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◆酉年スペシャル! 悪ガラス小弥太 第8回

カラスの知恵

大草原の小さな家じゃないもんね。
杉並の住宅密集地の小っちゃな文化住宅。
ぼくが育った四国の干拓地の集落は住んでいる人が少なかったから、
お隣まで西に250m、東側は500m。周りはホント田んぼが一面に続いていて。
夏ともなれば、風が緑の稲田を波になって吹き渡ってくる。
ケガしたサギとか、巣から落っこちてきたスズメやヒバリのひなとかを
納屋で育てることができたんだけど…。
 # 悪ガラス小弥太

悪ガキ小弥太png

小鳥屋さんでオウム用の脚環と鎖を買ってきた。
部屋の中を飛び回られては騒がしくてたまらないのと、桜の木から飛んでいったりしないように考えておかないといけない。

脚環はボルトで締め付けるタイプ。ヤタ、取り付けられるのを嫌がり、啼きわめく。
ヨメさんと二人がかりで嘴をつまみ、脚と翼を抑えて脚環をセット。
鎖は脚環に慣れてから取り付けることにして、落ち着くまでケージに入っててもらう。

ヤタ、脚に変なものがくっついたことが気に入らない。それも、シルバーピッカピカの金具だ。
ガッツンガッツン、嘴で突っついてお怒りである。鎖はまだ着けてないから、ジャン・バルジャンではないのだけど。
「グァッ・ガァー」「ギャッ・グァー」などと叫びながら、脚環を突っついていたのが、
静かになったので見ていると、ヤタ、ネジ止めのボルトが動くのに気がついたみたい。
首をひねって、ボルトを咥えて右に回したり、左に回したりしているうちに、
グルグルグルグル、ボルトを抜いてしまった。脚環が外れてガチャッと落ちるまで20分。

大型のオウム用なので、いくらヤタだって簡単には外せないだろうと考えていたのだが、とんでもない。
カラスは頭がいい。
人がいなければ、ケージの留め具やさる(ケージの桟をスライドさせて入り口を止める構造の鍵)を
自分で勝手に開けてケージから脱出する。
ケージから出してもらうときに、人間がどこをどう動かしているか見て学習しているのである。

犬や猫だって、扉を自分で開けたり、ガラス戸や冷蔵庫を開けて自分のおやつを取り出すコもいたけど、
カラスは嘴を使える分だけもっと器用だ。それと、気になるものへの執着心というか、好奇心が半端じゃない。
脚環をもう一度、装着してみたが、外し方を一度、覚えたから、5分ほどで外してしまった。
2度目は怒りもせず、まるでパズルを楽しんでいるみたいに「グルグル」唄いながら外した。

カラスを油断してはいけない。
きゃつは、見ない振りして横目でスキあらばと、人のやることをいつも見ている。
「ああ、ママと小太兄とりんちゃんが散歩に出かける。ママたちのことなんか知らないよ。ぼくは見てないからね。
ぼくはケージの中で遊んでるんだから」
という振りで、ケージから出してもらうのを待っている。
みんなが出かけたら、お父さんがケージから出してくれるのをわかっている。

ケージの底に敷いてある新聞紙の束の表面3枚くらいを取り除く。
糞の量が大量だから、朝、夕、取り替える。
鳥はおしっこはしない。糞と一緒に水分を排泄する。だから、鳥の糞はペチャッとやわらかい。
ほとんどキャット・フードしか食べてないから、糞自体はそれほど臭くはないが、
臭いも見た目も嫌になるから、ケージの掃除は毎朝、丹念にやった。

そんな朝の時間に、お隣さんから回覧板が来たり、宅急便とかバイク便とかが
(まだ、メール送稿の時代ではなかったので、バイク便が原稿取りによく来た)
来たりして、玄関に出ないといけないとき、ほんのちょっとの間だと油断して、部屋からいなくなると、
ヤタは食器棚の上のキャット・フード目がけて飛んでいる。
あるいは焼こうと思って出したままになったトーストとか、まな板の上のハムだとか、
なにが食べられるかを視覚的に記憶しているのだ。
ほんの10秒後、部屋のドアを開けると、お父さんの朝食になるはずだった獲物を口一杯に頬張ったヤタが
流しや食器棚の上にいる。

「ヤターッ!」。
きゃつも叱られるのを知っているから、バタバタ、バタバタ。興奮すると、床やテーブルの上に糞をまき散らす。
「勘弁しておくれ~」と言いたくなるのはこっちだよ。……→つづく。
カラスの知恵

大草原の小さな家じゃないもんね。
杉並の住宅密集地の小っちゃな文化住宅。
ぼくが育った四国の干拓地の集落は住んでいる人が少なかったから、
お隣まで西に250m、東側は500m。周りはホント田んぼが一面に続いていて。
夏ともなれば、風が緑の稲田を波になって吹き渡ってきた。
ああいう場所だったから、ケガしたサギとか、巣から落っこちてきたスズメやヒバリのひなとかを
納屋で育てることができたんだけど…。
# 悪ガラス小弥太

悪ガキ小弥太png

小鳥屋さんでオウム用の脚環と鎖を買ってきた。
部屋の中を飛び回られては騒がしくてたまらないのと、桜の木から飛んでいったりしないように考えておかないといけない。

脚環はボルトで締め付けるタイプ。ヤタ、取り付けられるのを嫌がり、啼きわめく。
ヨメさんと二人がかりで嘴をつまみ、脚と翼を抑えて脚環をセット。
鎖は脚環に慣れてから取り付けることにして、落ち着くまでケージに入っててもらう。

ヤタ、脚に変なものがくっついたことが気に入らない。それも、シルバーピッカピカの金具だ。
ガッツンガッツン、嘴で突っついてお怒りである。鎖はまだ着けてないから、ジャン・バルジャンではないのだけど。

「グァッ・ガァー」「ギャッ・グァー」などと叫びながら、脚環を突っついていたのが、静かになったので見ていると、
ヤタ、ネジ止めのボルトが動くのに気がついたみたい。
首をひねって、ボルトを咥えて右に回したり、左に回したりしているうちに、グルグルグルグル、ボルトを抜いてしまった。
脚環が外れてガチャッと落ちるまで20分。

大型のオウム用なので、いくらヤタだって簡単には外せないだろうと考えていたのだが、とんでもない。
カラスは頭がいい。人がいなければ、ケージの留め具やさる(ケージの桟をスライドさせて入り口を止める構造の鍵)を
自分で勝手に開けてケージから脱出する。
ケージから出してもらうときに、人間がどこをどう動かしているか見て学習しているのである。

犬や猫だって、扉を自分で開けたり、ガラス戸や冷蔵庫を開けて自分のおやつを取り出すコもいたけど、
カラスは嘴を使える分だけもっと器用だ。

それと、気になるものへの執着心というか、好奇心が半端じゃない。
脚環をもう一度、装着してみたが、外し方を一度、覚えたから、5分ほどで外してしまった。
2度目は怒りもせず、まるでパズルを楽しんでいるみたいに「グルグル」唄いながら外した。

カラスを油断してはいけないのだ。
彼奴(きゃつ)は、見ない振りして横目でスキあらばと、人のやることをいつも見ている。
「ああ、ママと小太兄とりんちゃんが散歩に出かける。ママたちのことなんか知らないよ。ぼくは見てないからね。
ぼくはケージの中で遊んでるんだから」
という振りで、ケージから出してもらうのを待っている。
みんなが出かけたら、お父さんがケージから出してくれるのをわかっている。

ケージの底に敷いてある新聞紙の束の表面3枚くらいを取り除く。糞の量が大量だから、朝、夕、取り替える。
鳥はおしっこはしない。糞と一緒に水分を排泄する。だから、鳥の糞はペチャッとやわらかい。
ほとんどキャット・フードしか食べてないから、糞自体はそれほど臭くはないが、臭いも見た目も嫌になるから、
ケージの掃除は毎朝、丹念にやった。

そんな朝の時間に、お隣さんから回覧板が来たり、宅急便とかバイク便が
(まだ、メール送稿の時代ではなかったので、バイク便が原稿取りによく来た)来たりして、玄関に出ないといけないとき、
ほんのちょっとの間だと油断して、部屋からいなくなると、ヤタは食器棚の上のキャット・フード目がけて飛んでいる。
あるいは焼こうと思って出したままになったトーストとか、まな板の上のハムだとか、なにが食べられるかを
視覚的に記憶しているのだ。ほんの10秒後、部屋のドアを開けると、
お父さんの朝食になるはずだった獲物を口一杯に頬張ったヤタが流しや食器棚の上にいる。

「ヤターッ!」。
きゃつも叱られるのを知っているから、バタバタ、バタバタ。興奮すると、床やテーブルの上に糞をまき散らす。
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