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ソーリーは私だ 四面楚歌

「永田町泥船決戦」3幕3場
「官邸四面楚歌」の段。(おおおさ やかた しめんそか)

2018.5.23

「ソーリーの私がここまで追い込まれてしまうなどと...」
「だれかおらぬか。イッマーイでもイズミーでもよい。
だれかおらぬか-」

「昨日はナカムーラの隠し球にやられ、
今日は捨てたはずの文書から値引き交渉記録まで
すべて国会に提出しただと」
「それがどういうことか、アッソーの馬鹿タレは
分かっておるのか」

「お呼びでございますか」

「なんで、今頃、財務省の文書が出てくるのだ。
出してくるにしても、出すタイミングというのがあろう。
あれを出されては、クロッカワを使って
特捜を握りつぶした意味がないではないか」

「ソーリー。お言葉ではございますが。
立件見送りで、裁判になるのを避けられたと。
まずは一難を避けた。そうお考えいただかないと」

「値引きするように圧力をかけたのが、いったいだれか
文書を読めば、すべてバレバレではないか」

「至急、どの文書とどの文書が提出されたのか、
財務省に確認いたします」

「出されてからではもう遅いわ。
だいたい9000ページもある文書を
財務省は、どれは出す、どれは出さないか
ちゃんと読んで判断したのか」

「...それは。まず大臣はお読みでないかと。
財務大臣は日本語が苦手で漫画しかお読みになりません。
次官はセクハラでお辞めですし。
佐川長官はあの通り、辞めさせられましたし...」

「幹部はだれも読んでないのか」
「内容が内容でございますので、だれでも代わりに読めと
いうわけにはいきませんでしょうから」
「墨塗りもしないで、政治家だの、私の妻だのの名前が
そのままになっているのを全部出してしまったのか」

「...ハア。先ほどのニュースによれば、...御意に。
財務省としては、これ以上、隠しただの、捨てただの、
批判されるのはかなわないと」

「せめて、あと1週間、遅らせることもできなかったのか。
会期末まであとわずかだというのに」
「......。」

「アッソーの野郎、責任を取らされるのを逃げやがった。
財務省が残っても、内閣が潰れたら終わりだろう」
「それとも、なにか。自分だけ責任をとって辞めるなどと。
まさか、辞めて次の総理総裁の勝ち馬に乗るつもりか」

「どうすればいいのだ。ソーリーの私が、
もし、私が、そして私の妻が関わっていたら、
ソーリーも国会議員も辞めると言ってしまった案件だぞ。
どうやってシラをきる」

「財務省で残っている首は、サッコータか。
サッコータの喚問はやむを得ない。
ただし、妻の喚問はダメだ。それは認めない。
それで時間をかせぐ。会期末までもてばいい。
最後の最後は裏切ろうとしやがったアッソーだ。
アッソーの首と一緒に総辞職だ。
そこで、新内閣組閣か。あるいは解散」

「ソーリーは私だ。ソーリーの私が最後の決断をする」


毎日新聞 2018.5.23

永田町泥船決戦 三幕二場

「ソーリーは私だ」シリーズ 5.21. 最新版
「官邸虚偽謀議の段」
(おおおさやしきうそいつわりのはかりごとのだん)

2018.5.22

「な、なんと...。またしてもエッヒーメから」
「ヨッ。ナカムラ屋~ッ」パチパチパチパチ……(場内鳴り止まぬ拍手)

「イッマーイを呼べ。イッマーイを呼びなさい」
「お前が書いた筋書きでは、ソーリーの私はだ。
ソーリーの私は去年の1月までカッケーのたくらみは
知らぬことになっていたはずではなかったか」

「だから、私は、そんな話は知りませんでした。
以前、ああ答えたのは、私の勘違いでありましたことゆえ、
すべてなかったことにして、あらためて申し上げます。
私はカッケーがどうのこうのなど、いっさい、知りませんでした。
ですから、カッケーに便宜を図るなどできるはずもありませんと
国会で陳謝してだぞ。白々しい答弁をしたのだ」

「いったい、どーすればいいのだ。
先日のヤナッセーの証言で終わりだ。
あとはお茶をにごしていればいい
という筋書きではなかったか?」

「まさかのまさかでございました。
カッケーがあのような密書を
エッヒーメに渡していたとは
想定外でございました」

「だからあれほどナカム~ラを証言に
呼ばせるなと言ったのだ。
あんな隠し球を証拠に持ち出されるのを
だれ一人予想していなかったのか。
ナカム~ラが送りつけてきた文書を
参院のスカタンどもはあっさり見逃したのか」

「エッヒーメにあんなものがあるとの報告は
だれひとり聞いておりませんでした」
「あんなモウロクジジイの言うことを
気楽に聞いているからこんなことになる」
「だいたい、カドのマヌケは、
どうして子飼いのナカム~ラさえ
コントロールできんのだ」
「イッマバ~リでは地元対策資金を
たっぷりバラまいて、
ひとりの反対も出ぬように
封じ込めたというのに。
あのジジイは肝心のエッヒーメには
手を打たなかったのか」

「なんとしてもナカム~ラの上京は阻止しろ」

「とにかく、私はだ。ソーリーの私は、
たかがエッヒーメの文書についてなぞ知らぬのだ。
カッケーがどうしたこうしたも、
カッケーとエッヒーメの間のことであって、
ソーリーはいっさい知らぬ存ぜぬである。
いいな、それで」

「ソーリー。お言葉ではございますが。
せっかく支持率が持ち直してきている状況を考えますと
カメラやマイクをすべて無視するのは得策ではございません。
どういうことでそういう話が出てきたのかは存じ上げませんが、
また、国会での質問や批判に対して、しんしにお応えしたい
という格好だけはお続けくださいますように」

「それから、エッヒーメの文書が
どうたらこうたらは、さまつなことであって、
重要なのは岩盤規制を突き破るための
という話を、党やコメンテーターの連中にも
しゃべらせるように手配いたします」

「わかっておる。あと、2週間、
トボけてゴマかすだけでいいのだな」

「御意に」

「一度、ついてしまったシラなど、
二度であろうが、三度であろうが
シラつき通せばいいのであろう」

「ソーリーは私だ。ソーリーの私には
ハジも外聞もないのだ」


テレビ朝日 ニュースステーション 2018.5.21

東京六大学野球春季リーグ

慶応、強いねえ。
早稲田、なんとか勝ち点

2018.5.19

東京六大学野球春季リーグ「法政 1-5 ○早稲田」
早稲田、法政の4位、5位決定戦。早稲田先勝。
主将でエース小島が散発6安打で完投勝利。
9回裏、法政向山にソロHRを打たれて完封を逃す。残念。

第1試合は、「慶応 ○ 4-3 明治」
慶応、明治の1位、2位決定シリーズ。
明治「3-1」のリードで9回裏を迎えるも、慶応、執念の粘りで同点に追いつき、
延長10回裏、郡司の適時二塁打でサヨナラ勝ち。
明治、エース 森下の奮投も実らず。痛い初戦負け。

2018.5.20

「早稲田 2-4 ○法政」
早稲田、2番手先発に安定感がない。
早川がベンチ入りから外れ。長身左腕今西が先発。
予定通り5回投げるが、3失点。
なんとか2失点で切り抜けてもらいたかったが。
6回の4点目が痛い。最終回、2得点も、やはり届かず。

第2試合は「明治 ○2-0 慶応」
明治伊勢が散発3安打完封勝利。
これで1勝1敗。
優勝争いのゲームは段違いに厳しい好ゲーム。

2018.5.21

「明治 4-5 ○ 慶応」
またしても終盤までもつれた試合。
7回表、7回裏に、それぞれ4点目を挙げ、どちらに転んでもおかしくない試合だったが、
9回裏、慶応が前日、打てなかった伊勢を攻略してサヨナラ勝ち。
明治の継投判断がランナーを出してからの後追い継投策となる、受け身の決断。

慶応は継投、代打起用、バスターを使った積極的な打撃など、
終盤は、押せ押せの積極策で勝利をもぎ取った。
慶応が勝ち点を「4」として、1位を確保。

慶応、明治ともまだ試合を残しており、
次節「明治-法政」戦で、明治が1敗した場合は、慶応の優勝。
明治連勝の場合は、最終節の早慶戦で優勝校が決まる。
慶応が2勝すれば、慶応の優勝。
慶応1勝2敗で、慶応明治の決定戦。
慶応が早稲田に連敗の場合は明治優勝。
第1戦は早稲田小島次第で、早稲田にもチャンスがあるが、
第2戦以後は、慶応の打撃に決定力があるので、早稲田にはつらい早慶戦になるか。

第2試合「法政 1- 2 ○ 早稲田」
小島が第1戦に続き、奮投。散発4安打1失点に抑える。
第1戦150球、第2戦129球、主将となって、メンタルが強くなった。
打撃では、3番福岡が先制のソロHRとタイムリー2塁打で2打点。
この好調を早慶戦まで維持してもらいたいもの。
早稲田4位、法政5位がほぼ確定。

土曜日の初戦から、バックネット裏で熱心に観戦中の外国人客がひとり。
今年の大学野球なら、六大学以外のほうが面白かろうにと思いつつ、
後ろ姿を見ていたら、なんと、オーストラリア代表チームの名監督ジョン・ディーブル。
MLBの腕利きスカウトでもある。2年振りの再会。
こういうこともあるからアマチュア野球観戦というのもやめられない。
彼とは、アメリカ国内ではもちろんだが、メキシコだったり、オランダや、台湾や北京、
もちろん日本でもいろんなところでバッタリ出遭う。
今回は球団を変わってLAドジャースのスカウトになった由。
日本の大学野球を観ながら、2人で野球談議。楽しいぜいたくな観戦となった。

映画批評 韓国映画「タクシー運転手」

タクシー運転手の立場から観た
韓国映画「タクシー運転手」


2018.5.20



まず、韓国映画「タクシー運転手――約束は海を越えて」が公開ロングラン決定とのことです。
まだ、ご覧になってない方、出かけてみてください。
面白い。泣けます。笑えます。
韓国で、昨年(2017年)観客動員トップ、1200万人が観た映画とのこと。
韓国の人口は5125万人だそうですから、18歳以上の人口から考えると、3人に1人は
この映画を観たという勘定になるでしょうか。
いまの韓国の「国民映画」だと言っていいでしょう。

実は、3月まで東京で8年間、タクシーに乗っていました。
そんなわけで、「タクシー」とか「タクシー運転手」とかいう言葉を見ると、頭が反応してしまいます。
Facebookで、「タクシー運転手」という文字を見かけたものだから、ついコメントしたら、
「韓国民衆史」の専門家(東大の真鍋祐子教授)の投稿でした。
真鍋先生から、この映画は1980年の光州事件を舞台にした映画で、
あのとき、光州ではタクシーの運転手たちが大活躍したんですよという話をチャットで教わり、
ぜひ、観てくださいとすすめられました。
そんなわけで、初めての韓流映画との対面でもありました。

筆者は1953年の生まれですので、韓国で光州事件があったという記憶はかすかにあります。
パク・チョンヒ大統領が暗殺された後、チョン・ドファン、ノ・テウら軍幹部によるクーデターで軍政が敷かれ、
民主化を望む学生や市民たちと光州市でぶつかり、軍が投入されて大勢の学生や市民が殺された。
――という程度の事件の表面だけの記憶でした。
2002年の日韓W杯のときに、韓国にも光州にも行きましたが、光州事件が韓国の長い民主化闘争の
最初の大きな発火点であったことを、この映画を観てあらためて教わることになります。

そんな訳で、政治映画なんだという先入観を持って新宿の映画館に出かけたわけです。

ところが、「タクシー運転手」のオープニングは、政治ドラマではなくて、
実に明るいロード・ムービーなんですね。
印象でいうと、「幸せの黄色いハンカチ」(1977年松竹・山田洋次監督)に近いかな。
当時のヒット曲なんでしょう。軽いフォークロックの曲(*注1)に合わせて、
ソウルのタクシー運転手キム・マンソプの一日が始まります。

*注1 筆者は韓国の歌謡曲についてまったく知らないので、真鍋祐子先生に、
この主題歌についてあらためてお聞きしました。この出だしの曲(主題歌)は、
チョウ・ヨンピルの79年の大ヒット曲「おかっぱ頭」という曲だそうです。
チョウ・ヨンピルというと、韓国最大の国民的演歌歌手というイメージを持っていたのですが、
元々はフォークロック出身だったんですね。

「おかっぱ頭」という軽快な曲に合わせて、キム・マンソプのタクシーはソウルの街に向かいます。
――この導入部で、観客は1980年の5月にタイムスリップします。

キム・マンソプは、しがない個人タクシーの運転手です。
タクシー会社に雇われている運転手ほど貧しくはないかもしれないけど、借金を抱えていて、
どうやって返済するかで悩んでいる小市民です。
学生たちの「軍政反対民主化要求」デモにぶつかっても、
「おぼっちゃん育ちの甘ったれたデモ学生どもめ」という反応をしてしまう保守派でした。

そんなマンソプが、ドイツ人ジャーナリストのペーターを乗せて光州に向かうことになります。
ソウルと光州の距離は270kmくらいといいますから、日帰りできない距離ではない。
ただ、高速道路が整備されていなかった1980年前後は、結構、大変な長距離ドライブだったと思います。

タクシー運転手という仕事をしていた立場で言いますと、
超長距離のお客様をお乗せするというのは、運転手冥利に尽きる幸運な仕事です。
私自身の体験では、羽田空港から名古屋まで深夜にお客様をお乗せしたことがありますが
(確か、12万円くらいいただいた)、そのお客様の料金だけで、2日分近い売り上げがありました。

ただし、そういう幸運は本当にツキで巡ってくる仕事であって、
他のタクシーに予約が入っている仕事を横取りしたりすると、業界の仁義に外れた行為ですので、
バレてしまったら、運転手仲間から総スカンを食うことになります。それは、韓国でも同じでしょう。
でも、借金を返すために、そういうことも平気でしてしまうダメ男がマンソプでした。

マンソプとペーターのやり取りのなかで、マンソプのそれまでの人生をいろいろ想像することができます。
「サウジでダンプに乗っていたから英語もOK」。
70年台、80年台、韓国の男たちは、海外に出稼ぎに出かけた経験者が、結構、いました。
それは、日本人だってそうだったのですよ(筆者も、70年台半ばに、日本のゼネコンの仕事で、
北アフリカに2年、出稼ぎに出た経験があります。当時、中東地域の土木プロジェクトでは、
韓国のゼネコンと競合するケースがよくありました)。

スーツを着てネクタイを締めて冷房の効いたオフィスで勤務する駐在員の仕事と、
現場サイトで砂や埃にまみれて、汗みずくになって仕事をするブルーカラーの出稼ぎ労働者の仕事は
また違うのです。彼らの過酷な労働が韓国経済の急激な発展の原資を作り出したと私は考えています。
マンソプの出稼ぎ期間は2年か3年だったでしょう。
その稼ぎを病気で亡くなった妻は、個人タクシーを開業する資金に取っておいてくれた。

また、マンソプは、出稼ぎに出る前、結婚する以前、兵役も経験しています。
徴兵制のない日本人には、韓国の男たちの義務である「兵役」について、想像するのが
むずかしいかもしれません。
マンソプは兵役の経験がありますから、軍や警察の検問に遭うと、サッと敬礼して、
「私は従順な国家への奉仕者でありますよ」と表明します。
「長いものには巻かれろ」という現実的な対応を軍隊経験で覚えています。
彼は国家権力を恐れる小市民であり、体制派に属していました。

だから、光州に着いて、デモ隊を満載したダンプにペーターがカメラを抱えて乗り込んだ後、
「俺は反体制派じゃないから」と、マンソプは彼を置いて逃げ出すのです。
「公権力」から免許や乗務員証を得ているタクシー運転手という職業は、官憲に弱い。
これは日本でも韓国でも同じです。光州のタクシー運転手たちが、市民側について、
死傷者救援に向かったということ自体に驚きました。

一度は逃げ出したマンソプも、タクシーを求める老婆を見捨てることができません。
年長者を敬う韓国社会の当たり前の道徳、良心から、老婆を病院まで連れて行き、
そこでペーターに再会します。

日本のタクシーの運転手でも、自分の車が「空車」であれば、困っている人を見たら、
また、手が上がったら、車を止めます。
それを見捨てて走る(乗車拒否をする)運転手をたまに見ることがありますが、
基本的に流しで仕事をしているタクシー運転手の90%は、乗車拒否をしません。
長距離のお客を狙って、道路の左端に行列を作っているような個人タクシーのなかには、
手を上げたお客様を無視したり、乗ろうとすると、舌打ちをして嫌味を言ったりするという、
嫌な運転手がいるのも事実です。「乗車拒否」というのは、タクシー運転手がしてはいけない、
いちばん大きな業界ルールです。

それから、タクシーの仕事というのは、お客様を目的地まで無事、連れて行くのが仕事です。
ペーターを乗せた時点で、光州まで乗せていくので終わりなのか、
光州からまたソウルまで戻ってくる約束で乗せたのかが重要です。
「光州まで乗せていったけど、危ないから俺は途中で引き返す」は、タクシー運転手仁義にもとります。
光州のタクシー運転手たちがマンソプを責めたのは当然でした。

ソウルの一小市民、ソウルのタクシー運転手だったキム・マンソプは、
こうして光州事件に巻き込まれていきます。市民広場のデモ隊に合流し、
支援運動の女性が差し入れてくれたおにぎりを頬張り、軍が突入してくるのを目撃します。

私以上に韓国の現代史を知らない方もご覧になるでしょうから、あえて説明しますが、
韓国は、戦時体制下にある国です。
朝鮮戦争は、休戦協定は結ばれましたが、停戦や終戦になっているわけではありません。
これは、1980年当時も、2018年の現在も変わらない現実でした。

マンソプにとって、国軍は、韓国に襲いくる北の「アカ」と闘う、
国や自分たち国民を守ってくれる存在のはずでした。
ところが、市民テモ隊を装甲車で押しつぶし、自分やペーターをさえ追いかけて殴りつけてくる
異常な国家権力であることに気がつくのです。
新聞も放送局も、光州で起きている異常事態を、軍政下の厳しい報道検閲のために報道できません。
ペーターが撮影したフィルムは、いま光州で起きている「軍による民主化運動弾圧」を
世界に訴えることができる唯一の記録でした。

「ペーターとペーターが撮ったフィルムを光州の外へ、ソウルへと連れて帰らなきゃならない。
それが俺の仕事だ」
一度は、ペーターを光州に残して、ソウルへと引き上げかけたマンソプでしたが、
もう一度、思い直して、泣きながら、光州へとUターンし、
市民学生ら150人近い人びとが軍の発砲によって亡くなった道庁前へと駆けつけます。

独裁政治や軍政下の弾圧と闘った「抵抗」の映画は、これまでも世界各国で作られてきました。
「タクシー運転手」は、光州事件が起きた政治構造や軍の弾圧糾弾を前面に描いてはいません。
韓国民主化運動の起点ともいっていい光州事件を、市民ドラマとしてソフトに描いています。
しかし、この映画の底に流れるテーマとでも言いますか、
「だれのための祖国か?」という問い直しが、
光州事件から30数年を経て、モン・ジェイン政権を生み出し、
また、南北融和へとつながってきているのを感じます。
韓国民衆史と寄り添った国民映画だから、観た人は笑い、泣き、恨み、震え身悶えるのです。

あなたは光州の人間ではなかったかもしれない。
あなたは80年5月にまだ生まれてなかったかもしれない。
あなたは80年5月に光州で起きた事件を知らなかったかもしれない。
でも、ひよっとしたら、キム・マンソプはあなただったかもしれない。
なぜ、光州で、民主化を求めた市民や学生が、
国軍に撃たれなければならなかったのか。
だれが、なぜ彼らを殺したのか。

2018.5.18 光州事件から38年目を想いつつ。


国会会期末への与野党攻防

正面強硬突破の「自+公+維」
審議拒否+不信任案で抵抗の野党


2018.5.19

国会会期末をにらんで、政府は「モリカケ疑惑」
隠蔽のために、モリトモ関連文書の国会提出を
遅らせ、柳瀬再喚問や中村愛媛県知事の招致を
拒否。首相と首相の妻の疑獄案件に、頬かむり
のまま、審議不十分の重要法案を強行採決へ。

野党は、審議不十分として、採決を拒否。
TPP法案の強行採決に抵抗するため、担当の
茂木経済再生相の不信任案を提出。

絶対多数を握る「自民+公明+維新」が、今後も
強硬突破を図るであろうことは、予期される。
森山自民党国会対策委員長は、茂木経済再生相の
不信任案に関連して、内閣への不信任案が出れば、
「解散→総選挙」の可能性も匂わせている。

野党側が選挙協力を行えるかどうかが大きな課題。
安倍内閣が「首相案件」である「モリカケ」疑惑に
フタをした形で、総選挙に突入すれば、自民党への
批判票が前回選挙よりも多く出ることが予想され、
自民・公明議員は「解散総選挙」には及び腰感あり。

普通に考えれば、会期延長をして、安倍総理が発言
したとおり、疑惑を明らかにして、膿を出し切る論議を
すればいいだけのことである。しかし、「モリカケ」ともに
疑惑を明らかにすれば、「加計疑惑」は総理大臣に
請託収賄罪の嫌疑がかかる可能性が高い。総理本人の
自白がないだけで、状況証拠はほとんど黒に近い灰色。

「モリトモ」は総理の妻が関わっている可能性が100%。
「もし私や私の妻がかかわっていれば、総理大臣も議員も
辞める」と総理大臣自らが国会で宣言しているため、
「疑獄の解明」を進めることができない。その結果、疑惑を
残したまま、会期終了まで粘るという選択しかないのが
安倍政権の現状。


共同通信 2018.5.18

Appendix

プロフィール

「どうも。石川とらでーす」

Author:「どうも。石川とらでーす」
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