政談落語会「ナメンナ寄席」枕案2

桶屋政談――「風吹けば桶屋がなぜもうかるの？」

2017.6.28 枕案　桶屋政談 2

いくらなんでも弁護士資格を持っている大臣が、
「自衛隊法」「国家公務員法」「憲法」について知らないわけがないやな。
そんなバカ弁護士にだれが顧問料払います？

武器の所持を許されている団体が、
特定の政治集団と結託したら、「民主主義」も「法治国家」もないでしょうが。戦争前と同じになってしまう。
だから、自衛隊には、投票する以外、政治にかかわっちゃあかんよと、法律でわざわざ決めているわけですな。
そんなの高校生でも学校で教わっていますよ。

あの暴言は、わかっててやっているんですなあ。
そこまでアホな議員をいくらアヘ総理でも、大臣にはつけないでしょう。
そこまでバカな議員を大臣にしたとしたら、「アヘ総理」じゃなくて、「アホ総理」って世界の笑いものになりますがな。

スキャンダル続出には、裏があると読まなきゃ。
これ以上、「カケ・モリ」で叩きまくられては、持病の神経性大腸炎も治らない。
下痢が続けば、2020の東京オリンピックで「アヘ・マリオ」として世界に厚顔をさらすこともできない。
そこで、子飼いの同じ派閥の女性衆院議員や防衛大臣に、なんか騒動を起こしてもらって、
「カケ」そば問題で批難の矢玉が飛んでくるのをしばらく避けたいということですなあ。
そうマッチポンプというやつ。

いまさら、スキャンダルが出たって、もともと勝てるわけがない都議選ですからね。
守ってくれるのは産経と読売しかない。
その読売も読者離れでこれ以上、援護してくれるかどうか、足並みが乱れ始めている。

あっちをこれ以上、つつかれたら、いつ文部科学省やら今治市やらから新文書が出てきて
ゴマカシもできないかもしれないしね。
とにかく、世間の目をそらすには、
ほかの馬鹿な政治スキャンダルで世間の目を（というよりワイドショーの目を）くらます。
しばらくアホなスキャンダルにテレビの目が向かってさえしてくれれば、
7月後半からの争点は「カケ」そばじゃなくて「カイセイ」になるのでね、
それまでスキャンダルを連発しろという秘密指令が出てますなあ。

なるほど、プロはそういう裏の裏を見るんですか。
なるほど。そうでんなあ。
トヨタなんとかいう「このハゲーー!」議員、辞職謹慎謝罪はしないですなあ。
もう同じ派閥のオヤジが「あれは高速に逆進入しようとしたから…云々（あの派閥では「デンデン」と読む）」とか、
かばってる。あれも秘密指令。なるほど。

防衛大臣かて、ありゃ、普通なら、「即日罷免」でしょう。
オレだって、やるときゃ、ちゃんとやるのよと見せないと、都議選、大惨敗ですよ。
まあ、総理もトイレに籠もっている時間が長いらしいから、即断できないんでしょうけどね。
まあ、あれで、日曜まで防衛大臣批判ですむからねえ。
さすが、策士ですねえ。永田町の親玉というのは。なるほど、なるほど。