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見事にブレなかった高橋采配。

「高橋早稲田」の野球を一言でいうなら、柔道や剣道の団体戦のような集団格闘技のような野球でした。一手一手は派手ではないのだけれど、柔道の組み手争いや、剣道でいうつば競り合いのように、力業で自分有利の組み手に持ち込み、相手の根気が続かなくなったところでそのまま押し切ってしまうという野球です。
自分有利の組み手というのは、ランナーを出すこと。ひとつでも先の塁にランナーを進めることができれば、ますます自分有利の組み手になります。

たとえば、トップバッターで俊足の重信が塁に出る。ここで、相手投手は少し腰が引けてしまいます。メンタルの問題でももちろんですが(脈拍数が上がったり、ゲーム後半だと、精神的な疲労から判断ミスを起こしたりします。「根負け」というのはまさにメンタル疲労です)、ピッチャーというのは、ランナーを出して、ワインドアップからセットポジションに変わると、特定の球種やコースへの攻め球が投げられなくなったり、キャッチャーのリードも、盗塁を恐れるため、ストレート系の球が多くなったりします。また、守備位置もファーストはランナーを牽制するために、一塁ベースに張り付きになりますから、一二塁間を広く空けて守らざるをえなくなる。ピッチャーは重信の足のことばかり気にして投げるからコントロールが甘くなる。しかもストライクコースに投げてくるのはストレート系の球だとなれば、二番の河原は、引っ張って強いゴロで一二塁間を抜くこともやりやすくなる。重信の足を考えると、正面を衝く当たりでない限り、ゴロを転がせば、挟殺になることはない。一二塁間を抜ければ、一三塁。内野ゴロでも二塁。そこで、得点ゲッターの茂木、丸子を迎えるという――。今季の早稲田のいちばんわかりやすい攻撃パターンでした。

ただ、打撃というのは水モノで、調子がいいから必ず打てるというものではないですから、ヒッティングよりもバントで送るというケースが多かった(ところが、早稲田の選手、バントはヘタだったねえ。秋に向けての要大改善点です)。ノーアウトでランナーが出たら、送りバント。下位打線では、ワンアウトでもセカンドに送るということが結構ありました。
野球は、スコアリング・ポジションにランナーを送るということで、相手にプレッシャーをかけるゲームなんですね。
高橋監督、送りバントという地味に見える戦術で、ゴリゴリ、ゴリゴリ、相手にプレッシャーをかけつづけて試合の後半に主導権を握るということが多かったように思います。何度も何度も二塁、三塁にランナーを進められて、相手投手は、球数は増えるわ、精神的に根負けしてしまうわ、それまでのボディブローが効いているんですね。それで、後半にゲームを決められる失点をしてしまったということだったと思います。

徹頭徹尾、力押しで押しまくるという野武士のような野球。これを初回から毎回、続けられると、相手にはきついですね。早稲田の側で観ていたから気楽に観てられましたが、相手チームの側だったら、こんな古武道か野武士みたいな野球をやってくるチームとはやりたくないなあ。

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