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野球W杯(WBC) 野球W杯と日本球界

セリグ

米大リーグ(MLB)が開催を発表した野球W杯「ワールド・ベースボール・クラシック」に日本が参加するのかどうか。

7月22日(2005年)、日本プロ野球選手会はW杯の開催時期がシーズン入り直前のキャンプ中であり、またMLBが一方的に開催を企画した大会であるとして、大会参加を見合わせるという総会決定を発表した。

野球界というのは、国内でも、また対外的にも足並みをそろえることができない世界のようである。
おらがチームが大事、自分のリーグの利益が優先、日本球界の発展のためであれば――と、なにをするにも自分たちの利益枠(=既得権)が守られるかどうかが判断基準となる、日本的ビジネス・モデルの典型的な世界なのだ。

デトロイトで行われた「ワールド・ベースボール・クラシック」の記者会見を見る限り、日本だけが参加しないということを言える状況ではない。
大会概要の発表に先立って、参加を表明した14か国野球連盟の代表と国際野球連盟(IBAF)会長が紹介された。正式代表団が来ていなかったのは日本と、アメリカと国交のないキューバだけだった。
MLBにスター選手を数多く送り込んでいるカリブ圏諸国は、やっとドリームチームによる国際大会を開催できると大歓迎しているし、アジアでもプロ野球リーグがある韓国、台湾は早々と参加を表明。北京五輪に合わせて選手強化を進めてきた中国棒球団(野球連盟)も、五輪後の野球衰退を懸念して参加を即答。
はっきりした態度を見せなかったのは日本プロ野球機構(NPB)だけである――そのNPBも、いずれ参加せざるをえないと承知しているのか、事務折衝のためにスタッフが何人かデトロイト入りしていた。

野球が五輪競技から外されるという状況の下で、野球を国際的な人気スポーツにしたいのであれば、ナショナルチーム同士が戦うW杯は企画されて当然の流れだった。MLBのセリグ・コミッショナーは、五輪復帰よりもW杯を優先させて野球の国際化を図ると、IOCとの妥協の可能性を否定している。

W杯開催の国際的気運のなかで日本球界だけが足を引っ張っているように見えるのは残念。

(2005年8月2日「愛媛新聞」掲載)

写真2:MLB経営改革のリーダー。セリグ・コミッショナー
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