祝決勝トーナメント進出決定! 【先攻】日本
1 鳥谷 1 二 1回表
先頭打者HR 2 井端 3 DH 今日も2安打2四球
3 内川 24右 2回表
3RHR4 阿部 10捕 3安打1打点
5 糸井 9中 4回表
3RHR6 坂本 6遊 7回表
満塁HR7 中田 13左 1安打
8 稲葉 41一 3回
ソロHR9 松田 5三 2回表
2RHR 6回表にも2BHで計3打点
先発 前田 20 右投 5回を被安打1、奪三振9、失点0、66球の勝利投手
【後攻】オランダ1 Aシモンズ 9 遊
2 Jスコープ 46 二
3 Rバーナディナ 2 中
4 Wバレンティン 4 右
5 Aジョーンズ 25 DH
6 Cスミス 18 一
7 Xボーハルツ 1 三
8 Kサムス 12 左
9 Dリカルド 21 捕
先発 Rコルデマンス 19 右投
日本、先発全員の17安打、毎回得点。「16-4」の7回コールド勝ちで2次リーグ2勝目をあげ、3大会連続、決勝トーナメント出場決定。サンフランシスコへのチケット獲得。おめでとう。
この10数年、五輪やWBCなどのゲームをなるべく見てきたが、日本代表チームの6HR、コールドゲームというのは記憶にない。WBCでも1試合で1チームが打った最多本塁打記録(2009年大会1次リーグ「キューバ 8-1 南アフリカ」戦3月8日・メキシコシティ)でキューバが打った6本とタイ記録だそうだ。前回大会ではチャップマンを見るためにメキシコシティでもゲームを見たが、メキシコシティは標高2400mの高地なので、キューバの選手たちが打った打球がピンポン球のように飛んでいった。いくらHRが出やすい東京ドームとはいえ、プロレベルのゲームで6本というのは(NPBの統一球ではあそこまでボールが飛ばないと思うので)今後、見ることはめったにないだろう。昨日のゲームを見た方はものすごくついています。
試合開始のざわめきのなかを切り裂くようにライトスタンドに打ち込んだ鳥谷の一撃が「今日も行けるぞー!」と、チーム全体を元気づけましたね。
オランダの投手陣が投げる高めの甘い球をのがさず次々にスタンドに運ぶ。
くすぶり加減だった松田が打った瞬間にわかる当たりで吹っ切れ、野手への正面の当たりが続いていた阿部もクリーンヒット3本、糸井も(デッドボールが心配ですが)糸井らしい全開パワーを披露、稲葉も完全に復調、先発でひとり安打が出てなかった坂本が最後に満塁HRで締めくくり。
昨日まであれだけ苦労した打線がいったいどうしたの? そりゃあ、昨日の王建民とはレベルが違う投手を相手とはいえ、まったくバットの振りが違う。チームの勢いというのは気持ちの問題なんだなあとつくづく思う。
オランダのミューレンス監督は火のついた日本の打線について、「日本チームは、昨日の台湾戦でこのトーナメントを勝ち上がるモメンタム(機運・勢い)を得たんだ」と言いましたが、台湾戦を最後の最後で乗り切ったことで、山本浩二監督も、やっと打線の理想型にたどりついたのではないでしょうか。
宮崎合宿以来3週間、バッティング・ケージの後ろで当たりの出ない選手たちの調子が上がるのをジリジリと待ちながら、毎試合、オーダーを組み替えては「なんで打てないんだよ」という言葉を噛み殺してきたであろう監督の我慢が報われた試合だったように思います。
もちろん、ここまで打つゲームがそう何試合もつづくことはないでしょう。決勝ラウンドに勝ち上がるチームのレベルも高いですし、ローテーションをピッチリ仕上げてきたいい投手が投げてくるわけですから。でも、合宿当初に山本監督がめざすチームというのは「浩二ニコニコ、それ打てドンドン」というのではないかと書きましたが、そういうチームになるはずだと監督が選んできたバッターたちがやっと真骨頂を見せはじめたということです。
カリフォルニアで決勝トーナメントを戦う日本チームをまた取材できることがとても楽しみになりました。
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