勝利の可能性が出てくると、そういう熱い試合になることをぼくは期待していました。

ジダンとフィーゴのコイントスを見ながら、6年前のことを考えた。
あのゲームに出ていたのはだれだれだったか。バルテズ、テュラム、ヴィエラにアンリも出ていたはず。
ウィルトールは交代で出てきたんだっけ。サニョルはどうだろう。マケレレは控えだっただろうか。
ポルトガルのほうは、フィーゴとパウレタ以外はいなかったような気がする。

ブラジルがフランスに敗れた一因は、ブラジルのレギュラーたちに勝利への欲望が足りなかったという見方をぼくはしています。モチベーションどころじゃない。勝つんだというデザイアが足りなかったチームは負けるのです。

フランスのメンバーを見ると、ジダンとバルテズ、テュラム、アンリ以外は、ワールドカップのチャンピオン・イレブンではないんですね。
ヴィエラもマケレレも、サニョルも、自分たちだって、ワールドカップのタイトルが欲しくてたまらない。そして、自分たちが自分の仕事をすれば、それを手にすることができると信じていると思います。

ポルトガルのメンバーはどうでしょう? もちろん、彼らだって、フランスに勝つチャンスがないとは思っていないでしょう。しかし、フランスのプレーヤーたちのように、自分たちが優勝すると信じるところまでいけないんだなあ。

EURO2004で2度、チャンスをもらいながら、伏兵のギリシャに敗れてしまうというようなことをしてしまうと、自分たちの強さを信じきることができない。

そういうポルトガルが勝つとしたら、必要なのは、これはうちが勝てるとチーム全員が思える先取点です。


【ポルトガル先発】 「4-1-2-3」
GK:1 リカルド
DF:5 フェルナンド・メイラ、13 ミゲル→2 パウロ・フェレイラ(62分)、14 ヌノ・ヴァレンテ、16 リカルド・カルバリョ
MF:6 コスティーニャ→23 エルデル・ポスティガ(75分)、18 マニシェ、20 デコ
FW:7 フィーゴ、9 パウレタ→11 シモン・サブローサ(68分)、17 クリスチャン・ロナウド
smportugalfrance.png

【フランス先発】 「4-2-3-1」
GK:16 バルテズ
DF:3 アビダル、5 ギャラス、15 テュラム、19 サニョル
MF:4 ヴィエラ、6 マケレレ、7 マルダ→11 ウィルトール(69分)、10ジダン、22 リベリー→9 ゴブ(72分)
FW:12 アンリ→14 サア(85分)

レフェリー:ジョルジ:ラリオンダ(ウルグアイ)

フランスは「4-2-3-1」。ブラジル戦とまったく同じメンバー。ただし、ヴィエラがブラジル戦のときよりも少し下がり目。ブラジル戦のように前方にラッシュするのは抑えて、マケレレと左右に並んだ2ボランチ。

ポルトガルはコスティーニャを4バックスの前にアンカーの形で置いた「4-1-2-3」。
コスティーニャもデコも戻ってきたし、足の調子が心配されたクリスチャン・ロナウドも先発。ベストメンバーといっていい。

パウレタのワントップ、左右のクリスチャン・ロナウドとフィーゴの真ん中に、デコが第2列に加わるという形のほうが攻撃を考えればベストなんですが、中盤でのジダン、ヴィエラ、マケレレとの攻防を考えると、デコもやや下がり目にならざるをえないかなあ。

前半、ボール支配はほぼイーブン。フランスは左サイドバックのアビダルがしばしば攻撃参加。アビダルのサイド突破からクロスが何本も入るが、ゴール前で合わせることができない。

ポルトガルは、マニシェが積極的に遠目からでもシュートを狙う。クリスチャン・ロナウドも再三、ドリブル突破してクロスを放ったが、コーナーキックまで。
双方、固いディフェンスで、決定的チャンスは見いだせない。

前半32分、ペナルティライン上でクサビを受けたアンリがトラップ後、フェイントをかけた瞬間、ポルトガルのセンターバック、リカルド・カルバリョの足がアンリの足に引っかかった。PKの判定。
不可抗力としか言いようがないファウル。しかし、アンリがペナルティエリア内で転んでしまった以上、PKと判定されても仕方がない。これをジダンがゴール左隅に蹴り込み、フランス、幸運な先制点。やっぱり。
すぐそばでゲームを見ていたカルバリョのヨメさんが、泣き出しそうにうつむいてしまった。

後半。1点を返さなければいけないポルトガルが猛攻。左サイドバックのヌノ・ヴァレンテを前方に上げて、サイド突破からチャンスを作り出すも、フランスの最終ラインを崩すところまでいかない。

ポルトガルのサイドからの攻めを、サイドバックとマケレレ、ヴィエラで対応できてしまう。もうひとり、サイドにオーバーラップに入って、センターの2人をサイドに引き出さないと。テュラムとギャラスに真ん中で、セットで守られると、クロスだけではゴールを割るのはむずかしい。

後半67分、右サイドからのフィーゴのクロスにゴール前で合わせたクリスチャン・ロナウドの肩をサニョルが押さえたように見えた。でも、審判、ファウルを取らず。ファウルなら、PKだったけど。

ポルトガルの最大のチャンスは、後半78分、ポルトガルのフリーキックを、フランスのGKバルテズが大きくクリアすることができず、浮いたボールをフィーゴがヘッディングでシュートしたプレー。柔らかい浮き球だったため、フィーゴも叩きつけることができず、ゴールバーを越えてしまった。

ロスタイム直前には、ポルトガルが連続してCKのチャンスを作って、GKのリカルドまで攻め上がって最後の反撃を試みたんだけど、フランスの強固な守備を崩すことはできなかった。
6年前と同じ、ジダンのPKによるフランスの1点勝ち。
中盤のボール奪取の激しい攻防は見応えがあった試合だった。

フランスが、リードしたあとは、積極的に攻勢に出なかったため、ジダンのためのセレブレーション・マッチという以外、見所が少ないゲームになったかもしれない。
ポルトガルの猛攻を、ヴィエラ、マケレレの両ボランチと、テュラム、ギャラスの両センターバックがしのいだ、フランス守り勝ちの試合。

ポルトガル・スコラーリ監督の試合後の会見コメント。
「われわれは小国なので、しばしばこういう判定にやられてしまう。南アメリカのレフェリーは自分がなにをしようとしたかをわかっているはずだ。フランスに対してはPKが与えられ、ポルトガルにはそれが認められなかった。今日の試合には敗れたが、ここまでやって来た選手たちを誇りに思う」

フランス・ドメネク監督。
「クォーターファイナル、セミファイナルと、トーナメントが進むほど、より大きな緊張を強いられる試合になる。ブラジル戦よりも今日の試合のほうがタフな試合だったし、それをしのいだディフェンス陣をほめたい。ジーコのラストゲームということにばかり、注目が集まるが、ジダンだって、自分の最後の試合であるということよりも、フランスチームにとって最後のファイナルであることを考えてプレーしているわけで、それはほか選手も同じだ」

試合後、FIFAのブラッター会長に「イタリア-フランス」のファイナルになった感想を聞いてみた。
「ヨーロッパの現在の最強チーム、イタリアとフランスのマッチアップは、目を離せないゲームになるはずだ。ドイツ戦に見せたように、素晴らしい攻撃力を持っているイタリア、この十年で世界のサッカー界が生み出した最高のスタープレーヤー、ジダンのファイナルゲームを勝利で飾ろうとするフランス、この激突以上に、サッカーファンを楽しませてくれる最高のカードはないはずだ」

7月7日 ベルリンからビンツへ移動の車中で。石川とら
スポンサーサイト
-->
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://tra3.blog43.fc2.com/tb.php/418-53ad29c2

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

「どうも。石川とらでーす」

Author:「どうも。石川とらでーす」
筆者プロフィール==>
http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-2.html

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

href="http://blog.fc2.com/">blog) カワイイ☆ブログランキング