fc2ブログ
Google

Entries

◆酉年スペシャル! 悪ガラス小弥太 第4回

カラスに説教(カラ説教) 

「ペットにするつもりなんかないんだよ。うちは人間3人、犬猫3人の6人家族だからね。
そこへ7人目に入ってくるんなら、うちのルールやエチケットをおぼえてもらわないと
いけないというだけなんだ。分かってる? ヤタ、分かってる」
「ン? ガァ」
糠に釘。馬の耳に念仏。カラスに説教ちゅうもんじゃった
 #悪ガラス小弥太

パニック小弥太png

笑いと涙をもって尊しとなす。「笑涙憐れみの令」ですね。
歳とってくると、涙腺なんてユルユルのボロボロになってるからね。すぐ泣いちゃう。60過ぎたら、泣きは信じちゃいけないの。信じられるのは笑いだけ。

なんていうコだっけ? モノスゴ~ク仰々しい日本語とか、わけの分かんない敬語とかシッチャメッチャカに使う「お馬鹿」モデルのコいるでしょう。会話がまったくトンチンカン。
ああいうのたまらんなあ。ジミーちゃんなんかもそうだけど。存在自体が不条理ね。
ああいう笑いっていうのは最終兵器みたいなもんでしょう。

ヤタは毎日、なんか悪さをした。
猫カンとか、お姉ちゃん猫とかお兄ちゃん猫が残したものを盗み食いする。
小太郎(兄犬)がまず、「オマエ、なにやってんだ」ってワンワン吠える。
それで、ヨメさんが二階から駆け下りてくると、ヤタはもうパニックで、口のなかに詰め込んでいたものをどこかに隠そうとしてる。その辺にかかってるバッグの中に吐き出すとか、壁紙、引っ剥がして、その裏側へ隠しちゃうとか。

そういうことが一日に二回も三回も起きる。見つけるたびに、「ヤターッ!」と怒鳴りながら、
新聞紙折りたたんで作った張り扇がケージのとこに置いてあって、バシッーとやるんですね。
痛くはない。ただ、すごい音がするし、お母さんは怒鳴ってるし、体ひっつかまれて、ケージの中に入れられるから、ヤタも瞬間的には悪いことしたと思い出してたんじゃないかな。「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ」って泣き叫ぶ。抵抗はしない。嘴で突っつくとか、足の爪で蹴っ飛ばすとかしないんです。泣きわめくだけ。

善悪の「悪いこと」ではないんです。張り扇でしばかれるという身に迫る危険を察知して、
ゴメンナサイなんですね。
「ヤターッ」→張り扇→バシッー→条件反射→ゴメンナサイ「ガフッ」。

怒っているヨメさんのほうが気分が惨めになってくるのね。安寿じゃなかったか、シンデレラを苛めている継母みたいな気分になっちゃう。
あんたを怒鳴ってもしようがないね。拾ってきたあたしが悪いんだって。

ケージから出して膝の上にのせて、目と目つきあわせて、嘴と鼻をくっつけて、言い聞かせてる。
「うちのコになるんだったら、これはしちゃいけないの」とかね。
ヤタも「フンガ、グァワ・ワ」とかうなずく。でも、神妙にしてるのは2、3分だけね。
次のおもちゃ見つけて、遊びはじめて。10分経ったら、「ヤターッ」「またあんたはー」バシッー。

まあ、賑やかだったね。……→つづく。

■追記:コメント
大重:エサをそこらへんのバッグや壁紙の中に隠すってのに笑いました。カラスの貯食行動はほんとに面白くて、生垣にパンを突っ込んだり、砂に小魚を埋めたり、線路の石の下に埋めたり、いろいろ観察しています。他のカラスの行動を見て学習しなくても、エサに困らない飼育下でもやるんですねー。

Tra Ishikawa:おかしいよねえ。貯食行動は、ライバルが群がる状態になる種の場合、起きるんだと思います。カラスの場合は、貯食をする必要が出てくるのは、若ガラスの間でしょうね。成長独立して、「縄張りガラス」になると、まず縄張りに入ってこようとするライバルを夫婦で追い払うので、獲物を独占できますから。若ガラスの群れは、転々と移動している場合が多いので、隠しても、隠した場所を忘れてしまうことが大半じゃないのかな。貯食行動は、若ガラスが生き残るための本能的な習性という気がします。
それから、カラスの頬の「そのう」ですが、ものすごく大きな袋です。そのうを一杯にして飛んで逃げないといけないほどのエサって何なんでしょうね。自然界でシラスが天日干しになっているはずがないし。いろいろ想像するのですが、熟れ落ちそうになった柔らかい柿の実なら、一口で頬張ることができます。あとは、太平洋の沿岸部などですと、流れ着いた鯨の死骸。東北、北海道だと、産卵を終えた鮭。でも、いちばん可能性が高いのは、魚市場の周りで処理される魚のアラや臓物かな。カラスは非常に早い段階から、人間世界に寄生する形で繁殖してきたんじゃないかなと考えています。

大重:そういえば茅ヶ崎だと、地引網でこぼれ落ちたシラスに、カラス、トビ、ウミネコが群がりますね。網元のカレンダーをwebでチェックしてるんじゃないかと思うぐらいです笑。
スポンサーサイト



-->
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
http://tra3.blog43.fc2.com/tb.php/547-3e386b47

0件のトラックバック

0件のコメント

コメントの投稿

投稿フォーム
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

Appendix

プロフィール

「どうも。石川とらでーす」

Author:「どうも。石川とらでーす」
筆者プロフィール==>
http://tra3.blog43.fc2.com/blog-entry-2.html

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

href="http://blog.fc2.com/">blog) カワイイ☆ブログランキング