WBC 2013 日本チーム投手成績投手陣成績は防御率順。また、下の投手成績ベスト20も、2次ラウンドに進出した8か国の投手に絞って抜き出している。
プエルトリコ戦では1失点して敗戦投手になったが、3試合に先発登板して15イニングを投げ、2勝1敗の前田は日本チームのエースとして健闘した。
前田は、プエルトリコのN.フィゲロアと、ドミニカのF.ロドニーとともに、投手部門のベストナイン(今大会からMetlife All-World Baseball Classic Teamと命名された)に選出された。
今大会は、宮崎キャンプでの異常低温の影響などもあったせいか、投手陣の調子がいまひとつ上がらなかったように感じられた。ベテラン投手のキャンプでの規律違反が、投手陣の志気を結果として損ねることになったのは残念。代表チームに選ばれたいという初選出組と代表慣れしてしまったベテラン組とでは、WBCへの参加意識が違っているのではないか。やる気がなかった選手は、最初から選抜されるのを辞退すべきであろう。
また、今大会では、多くの投手がWBC仕様のボールに最後まで慣れるのに苦労したと話しているが、同じようにNPBの統一球を使っているキューバの投手からは、ボールが合わないという話は聞かなかった。日本の投手たちはボールにあまりにも神経質過ぎた気がする。次回の大会までには、ボールや固いマウンドにどうやったら慣れていけるのか、先輩たちからノウハウを仕入れてキャンプ入りするべきだろう。
外国チームの投手陣では、やはりドミニカ勢の活躍が目立つ。ロドニーはドミニカが戦った全8試合にクローザーとして登板して7S。圧倒的な存在感を見せつけた。中継ぎながら3勝を上げたストロープ、決勝戦で先発勝利投手となったデデューノら、メジャー勢といっても若手の投手たちが今大会で大きな自信をつけたはずだ。
好投手を集めて臨んだアメリカだったが、いい成績を残した(といっても1試合の登板だけだったが)のはG.ゴンザレスひとり。好調だったドミニカ勢がドミニカのウィンターリーグに参加して、早めに体を作ってから大会に臨んだのに対して、チーム編成では前回大会よりもやる気を見せたが、個々の選手のトレーニングについては、選手と所属チームのキャンプにまかせっぱなしが続いた。春先にほかの選手よりも1か月も早めに肩をつくるというのは、ほとんどの投手にとってはじめての経験であり、調整準備がむずかしかったと聞いている。
プエルトリコのH.ブルゴス、N.フィゲロア、O.ロマンの3人は、ロマンはヤクルト在籍、ブルゴスもフィゲロアも大リーグでは経験の浅い若手の投手である。彼らをリードしたY.モリーナの手腕に注目すべきだろう。
WBC 2013 投手ベスト20(2次リーグ進出8チームより)
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