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2017 WBC 「日本-アメリカ」戦総括

相手をナメてちゃ勝てないよ。

2017 WBC「日本-アメリカ」戦 戦評

日本がなぜ敗れたのかについて、まとめておきます。

アメリカに打たれた安打数が6、日本が4、得点「1-2」。
完全な投手戦ゲーム。
投手戦でアメリカが繰り出してきた7投手を攻略できなかった。
日本ベンチも、アメリカのリリーフ陣が左右、いろんなタイプがそろっていて、リードを許した状態で中盤以降になると、イニング毎に別な投手がつないでくるだろうと予想していたので、先発のロアークをどう打ちくずすかを試合のカギと考えていたはずである。

――ベンチの基本的な戦略については、試合の前日に、日本チームの志田スコアラーと情報交換しましたが、ほぼ、ベンチの考え方はそうだったと思います。

ロアークからどうやって先制点を取るか。それが、たとえば、1回裏ノーアウトで、死球で出塁した山田を犠牲バントで二塁へ送るという一見、消極的な戦術選択になったわけです。これは、動くボールで内野ゴロを取っていくタイプのロアークと対する場合(内野ゴロゲッツーという可能性が高いので)、賢明な選択だったと考えます。スコアリングポジションにランナーを置いて、青木、筒香に狙わせる。いちばん得点の可能性が高い戦術だったと思います。

ところが、このロアークを打ち崩せない。ロアークは今回のWBCでは1次ラウンドで1回1/3しか投げていない投手で、その登板結果もよくなかったから、その程度の投手が偶然、日本戦登板のローテーションになったんだという、楽観論が仇になったのではないかな。
ロアークは、昨シーズン、ナショナルズで16勝をあげている先発ですので、どういう球を投げてくるかなどは事前に調べようと思えば、できた投手のはずだったのですが。
このあたりのデータ野球のレベルは、4強のなかで日本がいちばん劣っていたのではないかな。
小久保監督が、試合後の会見で、「動く球をとらえられなかった。想像していた以上に、1次ラウンドや2次ラウンドであたったレベルとは違う水準の動く球だった」と話しましたが、ファイナル・ラウンドに上がってくるレベルのチーム力がそれだけ高くなることを覚悟していなかったというのは、不勉強の極みというしかない。

相手チームのレベルを現実的な意味で把握していたなら、たとえば、次のような選択はしなかったと思います。
たとえば、「菅野を5回終わりで替えるのではなく、6回まで投げさせた」、「千賀を1イニング限定でなく、2イニング投げさせた」。こんな相手をなめたことやっていると、やられちゃうよと、つぶやきながら観ていましたが、案の定です。

4回表終了時で「0-1」。6回までリードを許したままだと、メジャー各球団のクローザーを並べたリリーフ陣が来るわけですから、次の1点を取られたら、試合は終わりです。

相手に得点を取られないことに最大限の注意力を払わなければならなかったのに、「今日の菅野の調子なら大丈夫だろう」と、アメリカ打線が3回り目に入っても、菅野続投。本当に勝とうと思っているのなら、相手をなめちゃいけない。石橋を渡らなければならない。そのずさんさが、「千賀が7回を3者三振だから、8回も続投」という判断につながってくる。

記者会見で小久保監督に確認したら、「もし、7回裏に得点できたら、別の投手に替えるつもりだった。得点できなかったら続投という判断だった」と、答えました。

千賀投手、よかったです。ただし、こういう大きい試合で、7回、8回を、1次ラウンドや2次ラウンドとはまったくレベルの違う打者と、「1-1」という極限状態のプレッシャーのかかる状態で投げていたんです。千賀投手をこれまでの試合で、重要な局面で2回とか3回とかを投げさせてきているのならまた別ですが、試していないことを要求するのは、相手のレベルを考えたら、期待のし過ぎ、酷な注文だったように思います。

相手チームの打者の特性などを日本のバッテリーがどう考えていたかはなんともいえませんが、先取点を取られたときのマカチェンへの外角へ1球変化球で外して入ったあと、(ストレート系の球か? モニターを見ていないので球種不明)ストライクを取りにいったのを狙い打たれているのですが、マカチェンとかクロフォードという気持ちで打っていく打者にああいう入り方をすると、やられます。もっと内角に攻め込んで、踏み込めないようにしてからという嫌らしい投球をしないとね。
そういうデータを、たぶん今回の日本チームは重要視しなかったのかなと思います。

それから、今回、「アメリカ・チームは本気だからね」というような論評をよく見かけますが、投手については、大事な投手を各球団から預かっているわけなので、決勝戦が終われば、球団のキャンプで過ごしているのと同じ状態で球団に還さないといけないので、しっかりしたトレーニング管理をしています。

しかし、野手についていいますと、たとえば、4番のアレナドは、日本戦でも4打数4三振。(サンディエゴで1度だけ、当たりそこねの安打を観ていますが)、ヒットが打てる状態ではありません。それでも、アレナドをチームに招集するのに、ライバルの三塁手は呼ばない、全試合、先発出場させるというような(4番で使うという条項まで入っているかどうかは不明)細かい条項が入っているのでしょうね。アメリカがもし、どうしても優勝したいなら、打てないアレナドを外して、ほかの内野手を入れたほうが、たぶん「+2」くらい、得点力は上がるでしょう。しかし、昨日の監督会見でもリーランド監督は、「私はラインナップはいじらない」と言っています。アメリカがWBCで勝てない理由は、現在も続いている。そして、その意味では、決してベストの状態でないアメリカに対して、「1-2」の緊迫した試合結果ではあったけど、勝てなかった日本だったというのが、ぼくの総括ということになります。

2017/03/22 ロスより。石川とら

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