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2015/11/11「日本-メキシコ」戦

試合後、球場から最寄り駅まで札幌から応援に来た「アラ50のおばあちゃま軍団(ゴメン。お姉様軍団)」三人とタクシー相乗りに。中田が打って勝ったことで、三人とも大盛り上がり。
「こういうのはたまに応援に来るの?」と聞いたら、キャンプは行ったことがあるらしいが、国際試合の応援なんてはじめてとのこと。札幌のゲームも仕事を休めなくて大谷の快投を見ることができなかったんだそうで、「今シーズン、調子がイマイチだったからね。中田のお立ち台見たの、今年はじめて。これで一皮むけてくれるといいねえ」
逆転2ランに5打点にサヨナラでしょう。スゴイとしか言いようがない。今日のゲームでのメンタル・コントロールのコツを自覚できれば、来シーズン以後、とんでもないバッターになってもおかしくない。
「今日の試合だけ見て、明日は観光して。仕事があるから次の試合は見ることができないの。でも、いいわあ。思い切り大声で応援できたから。だから中田君、打ったのよ」
ファンってありがたいねえ。

今日の席はネット裏が売り切れで、やや内野よりの席。周りは台北赴任中の日本人のお客さんが多かった。今日は日本からの応援組もやってきたので、5000人くらいの入りかな。天母球場のある天母地区は、東京で言えば白銀みたいな高級住宅街らしい。日本人学校も天母地区にあり、少年野球クラブが二つあるのだそうで、日本人学校に通う男の子たちは、だいたいどちらかのチームに入っているのだそうだ。子供たちがユニフォーム姿で応援観戦。手作りの「マエケン・ガンバレ」「ナカダHR」などの応援プラカードを持ってきていてかわいい。中田のHR、少年たちの一生の思い出になったことだろう。

それにしても、メキシコ・チーム、やっぱりあなどれない。
第1回のWBCのときのアメリカを破ってくれた「奇跡のメキシコ」を思いだします。あのときもチームの大半はトリプルA編成だった記憶がありますが。2回に4番のロベルト・ロペスが前田のストレートかな?(斜めから見ていたので球種がわからないけど)、逆風なんて関係ない当たり、すごかったねえ。
ゲーム後、前田君に聞いたら、「バッターが、どの球を得意にしているのか、なんにも知らないから。たまたま、あの球が得意だったんだということだと思います。マウンドは日本と同じで、違和感はなかったです」とのこと。
ホテルに帰って、ロベルト・ロペスで調べてみたら、彼もメジャー経験はなし。2A、3Aの選手です。2015年はメキシコ・リーグ(メジャーの3A相当)で100試合くらい出ていて、10数本しかHR打ってないから、いわゆるHRバッターではない。ただ、メキシコ系の野球選手は両親がメキシコから移民、カリフォルニアやテキサスで生まれて、スポーツ奨学金で大学まで進学し、ドラフトされてメジャーに上がってくるというのが一般的です。スポーツ奨学金をもらえるくらいのスポーツエリートですから、ツボにはまれば、一発フェンス越えのパワーはあります。
1番のケビン・モラーノとか、2番のショートストップのロビンソン・ディアス、強肩キャッチャーのフンベルト・ソーサ、9回に代打で同点打のティム・トーレスとかもその組ですね。5番のヤディール・ドレイクはメキシコへ移住したキューバ移民の出でしょう。メキシコにはキューバ系の方、結構、います。メキシコ・チームというのは、そういう「メキシコ系国際」チームです。

相手選手のデータというのがなにもないから、仕方ないのだけど。9回表1点リードでストレート真っ向勝負の澤村に対して出してきた代打ですから、ストレートに強いバッター(バットを短く持って、球威に負けないようにレベルスィングで振り切ることだけ考えていたバッティング)だと見えましたが、バッテリーの間で、そのあたりのことを一呼吸外して確認することをすればいいのにね。あそこでそのままストレート勝負では、投打5分5分勝負になりますから、当たったら、センター前に抜けても仕方ない。

9回裏の中田の打席。筒香を敬遠して中田との勝負でしたが、ブリトー監督、それまで4打点の中田と勝負の選択だったのかどうか、記者会見でだれかに聞いてもらいたかったのだけど。今回は記者会見とか入れないので分からない。
ピンチでは、キャッチャーのソーサがベンチに確認しながらサインを出していましたから、あそこでも「歩かせてもいい。無理にストライクコースでは勝負するな」という指示が監督から出ていたはずですが。

小久保監督に、「9回表で同点にされたところで、サスペンデッド・ルールについて考えてましたか?」と聞いたら、「ええ。ランナーをだれにするかとか、指示も出していました」とのこと。「9回裏サヨナラ」になる「まさかまさか?」の展開など、ファン以外はだれも考えてなかった。これだからゲームは面白い。
試合後、この日の中継担当のTV局のスタッフ、握手握手で大盛り上がりでした。おめでとう。

【新ルール「サスペンデッド・ルール」】
ソフトボールでは、「サスペンデッド・ルール」はお馴染みですが、野球の公式戦でこのルールの試合を見る機会はあまりないですね。
今大会は、プロレベルの公式戦で、サスペンデッド・ルール(オリンピックでの野球競技の復活のために、WBSC世界野球ソフトボール連盟が、ゲームの時間短縮化のために採用した特別規定。9回裏終了時点で同点の場合、10回表以後の攻撃はそれぞれ「無死ランナー一・二塁」の状態で開始する)が採用された初の大会です。中田君のサヨナラ打がなければ、初のサスペンデッド・ルール・ゲームになるところでした。
サスペンデッド・ルールは、六大学の新人戦などでお目にかかることがありますが、ゲームの流れを9回で無理矢理、断ち切ってしまう方式ですので、保守的な野球ファンからすれば(私自身もそうかな)、「あんなの野球じゃねえよ」と言いたくなる特別ルールです。
試合の流れによっては、「サスペンデッド」に持ち込ませないために、「9回までに決着をつけてしまわないといけない」という変な采配が要求される場合も出てくるでしょう。中田選手の頭の片隅に、「ここで打たないと、サスペンデッド」という認識があったのかどうかも知りたかったところですね。

サスペンデッド・ルールが嫌だったら、試合展開をもっとスピーディーにしないとね。今日のようなスリリングな試合だったら、3時間半かかってももちますが、フォアボール連発の乱打戦、おまけにエラー多数で4時間というような大味なゲームでは、野球ファンは増えてこない。野球を見たいという世界的なファン数が増えてこないと、東京五輪は特別復活として、その後はまた野球とソフトは廃止ということになるでしょう。

明日はゲームなし。ゆっくり寝て洗濯休日です。

2015/11/11 台北。
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