fc2ブログ
Google

Entries

アジアとの共生

日本が侵略戦争を行ったという過去の日本の悪い面ばかりを戦後教育が強調したために、日本人は自信や誇り、よって立つべきところを失ったという論陣を張る方々がいらっしゃる。
短期的に、日本国内のことだけ考えてすむのであれば、そういう見方もありうるのかもしれない。
しかし、現在の日本という産業国家、消費社会は、日本だけで成立しているわけではない。

小泉首相が、中国での反日デモの激化に、あわてて村山首相が95年に出した「植民地支配と侵略に対する反省とおわび」の談話を日本政府の基本的な考え方として再確認せざるをえなかったのは、反日デモが日本製品・日本企業排撃運動にまで及ぶのを憂慮してのことだったのは明白だ。

中国をはじめ、アジア諸国との良好な関係を維持していく以外、日本経済に将来はない。
好むと好まざると、日本はひとりでは生きていけない国であることをとくに次の世代は理解していかなければならないだろう。

団塊世代が五〇代半ばとなり、あと十年でこの巨大な人口が生産労働人口から引退していく。
日本経済の国内のパイ(総量)は確実に減少化するし、また、その巨大な高齢者人口を次の世代が養っていかなければならなくなる。労働人口が足りなくなる現場では、外国からの労働者を受け入れていくしかない時代が、実はすぐそばまで迫ってきている。

病院や老人ホームで面倒をみてくれるのがフィリピンからやってきた看護婦さんだったり、田んぼでトラクターを運転しているのが中国からやって来た援農労働者であったりという時代は、遠からずやって来るだろう。彼らを受け入れることで日本経済の活力を維持することも可能になる。

一〇年先、二〇年先の日本のあるべき姿を模索すると、アジアやその他の国々と共生して繁栄を維持する以外、道はない。
次の世代(現在の中学生や高校生たち)が、アジア地域との共生をめざさなければならないときに、日本だけのひとりよがりな歴史認識の押しつけ教育は、相手を刺激するだけであって、百害あって一利なしというのがぼくの結論。

(2005年5月24日「愛媛新聞」掲載)

■歴史認識と教科書問題 次の記事--->http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-68.html


スポンサーサイト



-->
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://tra3.blog43.fc2.com/tb.php/48-4aa0d38f

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

「どうも。石川とらでーす」

Author:「どうも。石川とらでーす」
筆者プロフィール==>
http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-2.html

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

href="http://blog.fc2.com/">blog) カワイイ☆ブログランキング