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世界女子ソフトボール選手権 4

第2先発 藤田倭に託された役割

藤田倭

日本代表チームは、世界選手権が終了してすぐ、インドネシアのジャカルタで開催される第18回アジア大会に移動。
8月18日に行われた開会式では、上野由岐子選手が日本選手団の旗手として選手団の先頭に立って入場した。

アジア大会の予選ラウンドは一昨日(8月19日)から始まっている。
出場国は、日本・フィリピン・台湾・中国・韓国・香港・インドネシアの7か国。
アジア大会では2002年から日本が4連覇中で、この大会で5連覇を目指す。
総当たり制の予選ラウンドのあと、上位4チームによる決勝トーナメントが行われる。
8月19日は「日本 7- 0インドネシア」 (5回コールド)勝ち投手 濱村ゆかり
8月20日は「日本 3-1 台湾」藤田倭→濱村ゆかりの継投と思われるが、詳細情報未着。
前回大会銀メダルの台湾、世界選手権では失速したが、実力はあなどれない。日本チームに善戦したようだ。
決勝トーナメントには、日本、台湾、中国、フィリピンの4チームが生き残るのではないだろうか。
今回のアジア大会では、世界選手権で登板機会がなかった若手の濱村ゆかりと、上野由岐子に次ぐ2番手先発となった藤田倭を中心にローテーションを組むと見られている。

世界選手権に話を戻す。

藤田倭である。ピッチングとバッティングの二刀流。
バッティングの方は、世界選手権全試合12試合に出場して、32打席10安打、打率.313、打点9、HR5本。優勝決定戦のアメリカ戦での2本のHRをはじめ、4番の山本優と並んで、ここぞというときの得点源として機能した。

ピッチングは、5試合で22回と1/3を投げ、失点5、自責点4、防御率1.25。
イギリス戦と準々決勝アメリカ戦で完投。イギリス戦では6回終了時まで完全試合ペースだったが、最終回フォアボールからヒットを打たれるも、ピンチを押さえて完封。
アメリカ戦では、日本が序盤に先制して優位に試合を進めながらも、2本のHRなどで追いつかれ、「3-3」のままタイブレークとなって、8回にサヨナラ打を浴びる。

藤田の会見のやりとりがとても面白い。残念ながら、彼女が勝ったグループリーグのイギリス戦はほかの球場で別のカードを観ていたため、後日、速記録を見たのだが、投手として任された先発ゲームを完投して勝利投手になる喜びにあふれている。

藤田倭インタビューイギリス戦

この完封で、宇津木麗華監督は、決勝トーナメントの最初のアメリカ戦を藤田倭にすべて任せようとあらためて心を決めた。

藤田倭自身、アメリカ戦後の会見で、
「監督やチームのみんなから期待されるってことは、やっぱりそれを結果で返さないといけないっていう思いが、自分も強かった。決勝トーナメントのマウンドに立つっていうこと自体が初めてなので、やっぱりここで使ってもらえるっていうすごい熱い気持ちにもなれましたし。そこで、結果を出したいっていう強い気持ちにもなりました。でも結果がすべてなので。自分自身が何を得たとしても、すごい経験をさせてもらったんですけど、やっぱり上野さんだったり、いろんな選手の負担がかかるのは間違いないので。やっぱりここでしっかり結果を出し切れる選手になりたい」
と語っている。

藤田は上野のような豪腕タイプの投手ではない。ボールを内外角に散らして、コツコツ打ち取っていくタイプのピッチャーである。アメリカ戦で29人のバッターに対して、被安打8(うち2ソロHR)、与四球4、奪三振1で失点4(最後の1点はタイブレーク・ルールによるもの)は、見事なピッチングである。

ただし、気をつけて投げながら、2本のHRを打たれてしまって追いつかれたところに、それはいわゆるポカではなくて、打たれたには打たれたなりの理由があると思うのである。

実は、この試合は、7回裏、アメリカの攻撃で、一死一二塁でバッターに2番のジャネット・リードが入ったときに一度、サヨナラになりかけたように思う。カウント「3-2」からリードが打ったライト前へのヒットが当たりが強すぎたために、セカンドランナーが還れず、満塁になってしまうのだが。

藤田に聞いてみた。
――球数が増えたのはメンタルの問題ですか? それともそれだけ警戒して投げたということか?
「記者の方は、皆、メンタル好きですね」と、笑ったあとで。
「やっぱりあの場面は何としてでも抑えなきゃいけないケースなので、自分のメンタルは冷静でした。でもバッターとの駆け引きで、ボールカウントが増えたりだとか、そういうことはしましたけど、自分は思い切って『負けない!』」という気持ちでマウンドには立ってました」
と藤田は応えた。

「メンタル好きですね」という反論は、「私たちはソフトをスキルでやっているんです。メンタルでやっているわけじゃない」という彼女なりの皮肉だ。それをちゃんと言葉に出して話すことができる藤田倭をぼくは尊敬する。

ただし、ぼくの質問は、打たせて取るタイプのピッチャーが、相手バッターに粘りに粘られたときに陥るピッチャー・イン・ザ・ホールという問題を考えるのである。
「負けない!」という強い気持ちが、冷静さを忘れさせてしまうこともあるのではないか。

ジャネット・リードは、2ストライク後、一球毎にバッターボックスを外しては、内角にストレートに放られても差し込まれないように、レベル・スイングを繰り返した。彼女は、2つのストライクを取られたチェンジアップには手を出さなかった。スピードボールしか狙っていなかったのは明白だった。
なのに勝負球はストレートだった。

ジャネット・リードにも、質問してみた。
「2ストライクを取られていたから、コンパクトに振って、打ち返すことだけを心がけていました。イメージ通りの打撃ができた」

3回にオーブリー・ムンロにカウント「3-2」から打たれたソロHRも、あのときはノーアウトでフォアボールを避けたいところだったから甘いコースにいってしまったという事情はあるが、打たせて取るタイプの藤田がしてはならない失投だったと思う。

配球については、キャッチャーの我妻悠香に聞いてみたいところだが、日本チームの頭脳として修行中の彼女は、いまそれどころではないので、聞くことができない。

何十段も階段を上がった記者席からだと、高低の配球がわからないので正確ではないが、世界選手権での配球は、上野にも藤田にも、気持ちよく投げてもらうことを最優先にしていたように感じる。
宇津木監督は、今大会は、試合中は、我妻の判断に任せた。口を出したい、タイムをとってアドバイスをしたいという気持ちを抑えて、我妻を成長させるために、どんなピンチにも、できる限り、タイムさえ取らなかった。我妻の成長なしに、オリンピックでの勝利はないとさえ考えているはずだ。

ついでに、ジャネット・リードについて。
ジャネット・リード

彼女は、カリフォルニア、アナハイムの隣町で生まれ育った、日系二世選手である。お父さんがタケダさんという日本の方。お父さんの指導でソフトボールを始め、オレゴン州立大のカレッジ・ソフトボールでの活躍を認められて、チームUSA入り。
日本語はできないが、日本で開催される世界選手権やオリンピックに出場できることを運命のように感じているそうだ。日本のファンから「タケダ」という名前を見て、日本と関係があるのですかとよく聞かれるそうだ。大学ではジャーナリズムを専攻。将来は、スポーツ・ジャーナリストを目指しているのだそう。
オレゴン州立大の同級生のジェイク・リードと結婚している。ジェイク・リードは、ミネソタ・ツインズ傘下のAAAの右腕投手。

2018.8.21

【追記】
スポーツ報知の宮下京香記者の記事がなかなか面白い。
宮下記者は高校時代まで埼玉県でソフトをやっていた元選手。我妻悠香選手とは同学年で鎬を削ったチームにいた由。

ソフトボール日本代表の正捕手・我妻悠香が高校時代に見せた伝説のプレー

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