ツーロン国際ユース第16戦 優勝戦「チリ-イタリア」
5月29日 18:00 スタッド・マイヨール(ツーロン)
×チリ 0-1 イタリア○【得点】 イタリア:オズバルド(71分)
【チリ】 「4-2-3-1」
GK:1 トセリ
DF:4 コルベット、5 カロカ、7 フエンザリダ、18 ハラ
MF: 8 メネセス、10 モラレス、13 レボレド→9 サグレド(74分)、15 ビジャノエバ→16 バルガス(82分)
FW: 11 ロルカ、14 オレヤナ
【イタリア】 「4-3-3」
GK:1 バッシ
DF:6 ボケッティ、13 コダ、15 デラフィオーレ、16 デシルベストリ
MF:4 ノチェリーノ、14 ガロッパ→8 ガレンテ(58分)、21 シガリニ→20 デセナ(58分)
FW:9 オズバルド10 ジョビンコ→17 アバーテ(70分)、19 ペルレ

「コートジボアール-日本」の3位決定戦後半から降った大雨で、チリの繊細なパス攻撃が封じられてしまった。ドリブルもパスも、ピッチ上にたまった水で止まってしまう。
イタリアも同じ条件で戦うわけだが、イタリアの場合は、3トップの2人、オズバルド、ペルレへのハイボールという戦術は可能。その差が結果に現れた。
アルゼンチンからの帰化選手、オズバルド(フィオレンティーナ)がロングボールをもらっては、ゴールに向かって突進する。
フィオレンティーナにジラルディーノが移籍してくるため、現在、プレミア(トットナムが本命とか)への移籍交渉中とのこと。プレミアからもスカウトがたくさん見に来ているので、この大会での活躍は移籍交渉にも影響がある可能性大とのこと。
そのオズバルドが何本も縦突破でシュートを狙い、結果を出した。
大会全体を見た印象では、チリの高い組織力はこの世代でも世界有数のレベルだと思う。
さすがビェルサが育てたチームだった。
ビェルサ監督、カシラギ監督の握手の手を振り払い、惜敗に苦虫をかみつぶしたまま、スタジアムを去る。今日も記者会見はなし。

イタリアチーム、大はしゃぎ。ひねこびた不良少年の集団のように見えていたのが、勝利ともに明るいガキ大将たちに戻る。笑っているジョビンコ、まるで中学生みたい。
大会最優秀選手となったチリのモラレス、トロフィーを2つもらいながら、敗戦を悔やんで泣いている。彼がロスタイムに放った強烈なミドルは、ゴールポストを叩き、ゲームが終わった。
この世代のトーナメントは、勝ったほうも負けたほうも、また明日があるさと思いながら見ていられる楽しさがある。「反町ジャパン」の活躍もあって、十分、楽しむことができたツーロン国際ユースの10日間だった。
6月2日。ドゥブロブニクより。石川とら
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