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2017WBC「オランダ-日本」戦 戦評

なぜ、延長11回の試合にしてしまったのか?

まず、最初に。すごい試合を勝った代表チームにおめでとう
それから、テレビの前で最後まで応援していたファンのみなさんにもおめでとう
この勝利で、選手みんなが気持ちを楽に、あとの試合に立ち向かっていくことができるでしょう。

試合が終わって、地下の記者会見室に向かいながら、小久保監督の勝利インタビューを聞いたが、監督の声が
涙で震えていたように聞こえた。これほどの熱戦になるとは、監督も選手も、ファンも、だれも予想していなかった。

2次ラウンドの初戦。それぞれ勝ち上がってきた4チームがそろったわけだから、対戦相手のレベルは確実に
上がってくる。そこを3試合で少なくとも2勝しないと、決勝ラウンドには進めない。
最初のゲームを落としてしまうと、これ以上、負けるわけにはいかないというプレッシャーがかかってくる。
当然、初戦必勝でいきたいというのがすべてのチームの希望だ。

試合時間4時間46分。日本チームは、投手9人、野手12人を繰り出した。
出なかった選手を数えたほうが簡単だ。野手では、平田と、捕手の大野と炭谷が出なかっただけ。
投手では、次の試合に先発が決まっている菅野と、ローテーション的に投げられない武田、
リリーフでは、藤浪と岡田の4人が出なかった。

勝利は喜ぼう。しかし、少しだけ冷静に考えないといけない問題もある。
どんなことがあっても、この試合を落とせないというところまで、チーム全体の心理状態が入れ込んでしまった
のはなぜか。その裏返しが勝利直後のまるで涙声のような小久保監督の震える声だったのではなかろうか。

何に熱くなったのか? 継投を間違えなければ、9回で終えることができたかもしれなかった試合を、最後に
牧田に2回投げさせてしまった。もし、11回で片がつかなかったら、藤浪、岡田を投入するしかない
ところまで追い詰められていた
のだ。
最初から、牧田を9回に投入しておけば、なにもここまで追い込まれることはない試合だった。どうして、
わけのわからない継投策を選択したのか。牧田が2イニングまたいで抑えて結果オーライにはなったが。

まだ、2次ラウンドの第1戦。決勝ラウンドに進むまであと2試合ある。セミファイナルでもファイナルでも
なんでもない。いまからそこまで熱くなって、「結果オーライ」野球をやっていてどうするんだい


オランダのミューレンス監督はまだ冷静だった。先発のバンデンハークからリリーフ6人で計7人の投手と、
野手は守備交代とピンチランナーで2人使ったたけ。
中盤以後、日本を苦しめた中継ぎの切り札マルティスなどは、中1日で起用できる50球未満の49球でピタッと
交代させるという先のことを考えた采配をしている。

これから先、そういうクールさも日本ベンチには必要なのだ。

ミューレンス監督が語ったオランダの敗因は、日本の勝因でもあるので、紹介しておく。
「5回と8回の攻撃で、スコアリング・ポジションにランナーを送りながら、得点できなかったのが大きかった」
――とミューレンス監督が語ったが、【5回裏】はノーアウト二三塁のピンチを千賀の奮投で切り抜けた。
また、【8回裏】のノーアウト一二塁で、得意のバント守備でオランダに送りバントをさせなかった。
そういう守備での日本のプレッシャーがオランダの攻撃を止めた

タイ・ブレークの【延長11回裏】は、オランダは、9回に4番のバレンテインに代走を出していたこともあり、
先頭の2番のプロファーには送りバントはさせず、打たせてくるというギャンブルを選んだ。これは、普段、
送りバントなどしたことがないプロファーにバントをさせようとしても失敗する可能性が高いという判断だった。

ただし、ミューレンス監督は、日本に敗れたことは仕方ないこととして、あとのイスラエルとキューバに
連勝するしかないし、また、そのような試合をしたいと冷静に応えている。

さて、日本。ものすごく苦しんだ1勝であったが、これでチームが本当の一体感を手に入れた
のではないだろうか
。また、どんなに相手がメジャーであろうと、耐えるゲーム、相手に点を
やらないゲームを粘り強くやれば、勝つチャンスが生まれるんだということを実際に覚えたわけで、
この経験は、決勝ラウンドで戦うチームの支えになるだろう。
オランダに対して、9回に同点に持ち込まれたとはいえ、一度も、リードされる展開にもっていかなかった
投手陣の奮投も素晴らしい。1点でも少なく抑えて、次の仲間につなぐというのが、
今回の日本の投手陣の戦い方
だと確信する次第。

2017/3/13 石川とら

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