「反町ジャパン」初戦で勝ち点「3」をゲット。ツーロン国際ユース 第1戦 グループA「日本-オランダ」戦
5月20日 18:10 スタッド・マイヨール(ツーロン)
○日本 1-0 オランダ× (前半0-0)
【得点】李(後半64分)
【日本】 「4-5-1」
GK: 1 西川
DF: 4 水本、5 伊野波、9 森重、12 田中
MF: 2 細貝、7 水野→17 梅崎(80分)、8 本田圭、10 梶山→22 森本(64分)、12 谷口
FW: 20 李
【オランダ】 「4-3-3」
GK: 1 クルル
DF: 4 ファンエイデン→13 サーポン(77分)、5 フルーレン、6 ヒアライ、8 コンダース
MF: 10 ドナルド、12 ヤンセン→7 キフフ(61分)、15 ホルメル、17 オーガスティン
FW: 19 ジョージ、22 ポッポン→20 イダブデライ(77分)
レフェリー: デピエロ(カナダ)

試合後の反町監督コメント。
「北京を見据えてのトーナメントなので、いままで戦ったことのないヨーロッパの強豪チームと1試合でも多く対戦したい。グループリーグを突破して5試合したいということでは、初戦で勝ち点3をゲットできたことを素直に喜びたい。
(移動の時差もあって)体調はベストの状態の4分というくらい、身体が重いし、いいプレーを望むのは無理な状態のなか、はじめての対戦で、どんな戦い方をしてくるのかわからないオランダに対して、選手たちが自分で考えて、試合の序盤から押し込まれることなくしっかり対応できた。」
得点を挙げた李忠成のコメント。
「森本が交代でピッチ脇に出てきたので、自分が代えられると思って、ああ、1点取りたいと思っていたところだった。自分の前にボールが転がってきたので、蹴りこんだ。自分のゴールで、どうしても勝たないといけない試合を勝つことができたので、ものすごくうれしい。」
ゲーム自体は、日本、オランダともにコンディションが悪く、凡戦でしたが、時差ボケで身体が動かないことを考えれば、日本は仕方ない。
オランダのほうは、同じU-23チームでも、北京五輪組のAチームをスウェーデンでのトーナメントに派遣したのと、スイスとのU-21公式戦が3日後に控えているということで、急きょ編成したU-23のBチームでしたから、コンビネーションが悪い。
オランダ・リーグでプレーしている本田圭佑(VVVヘンロ)によれば、
「今日のオランダは五輪代表でもなんでもない。コンディションがどうであれ、あんなチームに負けるようでは、北京でオランダと対等に戦うとか言えませんから」
ということだった。
得点自体は、オランダの最終ラインのボールコントロール・ミスを逃さず、李がゴールを決めたもの。当たりが強いオランダを相手に、前後半通じて、ボールキープもほぼイーブンで1点を守りきったことを評価すべきだろう。
1日おきの3連戦でグループ2位以内に勝ち残るためには、初戦を勝利したのは大きい。
第2戦で戦うフランスは、「日本-オランダ」戦のすぐあとの試合で、チリに、「3-1」から後半「3-5」に逆転されて敗れるという激しい撃ち合いのゲームをやっている。
フランス、チリとも、得点力では日本よりもやや上か。2勝、勝ち点「6」を挙げれば、準決勝に残ることができることを考えると、次の試合、フランス戦に連勝して決めてしまうつもりでいかないとね。フランスの逆転負けは、守備の要のボランチがレッドカード退場したために起きたもの。日本戦でも、守備力は低下しているはず。フィジカル・コンディションは日本チームもよくなっているはずなので、面白いゲームが期待できるだろう。
5月21日 ツーロンより。石川とら。
スポンサーサイト
-->
コメントの投稿