ツーロンの昼下がりの暇つぶし
夏時間の南欧、時間が経つのがものすごく長い気がします。
試合は夕方か夜ですから、昼間は暇で仕方ない。
散歩もし飽きた。
テレビはほとんどがフランス語。ぼくのホテルのテレビはCNNも入らない。
映画チャンネルは一晩中ついているみたいだけど、アメリカ映画もフランス語吹き替えだしね。
偶然、つけたチャンネルで、高倉健、松田優作のハリウッド製ヤクザ映画「ブラック・レイン」をやってた。高倉健や松田勇作、親分役の若山富三郎までフランス語でしゃべる。日本語そのままはガッツ石松と安岡力也くらい。松田優作のフランス語吹き替えは、ああいう不思議な東洋人って、フランスにもいるからおかしくはないけど、マイケル・ダグラスみたいなバタくさいジェスチャーにはフランス語って合わない。
それでも、松田優作が懐かしくて、最後まで見てしまった。
ツーロンとかサント・ロペなんかに来て、昔懐かしいブールビルやルイ・ド・フュネスの映画でも見られないものかと映画館の看板を探したけど、パリじゃないので、名画座などない。
インディ・ジョーンズの新作かな? をやっている映画館があったけど、フランス語吹き替えだと、ニュアンスがちょっと違いそうだから、出かけるのをやめる。
あとは、テレビは、チャンピオンズリーグのファイナルを見ただけ。
今年は、北京に出かけないといけないので、ビザがどうこうとか、官憲がうるさいほかの国にまで出かける気分にならなかった。おかげで、ツーロンで日本の若いチームのゲームを楽しめた。
試合後半の大雨を見ると、モスクワに出かけなくてよかった。
「ピーカン・ブラザーズ」の相方は、あの大雨のなか、無事、撮れたんだろうか。また雨男に戻ってなければいいのだが。
チャンピオンズリーグというような大きなタイトルは、金をかければ勝ち取れるというわけにはいかないんだよ。
チェルシーはいつも親切にしてくれたクラブなので、足を滑らせたテリーが可哀想だった。
PK戦で、まさかアネルカが蹴ることになるとは。ボールを置いて、ステップの間合いをほとんど取らなかったのを見て、また失敗すると思った。
ベルリンでのPK失敗がトラウマになっているはずだ。

ツーロンのスタッド・マイヨールのすぐ向こう側がもう港。ゴール裏の向こうに船が見える。
あまりにやることがないので、トランクから釣り竿を取り出して海に出る。ツーロンのあと、クロアチアで使うつもりで短いロッドとジグ類を入れてきた。
ホテルから下り坂を10分も歩けば、港。ヨットハーバーやフェリーボートの船着き場がそのまま観光客の散歩コースになっている。
小魚も多く、魚影も濃い。

初日は、こちらでは「ボン」と呼ばれているアジの一種と、キビレ、ハゼなど、2時間で5匹。
ホテルのキッチンを借りて、ピクルスの酢で酢〆と、ワイン〆にした。美味。
2日目。なんと、26センチのチヌ。「アレッ、まさかチヌ?」という大当たりでした。
あとはベラかなあ? 包丁が21センチくらい。
最初はメタル・ジグを投げていたのだけど、こちらの釣り人に冷凍エビを分けてもらって、餌刷りに変えた途端に、チヌが来た。
釣り場で活け締めにして、鱗もワタも抜いて、これは刺身に。
同宿のカメラマン諸君と、刺身パーティーを楽しんだ。
5月29日 ツーロン。石川とら。
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どーもです、川森です。今17:00過ぎ、もうすぐ3決ですね。よい試合を期待したいです。
チヌ、いいですねぇ・・・今度ツーロン行く機会があったら、自分も竿を仕込もうと思います。
ハゼ、アジ、ご馳走様でした。こちらだと、久しくああいう魚の食べ方していなかったので。ユーロが終わったら、ちょっと包丁さばき練習しようと思います。
残りの日程も、無事の取材をお続け下さい。またユーロでお会いしましょう!